【2024年版】北海道の雨の日遊び場・暇つぶしスポット30選！癒し・リフレッシュ・温泉宿など旅行好きな筆者が紹介

新選組の土方歳三は35歳の若さで函館に散りました。彼が函館で過ごしたのは7か月足らずですが、この地には新選組と土方ゆかりのスポットが数多く残っています。海に面した土方・啄木浪漫館の1階が土方蔵三函館記念館。土方が身に着けていたものをはじめ彼の生い立ちや新選組がたどった道のりを豊富な書や絵図で紹介しています。

特に充実しているのが刀剣類。土方の愛刀・国廣、会津十一代和泉守兼定作の新刀・兼定ほか古刀好きだった土方の所有とされる之定も展示されていますよ。

市立函館博物館は函館公園内の高台にある博物館で第3展示室では収蔵資料展を開催しています。必見は浮世絵師が描いた錦絵・箱館大戦争之図と新選組隊士の中島登が仲間を描き追想の言葉を添えた戦友姿絵などで、姿絵の土方は和装で見栄を切っていますよ。

旧幕府軍が奮戦する様子を描いている錦絵は土方が和装で馬にも乗らないという事実とは異なるイメージとして楽しめます。ほかにも貴重な資料が盛りだくさん。ほかの人物もそうですがあくまでイメージとして見てくださいね。

ギャラリー日の丘は函館山と津軽海峡を一望できる場所に立つ私設ギャラリーで、彫刻家の故上田氏が設計し平成20年に開設しました。さまざまなアーティストの作品展も開催しています。

2階にはトラピスト修道院にゆかりのある三木露風や木古内町内出身の詩人・吉田氏に関する資料を展示。中は吹き抜けになっており敷地内からの景色も素晴らしいですよ。

ルーツはフランス・ブルゴーニュ地方のシトーに創立された修道院で正式名称は厳津シトー会燈台の聖母トラピスト修道院。フランスから訪れた数人の修道士により明治29年に創立された日本初の男子修道院です。

創立後、原野を開墾して牛を飼い北海道の酪農に貢献し伝統製法による発酵バターなどを製造。そのため今でもバター製品は北海道土産として人気が高いですよ。

湯の川温泉の鎮守・湯倉神社の起源は500年以上も前、室町時代にさかのぼります。北海道屈指の歴史を持つ神社ですがどこか親しみやすい雰囲気。近隣の人や湯川の旅行客がひっきりなしに訪れます。

道内8カ所の神社がそれぞれのご当地名物をモチーフにした張子に入ったおみくじを頒布するえぞみくじが特に人気。コンプリートを目指すにはほぼ北海道一周旅行になるユニークな仕掛けとなっていますよ。

芽吹き始めた緑と残雪の白と圧巻の美しさで目の前で繰り広げられる景色に見とれること必至。頂上にある天空のカフェでは絶品のランチが待っています。実はここは恋人の聖地に認定されており愛を誓うPEAKBELLが設置されていますよ。

もちろんお茶やデザートだけでの利用もOK。日がな一日流れゆく景色を眺める贅沢を味わってみてはいかがでしょうか。

展望台からは五稜郭に咲き乱れる桜、函館山や津軽海峡、横津連峰の山並みなど四季折々でさまざまな表情の函館が見られる絶景ポイントとして必見。また近代日本誕生の歴史の大転換に大きくかかわった五稜郭での出来事がわかりやすくパネルなどで展示されています。

また函館ゆかりの画家・植木氏のギャラリーにも注目。清貧に徹した孤高の画家の常設展示を無料で鑑賞することができますよ。

二十間坂と南部坂の中間、五島軒本店の斜め向かいにあるゴシック様式の建物・箱館元町港ヶ丘教会は飲食2店、雑貨1店の3店舗が入居し話題となっています。相生教会の移転後は飲食店などに転用されウエディングチャペル・港ヶ丘教会として長く親しまれた時代には2500組のカップルを送り出しました。

施設名はこのチャペルの名称に因んだもの。元町散策の途中に教会の雰囲気を残したままの店内でゆっくりとくつろいでみてはいかがでしょうか。

駒ヶ岳の噴火により時をかけて風光明媚な景勝地となった大沼公園。公園として整備される際鹿園や鹿射場、遊船乗り場、シャクナゲの群生エリアなども設けられ、宮大工に夜風流なジグザグの八つ橋など島々にも橋が架けられました。

現在は娯楽的な楽しみ方に趣を変え自然から少し離れてしまいましたが、皇族や外国人に絶賛された美しい風景は健在。江戸末期において皇族や外国人にも愛されてきた心洗われる美しい景観をぜひ堪能してください。