香り高いそば焼酎おすすめ10選！有名銘柄の雲海・十割・峠から初心者向けまでお酒好きな筆者がご紹介

そば焼酎に使われている麹は、米麹・麦麹・そば麹の3種類です。米麹と麦麹は単独で使われることもありますが、2つの麹をバランスよく配合することで味わいを変化させています。

米麹は自然な甘みとやさしい口当たりなので飲みやすく、麦麹は麦の香ばしさが残るので飲みやすいです。そば麹は作り出すことがとても難しいので高級と言われています。そば麹で造られた焼酎はそば独特の香りやコクが残るので香りを存分に楽しみたい方におすすめです。そば湯で割ってさらにそばづくしにしても◎

麹の種類のほかに、麴菌の種類によっても味わいは変わってきます。クセが少なくすっきりとした味わいの「白麹」、原料の特徴をしっかり味わいたい方は「黒麹」、華やかな香りとさっぱりとした飲みやすさを好む方は「黄麹」を選ぶとよいでしょう。

そば焼酎の蒸留方法は「常圧蒸留」と「減圧蒸留」の2種類があり、蒸留方法によって風味や香りが大きく異なります。2つの違いは蒸留機内にかかる圧力です。

昔から行われている「常圧蒸留」は気圧を下げずに行います。アルコール成分を多く含んだ湯気を冷やし、液体に戻す蒸留方法です。アルコールと一緒にもろみに含まれる雑味成分も抽出されるので、原料の味が残りやすくしっかりとコクのある風味が楽しめます。

一方「減圧蒸留」は気圧を下げ、低い温度でもろみを沸騰させて蒸留する方法です。低い温度で沸騰させているので、雑味成分が抽出されにくくなっています。原料のクセも出にくいのですっきりとした味わいの焼酎になるため、初心者の方にはおすすめですよ。

そば焼酎の産地といえば、そば焼酎発祥の宮崎県とそばの生産地として有名な長野県です。

宮崎県にはそば焼酎を造っているメーカーが多数あり、有名な銘柄の焼酎もたくさんあります。宮崎県産の焼酎は、すっきりと飲みやすく香りがまろやかなのが特徴です。

長野県は昼夜の寒暖差が大きく冷涼な気候と水はけのよい土地なのでそばの栽培に適しており、さまざまなそばが栽培されています。味わい深いそばと良質な水からできるそば焼酎は芳醇な味わいが特徴です。