【保存版】富士五湖ドライブデート50選！ドライブ大好き筆者おすすめの自然・歴史・インスタ映えスポット

標高約980mに広がる、富士五湖最大の湖・山中湖。その広く開放的な湖畔には、多くの富士山絶景ポイントがあり、カメラマンからも大人気の湖です。

富士五湖の中で最も標高が高く三国峠の中腹にあるパノラマ台からは、山中湖と富士山に加えて南アルプスまでが望め、絶景スリーショットとして密かに人気を得ています。大自然とともに輝く富士山を写真に収めたい方には、山中湖がオススメですよ。

では続いてそのパノラマ台をご紹介しましょう。

こちらは山中湖から三国峠へと向かう県道730号線沿いにあります。山中湖と富士山を一枚のフレームの収めることができ、南アルプスまではっきりと見ることもできますが、それは天候次第ですね。

日の出や日没の頃、赤く染まる富士山は息を吞む美しさ！また、秋には一面のススキが黄金の波のように風になびく光景を見ることもできます。駐車スペースは10台程。風が強く吹いている場合もあるのでご注意を。

山中湖に面した、長池親水公園。駐車場が併設されており、アクセス抜群なので、山中湖を楽しむなら長池親水公園がオススメです。公園内からは湖越しに、空高く佇む富士山が美しく望めます。

山中湖湖畔沿いに遊歩道が整備されているので、湖畔散策やサイクリングを楽しむのもいいですよ。富士山を見つめながらの運動は、気持ちが良く二人の距離も縮まるはずです。

山中湖周辺の富士山撮影スポットといえば、花の都公園。公園内には、四季折々の花が敷き詰められ見事なお花畑を鑑賞することができます。またそのお花畑越しに見る富士山が絶景。

富士山のふもとにお花畑が来るように写真を撮ると、質素で雄大な富士山をカラフルな草花が飾り立て、大自然の美しさを堪能することができます。天気のいい日にピクニックをするなら、花の都公園一択ですね。

富士山の雪解け水が地上に湧き出した湧水池・忍野八海。一番霊場から八番霊場まで、全部で8つの池からなります。自然の力で作られた池は様々な表情をしており個性的で、どこも魅力的でした。

澄んだ湧き水がまた目に優しく、癒されます。各池には歴史やいわれ、ご利益があるので、事前に調べてから行くと楽しく散策ができますよ。忍野八海ならではの名水グルメも、必見です。

それでは一番霊場から八番霊場まで、ご紹介しましょう。

「出口池」の別名は「精進池」。その由来は富士の御山へ向かう前に行者がこの池で身体を清めたため。また、こちらの水を持って御山に登ると無事でいられるという言い伝えもあります。

池の深さは浅く、およそ50㎝ですが面積は約1,500㎡。忍野八海で一番の大きさです。池を見下ろすように林の中に鎮座しているのは出口稲荷大明神。こちらは他の池と離れているため観光客も少なく、観光地化されていない静かなスポットです。

この池の別名は「大蟇池」(おおがまいけ)。これは「昔、この池に棲んでいた大きな蟇蛙(ヒキガエル)が美しい娘を飲み込んでしまった」という言い伝えによるもの。この池の広さはおよそ24㎡と忍野八海のなかで一番小さいのですが、その深さは4m。この深さから大きなヒキガエルの言い伝えがうまれたのかも知れません。

池の底から水が湧きだし、砂が踊る様子は水が沸騰している様子と似ていますよね。「お釜池」の由来は「水が湧き出る様子が、お釜の中でふつふつとお湯が沸き立っているように見えるから」。梅花藻(ばいかも)の花がこの池の水面に漂う光景は水が清らかで美しい証ですね。

この池は「神様がお怒りになる池」です。何もしていないのに神様はお怒りなったりしませんよね。神様がお怒りになるのはこの池で汚れ物を洗った時。この池で汚れ物を洗うと手から離れた洗い物が池に吸い込まれ、無くなってしまうとか。人々は「神聖な池で汚れ物を洗うと、神様がお怒りになる」といったそうです。消えた洗い物はその後「お釜池」で見つかったと言われています。

この池は「はんの木材資料館」の奥にあるので見るためには入場料を払うことになるのですが、こちらの資料館は茅葺屋根。風情ある良い写真を撮ることができますよ。

「銚子」とは長い柄がついた器。結婚式の三三九度で盃に御神酒を注ぐ時に用いられるあの器のことです。曲がった状態で小川に流れ出るこの池の形がその銚子に似ていることからこの名がついたといわれているんですよ。縁結びにご利益があるといわれるのもこの「銚子」という言葉に由来するのかもしれませんね。

この池の深さは3mありますが、湧水によって底の砂が動いている様子を見ることができます。3mの深さがあるにも関わらず池の底まで見通すことができるのは水の透明度が高い証拠です。

「まさに観光地！」という、忍野八海の中で一番賑やかな場所に位置しているのがこの湧池。その名の通り湧き出す水の量は忍野八海の中で一番多く、八海の中心的な池です。

水草が揺れる中を優雅に泳ぐのはニジマス。この池の美しい水は宇宙へ行ったんですよ。NASAが宇宙で雪を作る実験に使ったのがこの水なんですね。

この池にも伝説があり、富士山が噴火した際、木花咲耶姫命のお告げによって民のために溶岩から水が湧き出てこの池が生まれたということです。

「濁池」といっても濁ってはいませんよね。それは今日ではこの池に井戸水が流れ込んでいるから。この池は観光客で賑わう場所にあり、忍野八海の中心的な池である「湧池」の隣にあるにも関わらず、霊場の一つと認識され難い池です。それはこの池が阿原川に合流する手前にあり、まるで川のように見えてしまい池のようには見えないからなんですね。

その昔、村人がこの地を訪れた行者の薄汚れた身なりを見て、その行者の求めた「一杯の水」を与えなかったために澄んでいた水が濁ってしまったというい伝説が残る池です。

三日月のような形をしているこの池の深さは30㎝程度。湧き出す水の量が大変少ないので透明度があまり高くはありません。一般には鏡池とは風がなく水面が穏やかな時、鏡のように辺りの風景をその湖面に映し出す池を指します。こちらの池が映し出すのは富士山。条件が揃えばその湖面に「逆さ富士」を見ることができます。

また鏡は「真実を映し出す」ともいわれますね。この「鏡池」も物事の「善」と「悪」を見分ける力がある池といわれているんですよ。

この池の周りでは菖蒲と黄色い花を咲かせる黄菖蒲をみることができます。その菖蒲にまつわる伝説がこの菖蒲池にあるんですよ。

その伝説とは「夫の病が治るようにとこの池で禊を続けていた妻に神の御告げがあり、その御告げ通りに菖蒲の葉を夫の身体に巻くと夫は回復したと」いうもの。菖蒲は古来その独特な香気から「邪気を払うもの」とされてきました。端午の節句の「菖蒲湯」もその一つですね。

「忍野八海」は駐車スペースが多く、美味しい湧水を使ったお蕎麦や豆腐、団子等美味しいものが沢山あります。またこちらには無料の水汲み場もあるんですよ。