ドイツのバイエルン地方で作られるデュンケル(デュンケルヴァイツェン)というスタイルのラガービールです。
デュンケルはドイツ語で『暗い』という意味で、ライトブラウンからダークブラウンの色味をしています。シュヴァルツほど黒くなく味わいも甘めでマイルド。ホップの苦味よりローストした麦芽の香りや味が勝っているので、濃い見た目に反してさっぱりした飲み口です。ビールの苦味が苦手な方でも飲みやすく感じるでしょう。
ドイツのケルン地方で作られているケルシュというスタイルのエールビールです。伝統的な品質を守るためケルシュ協定に加盟している醸造所でしか作れないスタイルになります。
このケルシュは地元の軟水を使い低温で長期熟成をするため、フルーティーな香りとホップの苦味が豊かになっているのが特徴。さっぱりとした軽い飲み口で飲みやすさもばっちりです。ケルシュ特有の味わいを堪能するためには冷やさずにそのまま飲むことをおすすめします。
こちらはノンアルコールのドイツビールです。日本のノンアルコールビールは、酒税法などの関係からビールとは違う原料でビールテイストになるよう作られます。
対してこちらはビールからアルコールを除去して作られているので、爽やかなホップの苦味と芳醇な香りがまさにビールそのもの!ドイツビールならではのビール純粋令に則り作られているので添加物も無く、ノンアルコールでもとても満足度の高い商品です。
ドイツのデュッセルドルフで古くから愛されているアルトというスタイルのエールビールです。こちらのユーリゲ醸造所のアルトビールは『最も美しいアルト』と言われており、綺麗な琥珀色をしています。濃い色の見た目にふさわしいまろやかで濃厚な味わいと麦芽の香ばしく甘い香味が特徴的です。
飲む時は冷やしすぎないようにし、小さめのグラスで味わうとアルト本来の味や香りを十分に楽しむことができます。
古くからヴァイツェン(小麦)ビールを作っている醸造所で作られた、ボックというスタイルのエールビールです。ボックの中でもアイスボックという種類で、ビールを凍らせて氷だけを取り除く作業を繰り返しアルコール度数を高めたものになります。
ワインのような芳醇な香りとすっきりとしたキレの良さが凝縮され、高いアルコール度数とのバランスもばっちり。こちらはアルコール度数が12%あるので、飲み過ぎには注意が必要です。
今回はお酒好きの筆者が本場の味を堪能できるドイツビールを10種類厳選して紹介しました!香りや味が異なる様々なスタイルのビールの中に気になるものはありましたでしょうか?ビール好きの方もそうでない方も、ドイツにはたくさんのビアスタイルがあるのできっとお気に入りの一本が見つかるはず。ドイツビールを飲んだことがない方はぜひ今回の記事を参考に試していただきたいです。自宅で手軽に本場ドイツの味を感じちゃいましょう!