太宰治は山梨県と深い関わりがあります。井伏鱒二の仲介によって太宰は美知子と結婚するのですが、二人が知り合うきっかけとなったのがこちらのお店。井伏鱒二が太宰を御坂峠天下茶屋に呼び寄せたことが二人の出会いに繋がるのです。そしてこちらの2階は太宰が「富嶽百景を執筆したところ」としても有名ですね。
こちらの名物は趣のある建物でいただくほうとう鍋。ほうとうとは平打ち麺を野菜と共に味噌で煮込んだ汁物で、山梨の郷土料理です。
こちらの公園では5.2haの敷地内で沢山の植物が育てられています。春にはお花見、秋には紅葉を楽しむことができる桜の木がおよそ100本。他にも様々な種類の植物を見ることができるのですが、中でもラベンダーはおよそ3000株が栽培され、6月に見頃を迎えます。
また6月~10月は1000株を誇るアジサイのシーズン。種類の多いアジサイだからこそ長い期間楽しむことができるんですね。また、リニューアルされた「芝生広場」の丘陵部は富士山を眺めることができるベストスポット。ドライブの休憩場所にいいですね。
こちらの神社の創建は貞観6年。富士山の噴火を鎮めていただくため。大変歴史のある神社で、本殿に掲げられている「大元霊」の額の文字は醍醐天皇の直筆なのだそうです。
御神木は「七本杉」。これら7本の杉の木は全て樹齢およそ1200年といわれています。その内2本が「縁結びの杉」なんですよ。御神体は「富士山」。なので参拝は富士山の全体像を拝むことができるこちらの「遥拝所」から行います。
こちらはまさにフォトジェニックなスポットなのですが、スマホ以外での撮影には富士山遥拝所応援会員証が必要。営利目的の撮影には別の許可証が必要になります。
河口浅間神社に程近いこちらの名称は滝の傍に静かに佇む神社が「富士山の守り神」といわれる「木花開耶姫」(コノハナサクヤヒメ)の義理の母「栲幡千千姫命」(タクハタチヂヒメノミコト)をお祀りしていることに由来します。
落差15m。富士山を目指す人はこちらで身を清めた後、河口浅間神社で安全祈願をしました。こちらへは車で行くことができますが、途中にはUターンする場所もなく、道幅が大変狭いので要注意です。
河口湖の西部にある西湖。富士五湖の中でも、静かで落ち着いた雰囲気の湖でした。湖畔にはキャンプ場も多く、シーズン中は釣りやマリンスポーツを楽しむ人が多いようです。
湖畔の水際まで車で行ける珍しい湖で、愛用者と富士山と湖のベストショットが撮れましたよ。のんびりと静かな湖を眺めながら、ドライブデートの休憩をするのもいいですよね。
名称 | 西湖 |
住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町 |
営業時間・開場時間 | 24時間 |
利用料金や入場料 | 無料 |
日本の原風景が広がる、西湖いやしの里。茅葺き屋根や水車小屋など、タイムスリップしたかのような昔懐かしい気分にさせてくれる空間が広がります。
駐車場も併設されているので、富士五湖ドライブの際に立ち寄るのにぴったりですよ。中では伝統工芸体験や郷土料理を楽しむことができ、竹細工などの地場産品も購入可能です。昔懐かしい空間と、伝統品に触れてみるのもいいですよね。
名称 | 西湖いやしの里 |
住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖根場2710 |
営業時間・開場時間 | 【3〜11月】9:00~17:00【12~2月】9:30~16:30 |
利用料金や入場料 | 【入場料(施設保存協力金)】350円 |
こちらは淡水魚を展示している水族館です。「淡水魚なんて種類も少ないし、色も地味だし…」と思っていませんか。確かに派手ではありませんが、こちらの水族館には楽しませる工夫が施されているんですよ。
二重水槽もその一つ。二重のアクリル水槽の内側には小さい魚、外側には大きな魚が飼育されています。透明度の高い富士山からの湧き水を使用しているからできる展示ですね。また実際に顕微鏡でプランクトンを観察できるコーナーではミクロの世界を見ることができ、ワクワクしますよ。こちらの施設は「さかな公園」内にあり、駐車スペースは100台程度で無料です。
