11.3haの広大な敷地に野外シアター、多目的広場、グラウンド等があるこちらの施設。おすすめは山中湖の自然を活かした自然公園。水の流れる音を聞くとリラックスできますよね。自然公園「水のプロムナード」ではそんな水の音を聞きながら自然を感じることができるんですよ。
「水辺のボードウォーク」では湖畔や公園の中に続く木道を歩いて散策できます。また水辺の環境を整えるために勢いよく水を汲み上げているポンプはレトロ感があり、富士山をバックにフォトジェニックな一枚を撮影できるポイントです。
こちらには「三島由紀夫文学館」や「国民新聞」(後の東京新聞)を発刊した「徳富雅邦館」、俳句の館「風生庵」等がありますが、魅力はそれだけではありません。
およそ9haの敷地内には散策路が設けられた森があり、野鳥のさえずりがあちらこちらから聞こえます。その散策路の途中には山中湖のにゆかりのある高浜虚子や与謝野晶子等、歌人、俳人の句碑があり、文学にも触れることができる散策路なんですよ。「蒼生庵」ではかつてこの辺りで使用されていた工具等が展示されています。文学好きでなくても楽しめますね。
こちらの創建は西暦104年、歴史ある神社です。崇神天皇の御代、疫病封じのために豊玉姫命をお祀りしました。天文21年(1552年)には武田晴信公が本殿を造営。「縁結び」「結婚」「子授け」等にご利益があると言われています。
9月4日~6日に行われる秋の例祭「山中明神安産祭り」は妊婦が神輿を担ぐ奇祭として有名。また、自然豊かなこの神社はムササビが飛び交うことでも有名です。夕暮れ時にこの神社を訪れたなら、滑空するムササビに出会えるかもしれませんね。
続いて、富士五湖の中でも比較的栄えており観光スポットも多い、河口湖・西湖エリアをご紹介します。
最北端に位置し最も長い湖岸線を持つ、河口湖。既に観光地化しており、河口湖周辺には多くの観光施設が揃います。河口湖は最も標高が低く、湖の中央に「うの島」という周囲700mほどの小さな無人島が浮かんでいるのが特徴です。
ドライブで河口湖の周りを一周するだけでも様々なお店や施設が楽しめますし、時折顔を出す富士山を見つけるのも楽しいですよ。富士五湖の中でも唯一の橋、「河口湖大橋」を使って河口湖上を横断するのもワクワクしますよ。
名称 | 河口湖 |
住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町 |
営業時間・開場時間 | 24時間 |
利用料金や入場料 | 無料 |
この橋は自然の中で美しい景観を持つ「日本の道100選」に選ばれています。ここを走るとワクワクするはずですね。産屋ケ崎から梨宮公園にかけて架かっているこの橋は渋滞解消を目的として2年半の歳月をかけ建設されました。
全長はおよそ1600m、内湖上にかかる部分は500mです。河口湖と富士山という絶景ポイントなのですが、交通量が多いところなので、運転には十分ご注意を。また冬にはスタッドレスタイヤの装着をおすすめします。
こちらの施設では富士山の自然、歴史、文化を知ることができる他、富士五湖周辺の観光案内的な役割も果たしています。
南館と北館に分かれているのですが、南館のテーマは「世界遺産としての富士山」。見どころは中央にそびえる千分の一スケールの富士山。こちらは和紙で作られているんですよ。スクリーンに映し出される映像に呼応して照明演出がなされ、富士山の色が変化し、サウンドスケープにより映像がより迫ってきます。北館にはショップや展示室等があり、展示室では富士山の信仰・自然・芸術がゾーンに分かれて紹介されているんですよ。
河口湖の東岸に突き出している岬、産屋ヶ崎。波が静かな晴天時には、湖に大きく反射する富士山が撮影できるスポットとして有名で多くのカメラマンが集います。
湖に移る逆さ富士は、実物に劣らず雄大で思わず見とれてしまいましたよ。駐車場は併設されて降りませんが、近くに車を停めて立ち寄る価値ありです。堂々と佇む富士山と、反射する逆さ富士のツーショットは見逃せない絶景ポイントですよ。
名称 | 産屋ヶ崎 |
住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町浅川 |
営業時間・開場時間 | 24時間 |
利用料金や入場料 | 無料 |
河口湖の近く、森林の中に突如現れる巨大なアスレチック施設、フォレストアドベンチャー。自然の樹木を生かして作られたアスレチックは安全装置を装着して楽しむ、本格アトラクションです。
