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ライター/konasake
お仕事とげんきな3姉妹との生活に日々奮闘している40代の主婦です。 体に悪いものには気をつけつつ、おいしいものやお酒に癒されている毎日です。イベント事が大好きで季節の行事を大切に家族で楽しんでいます。
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岡山の日本酒は香りが芳醇でコクのある味わいが特徴。香りが豊かなので、ワイングラスに入れて香りを楽しみながら飲むのがおすすめです。
酒造好適米で有名な「山田錦」や「五百万石」など、ほとんどの酒造好適米の起源である「雄町」は岡山県で誕生しました。県内には吉井川・旭川・高梁川の三大河川が流れ、周辺には豊かな平野が広がり日照時間も長いため米作りには最適な場所です。
そんな良質な水・芳醇な香りの米で造られたお酒は、万葉集の時代から「吉備(きび)の酒」として親しまれてきました。独自の日本酒を確立しながら、脈々と岡山の酒造りは受け継がれています。
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岡山の日本酒はエリアごとに造り方や味わいの違いがあり、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。ここでは、選び方のポイントを3つ紹介します。
岡山の日本酒といえば「雄町米」が有名です。雄町米は背丈が高いため稲が倒れやすく、病害虫に弱い品種。栽培が難しいので収穫量が少なくとても貴重です。そんな貴重な雄町米の9割が岡山県で収穫されています。
雄町米は大粒で心白が大きくお米が柔らかいので、もろみに溶けやすいです。元は野生種なので複雑さの中にとても深みがあるコクやうまみを味わえます。
栽培が難しい雄町米ですが酒造りも難しいと言われ、今まで大吟醸酒を作るときに使用されていました。しかし最近では、雄町米がもつふくらみのある味わいを活かしたまろやかな純米酒もたくさん出てきています。
備前エリア、備中エリア、美作エリアで日本酒の特徴が違います。
岡山県の東部に位置する備前エリアは雄町米が多く栽培されています。赤磐市で栽培された雄町米は格別で上質な日本酒を味わうことができます。
岡山県西部に位置する備中エリアは酒蔵が多くあり、県内の酒蔵の約半数が集まっている激戦区。岡山県三大河川の1つである高梁川を仕込み水として使い、ミネラルが豊富なキレのよい辛口タイプのお酒が有名です。
岡山県で個性的なこだわりの日本酒を探すなら備中エリアは、各酒蔵、個性豊かな日本酒をたくさん造っています。雄町米ではなく岡山を代表する食用米の「朝日米」にこだわり造られたお酒や、モーツアルトの曲を流しながら仕込まれたお酒など個性的なお酒をぜひ見つけてみてください。
岡山県北部に位置する美作エリアは自然が豊かで寒冷な気候なので、日本酒造りには最適な土地です。美作エリアには伝統を守りつつ新しいアイデアを取り入れ、今まで飲んだことのないような日本酒造りをしている酒蔵があります。
岡山の日本酒には人気の銘柄がたくさんあります。「燦然」は伝統的な酒造りを大切にしながら、先進的な設備も導入し品質管理を徹底していて海外進出にも積極的です。「神心」は毎年11月から3月にのみ酒造りを行う冬季蔵。甘みと酸味のバランスがよく軽い飲み口なのが特徴です。
「嘉美心」は神心と同じ蔵元のお酒。うまみにこだわっており、米本来のふくよかな風味を味わうことができ香りは華やかです。「御前酒」は米にこだわり、原料米のすべてを地元産のものを使用しています。天然の乳酸菌を含ませた仕込み水を使用しているのも特徴です。深いコクとキレのある辛口のお酒になっています。
ここからは、おすすめの岡山の日本酒10選を紹介していきます。甘口や辛口高級なものまで厳選しているので、参考にしてみてくださいね。
岡山県産の一等米である「アキヒカリ」の新米をふんだんに使い、米本来のうまみを最大限に引き出したお酒です。もろみに圧力をかけず、自然に滴り落ちる酒を集めた無圧搾りを採用。
米の持つやわらかさを感じることができるしぼりたての生酒です。甘口で飲みやすいので初心者や女性にもおすすめ。
岡山で作られた備前雄町米を100%使用し、50%まで磨き上げ造りました。雄町米は酒造りには難しいお米ですが、幅のあるふくよかなうまみの詰まったお酒になります。
華やかなフルーティな香りのやや甘口のお酒なので、冷やしてワイングラスで飲むとおいしいですよ。ホームパーティや女子会にもおすすめです。
麹米も掛米も100%%岡山県産の雄町米を使用しています。穏やかな香りと、うまみや味わいが広がるキレのある中辛口のお酒です。
冷やすとさらさらとしたのどごしになり、すっきりとした飲み口になります。ぬるめのお燗にするとしみじみとした深い味わいになるので、お料理によって温度を変えて楽しんでみるのもおすすめです。
新米の岡山県産のアキヒカリを100%使用し、中取り部分のみを瓶詰めしているので香味のバランスがとても良いです。
火入れを1回していますが、キレのよいうまみとガス感をかすかに感じることができます。ほんのり甘くて軽やかなお酒なので、飲みやすく手土産にしても◎
岡山県産のあけぼのを100%使用し、特殊な醸法を用いることで加水なしの高濃度なお酒になっています。日本酒度が+11度の超辛口のお酒です。
七段醸法で造られているので、辛口のお酒ですがふくらみがあり日本酒としてのうまみが味わえますよ。冷たく冷やして飲むのがおすすめです。