青木ヶ原の樹海の地面の表面は木々の根で蔽われています。これはこの地が富士山の噴火の際に流れ出した溶岩でできているから。およそ1100年の歳月をかけ、倒木や木の葉の分解によりその溶岩の上にできた地層は僅か10㎝足らず。地中に根を張ることができず、植物の根は地表を這い、独特の光景と雰囲気を生んでいるのです。
何となく不気味な感じもする青木ヶ原樹海ですが、実は絶好の散策スポット。
続いてこちらの散策コースについてご紹介しましょう。
青木ヶ原樹海を散策するには先ず、「西湖ネイチャーセンター」に向かいます。こちらのセンターではガイドさんによるツアーの申し込みができるのですが、こちらの駐車場の奥に遊歩道の入口があり、そこから自由に散策することもできるんです。
自由といっても好き勝手なことをできる訳ではありません。こちらは国の天然記念物。足を踏み入れていいのは木のチップが敷かれた遊歩道の上だけ。遊歩道から外れることは危険を意味します。遊歩道の上を歩き、折り返し地点まで行けば戻ってくるだけの散策ですが、一面に広がるみずみずしい苔の絨毯や鳥のさえずりに癒されますよ。
「もし、コウモリが飛んで来たらどうしよう…」と思われるかもしれませんが、こちらでコウモリに出会うことはないでしょう。コウモリは夜行性。私たちの行動時間とは重なりません。
こちらの洞窟へ入るためには「西湖ネイチャーセンター」での受付が必要。受付で貸し出されるヘルメットを装着したら洞窟探検の始まりです。こちらの洞窟には溶岩ドームや太古の湖の水位がわかる場所、溶岩鍾乳石、溶岩が流れた跡等、太古の噴火によって生まれた見どころがいっぱい!冒険しながら太古の自然のエネルギーを感じることができるスポットです。
ヤマガラ、メジロ、オオルリ、コゲラ…こちらのエリアで観察できる野鳥の種類はおよそ60種。センター施設「樹海ギャラリー」の2階には望遠鏡が置かれ、施設内にいながらバードウォッチングが可能!
園内の木々には多くの巣箱がかけられ、餌台も多数設置されているので散策しながら野鳥を見かけたり、さえずりを聞いたり、コゲラが木をつつく音を聞いたりと森林セラピーの効果でリラックス。運転の疲れもとれますね。こちらの敷地の東側は青木ヶ原樹海の散策路に通じていて、西側には樹氷祭が行われる芝生広場があります。寒い夜、ライトアップされた樹氷のオブジェは幻想的です。
こちらの魅力は何といっても富士山や河口湖を眺めながらの入浴。
こちらは平成4年に掘られた温泉で泉質は塩化物泉。傷や冷え性、腰痛症等に効果があるといわれています。日帰り入浴施設もあるのでドライブの途中に立ち寄るのもいいですね。
最後に、大自然に囲まれてひっそりと楽しめる精進湖・本栖湖エリアをご紹介します。
富士五湖の中で一番小さな湖、精進湖。有名ではないですが、実は「東洋のスイス」として多くの外国人観光客から密かに人気を誇る絶景ビューポイントなのです。青木ヶ原樹海越しに見る富士山は、特に絶景といわれ私も大好きな富士山眺望アングルですよ。
個人的に富士五湖の中で、最も大自然の中に埋もれている湖のように感じます。大自然の狭間から見る富士山の絶景を拝みたい方は必見の、穴場スポットですよ。
名称 | 精進湖 |
住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町 |
営業時間・開場時間 | 24時間 |
利用料金や入場料 | 無料 |
こちらの湖は写真マニアに人気のスポットです。カメラの先には「子抱き富士」。富士山の前にある小さな山が「大室山」で、この大室山が「子」。富士山が「親」ですね。「子抱き富士」とは大きな富士山(親)が小さな大室山(子)を抱いているように重なって見えることに由来します。これを見ることができるスポットが精進湖畔の他手合浜です。
そして写真マニアを惹きつける魅力がもう一つ。それは「逆さ富士」や「赤富士」を撮影しやすいスポットだということ。キレイな「逆さ富士」や「赤富士」は写真マニアでなくても撮影したくなりますね。