豊かな自然に囲まれ身体を動かすのは、とても気持ちが良く自然のパワーをもられますよ。駐車場も併設されているので、着替えなど荷物があっても安心して行けます。大人でも難しいアスレチックに、是非挑戦してみてくださいね。
名称 | フォレストアドベンチャー |
住所 | 山梨県南都留郡鳴沢村字富士山8545-1 |
営業時間・開場時間 | 営業カレンダーを確認のこと |
利用料金や入場料 | 【アドベンチャーコース】3,800円【ガイドパック】5,500円【キャノピーコース】2,800円 |
中世ヨーロッパの街並みが広がる敷地内に、歴史的なオルゴールが集まる美術館、河口湖 音楽と森の美術館。河口湖北東にあり、駐車場完備のドライブにぴったりのスポットです。
西洋風の美しい建物が広がる庭から望む富士山は、軽やかにそびえたち独特の雰囲気を漂わせていましたよ。世界最大級のダンスオルガンが置かれ、定期的にコンサートも開かれているみたいなので、興味がある方は是非チェックしてみてくださいね。
名称 | 河口湖 音楽と森の美術館(小さなヨーロッパオルゴールの森) |
住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町河口3077-20 |
営業時間・開場時間 | 10:00~17:00 ※2021年2月26日まで休業 |
利用料金や入場料 | 【入館料】1,800円 |
久保田一竹は染色家。途絶えてしまっていた室町時代の染色法「辻が花」を40年の歳月をかけ、「一竹辻が花」として復活させました。その作品は国内外から高い評価を受けています。
この美術館は本人の構想によって造られたもの。白い琉球石灰岩が用いられている外観は独創的。本館には組み上げ技法が用いられ、16本のヒバの大木が存在感を示す館内には「一竹辻が花」で染め上げられた作品が展示されています。新館にはカフェやショップがあり一竹が作品作りのために訪れた海外で購入したコレクションも展示されているんですよ。ありのままの自然を活かした庭園も素晴らしく、全てにおいて一竹の想いが詰まっている美術館です。
山梨県は宝石貴金属加工日本一。こちらは日本で唯一の宝石博物館です。展示されている宝石は国内外から集められた500種類3000点!特設コーナーでは「原石」「カット石」「ジュエリー製品」がセットで展示されているので石が美しい宝石に生まれ変わる工程がわかりますね。
見どころはブラジル産の水晶。その大きさは高さ1.8m、幅1.2m、重さ1270㎏!併設されているショップには水晶の原石や宝石、天然石等が並んでいます。専門知識をもったスタッフにアドバイスもしていただけますよ。美しい宝石は見ているだけでも楽しくなりますね。
この公園は「富士山」「河口湖」「季節の花」と「絵になる一枚」を撮影するための要素が揃ったスポットです。花街道では350mにわたって四季折々の花々が楽しめます。
おすすめはラベンダー(6月下旬~7上旬)とコキア(10月中旬~下旬)の季節。ラベンダーはこちらで一番広い面積を占めている花で辺り一面が紫色に染まる頃、「河口湖ハーブフェスティバル」が催されます。コキアは「ホウキギ」「ホウキグサ」とも呼ばれる植物。秋には紅葉し、富士山をバックに牡丹色の絨毯が広がるんですよ。
大石公園にあるこちらの施設ではラベンダーを使ったお菓子やポプリ等が販売されています。施設内の「富士山の見えるカフェ」の人気メニューはブルーベリーのソフトクリーム。薄紫色が愛らしいソフトクリームです。また、カフェ「キッチンフジヤマビュー」の「富士山カレー(赤・青)」はインスタ映えするメニュー。お皿の中の「赤富士」、「青富士」を崩すのはためらってしまいます。
また、こちらで行われているのが「ブルーベリーのジャム作り体験」。「ジャム作り体験」だけではなく「ブルーベリー狩り」「さくらんぼ狩り」体験の受付場所にもなっているんですよ。
こちらのロープウェイは以前「カチカチ山ロープウェイ」と言われていました。「カチカチ山」の由来となったのは太宰治の小説「カチカチ山」。こちらは河口湖畔から天上山山頂をむすぶロープウェイで、「天上山」は小説「カチカチ山」の舞台となりました。
所要時間は3分ですが、眼下に河口湖を見下ろすことができるので気分は爽快!山頂には「天上の鐘」が設置されていて、鳴らすと「恋愛成就」「家内安全」のご利益があるそうですよ。季節毎に表情を変える美しい川口湖畔を見渡すことができる天上山山頂。遊歩道ではアジサイ、紅葉も楽しめます。