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雲井の滝から直ぐのところにある落差26mのこの滝は遊歩道から眺めることができます。
滝と遊歩道の間には木々が茂っているのですが、水量が多くボリュームのある滝なので、木々の間からでもその姿を眺めることができるのです。岩の上を一直線に流れる水は畳の上に広げられた白い反物(着物を仕立てる前の布)のようですね。
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こちらの滝は小さくて水量も少なく、轟音と共に流れ落ちる滝と比べれば見劣りするといえます。しかしこのような滝は風情がありますよね。大きな滝の前ではパートナーの声が聞こえづらく、反対にパートナーに話しかける場合も大声を出さなければなりません。
こちらの滝の前にはベンチが置かれているんですよ。なのでそこに座り、会話をしながらゆったりとした時間を過ごすこともできるのです。訪れる人も少ない小さな滝が二人の距離をより縮めてくれるスポットになるでしょう。
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この滝は岩を挟んで2つに分かれる分岐瀑。落差は28m。離れた2本の滝が並んで流れる個性的な眺めを楽しめます。「姉妹」と名付けられたのは水量が少なく、流れがおとなしいからでしょう。
この2つの滝を1つのフレームに収めたいところですが、それぞれが離れて流れているのでどうしても上手くいきません。写真より二人の思い出に留めるのがいいですね。
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落差80mは奥入瀬渓流最大。美しい水がこの高さを流れ落ちる姿をしっかりと見たいものですが、滝の前茂っている木々が邪魔になってどうしても不老の滝がさえぎられてしまいます。葉が生い茂るシーズンには見ることが困難になることも。
「滝の水を飲むと長生きができる」という言い伝えがあり、この滝は水が枯れたことがないため「不老の滝」といわれるようになりました。木々の奥にひっそりと佇み、その全貌を簡単に目にすることができないということも「不老の滝」らしいといえますね。
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その名の通り細い水流が流れ落ちるはかなげな滝ですが、落差は30mあります。滝から離れ、木々の間から眺める滝なので一層はかなげに見えるのかもしれません。
春は新緑、夏には深い緑、秋には色づいた紅葉、冬には雪に覆われた真っ白な世界…自然の装いにかなうものはありませんね。この滝は水量が少ないので、厳冬期には氷瀑となります。
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この滝は晩秋限定の滝。この地に一足早く秋が訪れ、広葉樹がその葉をすっかり落とした頃にその姿をはっきりと現す滝です。冬には木の枝に雪が積もるので、やはりはっきりと見ることはできません。
落差30m。細く真っ直ぐに落ちる水が風に煽られフワリと舞う姿はまさに「白絹」です。
「白絹の滝」「白糸の滝」「不老の滝」に「双白髪の滝」を加えた4つの滝は「一目四滝」と呼ばれる名勝なんですよ。
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こちらは奥入瀬渓流の下流にある流れが緩やかな場所です。こちらのベストシーズンは冬。流れの中に散在する石を覆い隠すほどに雪が積り、あちらこちらに大小様々な白い雪の塊が現れるのです。
普段はインスタ映えするスポットとは言いにくい場所ですが、雪が積もる冬は間違いなくフォトジェニックなスポットになるんですよ。
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この2種類の植物は特別珍しいものではありません。しかし早春の頃に奥入瀬渓流の林の地面を埋め尽くして小さな花を咲かせている光景には心を動かされます。
しっとりとした苔、緑濃いシダ、木漏れ日…奥入瀬渓流には名前もないけれど心が動かされるスポットがたくさんあると思います。そんな感覚をお互い会話で共有できればステキですね。
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十和田の水はこの水門を通って奥入瀬渓流へと流れ込みます。奥入瀬渓流の美しい景観はこの水量調節によって保たれているといえるでしょう。
もし水量を調節できなければ大量の雨や雪解け水を管理することができず、その水は苔むした岩を流し去り水辺に生える木々を倒してしまうかもしれません。自然豊かな奥入瀬渓流ですが、その豊かさを保つためには人の手も必要なんですね。
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こちらの施設は奥入瀬渓流の玄関口といわれる焼山地区にあり、奥入瀬渓流の情報発信拠点、或いは観光センター的な役割を果たしています。
館内には奥入瀬渓流、十和田湖、八甲田等について学べるコーナーやこの地域のおみやげを販売するコーナーがあるんですよ。奥入瀬渓流といえば「水」。こちらのおみやげコーナーには奥入瀬源流水や十和田湖のミネラルウォーターがペットボトル販売されています。
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こちらの人気メニューは「水出しアイスコーヒー」「コケソフト」「アップルパイ」。
「水出しアイスコーヒー」は奥入瀬源流水を使って入れたもの。スッキリとした味わいです。「コケソフト」は抹茶を苔、チョコレートソースを苔が生えた木にみたててトッピングしたソフトクリーム。奥入瀬に生える苔を表現したもので「美味しい」と評判です。「アップルパイ」は酸味が強くお菓子に向いている「紅玉」を使った青森らしい一品ですね。
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苔は少し前からブームになっていますね。奥入瀬渓流館にある奥入瀬モスボール工房では苔玉作りを体験することができます。奥入瀬渓流にはおよそ300種類の苔が見られるそうです。苔好きな女性を苔ガール、男性を苔ボーイというそうですが、ここは苔ファンにとってたまらないスポットですね。
またこちらではひょうたんランプが展示販売されていますが、ひょうたんに穴を開けてランプシェードを作る体験も行われているんですよ。この施設の近く「渓流の駅おいらせ」の「奥入瀬ランプ工房」ではより多くの作品を見ることができます。