秩父の山麓を眺める、新緑から紅葉シーズン(11月まで)の期間臨時運行の観光列車で、年期の入ったSLシートはボックス席になっており、グループの行楽行脚に最適なシートになっています。そして車販のSL弁当(予約制1500円)は、ご飯いっぱいにわらじ豚カツと牛焼肉の掛け分けという驚愕弁当になっており、開蓋一声、口は開けども無言です。
(画像引用:パレオエクスプレス)
SLパレオエクスプレス | 秩父鉄道
都心から一番近い蒸気機関車「SLパレオエクスプレス」の運行日やご乗車方法を紹介しています。
富士登山列車は、往年のジョイフルトレインを思わせる、懐かしのレトロ電車です。乗車するときは「着席券」が必要になります。着席券って、シートめがけて目線固定で垂直降下する感じで、なんだかハイグレードマンションの上質な寛ぎがわかってきたようなおばさんでした。
(注釈:本来の登山列車自体のシートは「赤富士」「青富士」共にクラシカルなリラックスシート)他、富士急ハイランドの人気者「リサガス」の車両もあり、こちらはテキトーな雰囲気が抜群です。
(画像引用:富士登山列車)
富士山に一番近い鉄道 富士急行線 富士山麓電気鉄道株式会社
真岡鐵道を走る蒸気機関車『C1266』が、観光列車として現在も現役活躍しています。その昔は九州地方で運用された牽引車とのことで、国鉄時代よりファンも多いSLです。
関係ないけど、厳冬の吹雪のなか、レールの雪を跳ね上げて爆走する牽引車って、迫力満点。たまに貨物ターミナルに牽引車見に行くおばさんでした。鉄道林の、帽子みたいにかぶる雪もSLの黒煙なびく車窓に似合ってていいですよね。
(画像引用:SLもおか)
SLもおかの紹介 - 真岡鐵道株式会社
SLもおかの誕生 旧国鉄時代の真岡線からSLが姿を消してから20年経った1990年。SLの豪快な走りを通じて子どもたちに夢とロマンを与え、また真岡鐵道沿線のイメージアップや地域活性化を目的に、真岡市主導のSL復...
関東にも、トロッコ列車が3本運行していますが、その中でもSL機関車で渓谷を走る「わたらせ渓流号」は、抜群のインスタ映えで人気の路線になっています。銅色をした「DE10-1537」と、赤い色をした「DE10-1678」の2種類があるのですが、当日はどちらがプラットホームに入るか、お楽しみなのだそうです。
(画像引用:トロッコわたらせ渓流号)
トロッコわたらせ渓谷号|わたらせ渓谷鐵道株式会社(公式サイト)
わたらせ渓谷鐵道株式会社公式サイトです。渡良瀬川に沿って山あいを蛇行しながら走る観光列車「トロッコわたらせ渓谷号」に乗って、吹き込む風を全身で受けながら、自然の織りなす美しい景色をお楽しみください。
近年のグランクラススイートを擁する車両として登場したのが「トランスイート四季島」。その特徴として高級感溢れる内装設備があげられますが、特筆的には車両内各所でスキップフロアを設け、高低差による奥行きとスペース確保する構成が秀逸です。そして、始発駅東京駅構内には四季島専用ラウンジがあったりで、もう航空機並みの装備が驚愕に値します。
(画像引用:トランスイート四季島)
TRAIN SUITE 四季島 | JR東日本
日本を楽しむあなただけの上質な体験」を感じる旅が始まります。「TRAIN SUITE 四季島」
まだ国鉄時代の肌色朱色のキハって走ってるの?と言えば、関東では急行列車として大原~上総中野間での土日休日運行があります。一部区間で特急料金は300円、レストラン車両も営業あり。単線単車で走るディーゼル気動車を懐かしみながら、紺色銀縁のボックスシートで、大多喜城を臨み(ほんとに見える)、菜の花畑を駆け抜けるのも爽快そのもの。同じく房総で、養老行きの「懐石料理列車」も国鉄キハが現役です。窓の開け方わからないかたは、まだ若い証拠かも(^^)
あの厳しい塗装のキハ、乗るしかなかった汽車だけど、国鉄もまた懐かしい。扇風機しかない酷暑、それしかなかったKIOSKの烏龍茶はキンキンに冷えてて美味でした。ただ、今の自分で乗車したら、あの窓の縁(へり)に今度は何を置いてみようかとか、考えただけでぶわっとなりそうなおばさんでした。
(画像引用:旧国鉄形車両キハ52 キハ28のレストラン・キハ)
急行列車
いすみ鉄道 急行列車 (旧国鉄形車両 キハ52、キハ28)のご案内いすみ鉄道では国鉄形気動車の「キハ52」「キハ28」が運行しています。運行日は土曜・日曜・祝日で、急行列車として運行しています。急行列車のご...
今回は、観光列車を見送りながら妄想する近所のおばさんが、プロの乗り鉄風に、見よう見真似の解説をしてお送りいたしました。また、観光列車の仕様が変更となっているかもしれないので、旅立ち前に要確認を。
関東は、やはり東京を中枢とする日本のハブターミナルとして、観光列車への乗り継ぎ、乗り換えにも事欠きません。長めの休日は、時刻表片手に特別列車の旅をお楽しみください。旅の感想は是非投稿を。