山形のおでかけスポット30選！リフレッシュ・癒しスポット・ハイキングなど旅行好きな筆者が紹介

秋田と山形にまたがる鳥海山は四方から登山道が通じていますが、日帰り可能なコースは限られます。そのうちの1つが南山腹の滝ノ小屋近くから登る湯ノ台道。雪渓の上は滑りやすく濃霧だと道を失いやすいので注意しましょう。

湖を前景に本峯をバックにした風景は一幅の絵画のよう。岩の累々と重なる山頂の展望は抜群で、果てしなく続くみちのくの山々が見渡せますよ。

月山は山形県中部に位置するたおやかな独立峰。最上川を隔てた北にそびえる鳥海山と並び称され、特に豊富な残雪は夏スキーのゲレンデのある山として親しまれています。コースは四方からありますが、ハイカーが多いのは北の弥陀ヶ原から広い尾根を登るコースと南の姥沢からのコース。

山頂一帯は広々としており月山神社のある山頂の周囲はゴツゴツした岩が折り重なっています。山頂から見渡せば四方に広がる尾根の広さや山容全体の大きさに驚かされるでしょう。

東大巓は山形と福島の県境に広がる吾妻連峰の中心に位置します。渓谷、森林、湿原、温泉と登山のすべてがギュッと凝縮されたような山で、ハイキングコースは天元台・西吾妻山から広い尾根を辿るコース、北の立岩からのコースなど何本かあり、中でも変化に富んでいるのは北の滑川温泉から大滝沢沿いに上る道。

シラビソなどの深い針葉樹の森を抜けると草稜になり眼下に弥兵衛平湿原が広がり、大沢滝の大きさと大音響の迫力に圧倒されるでしょう。

小朝日岳は朝日連峰の主峰・大朝日岳の前衛峰です。ハイキングコースとしては大朝日岳へ登るため山頂直下の西斜面を巻く道もありますが、ぜひ一度小朝岳の山頂にも登ってみてください。

1時間半ほどのコースは展望も良く西に朝日連峰主稜線の大パノラマが広がります。姫小百合などの高山植物の咲く稜線漫遊を楽しみましょう。

山形県朝日連峰の山中深くにひっそりとたたずむ大鳥池。タキタロウという巨大魚が生息しているとされ、地元放送局などの調査取材も行われた湖です。東大鳥川の奥にある泡滝ダムが出発点。

周囲はブナの山々に囲まれて静かで神秘的な雰囲気に包まれています。時期が早いと残雪がとけきらず通行できない状況もあるので事前に確認しておきましょう。神秘の湖畔にたたずめば巨大魚の姿が見られるかもしれません。

山形と宮城の県境に入りする蔵王連峰はトレッキングやスノーレジャーが楽しめるリゾートエリアで、東北屈指の規模を誇る蔵王温泉をはじめ名湯が点在する温泉地です。蔵王温泉大露天風呂は自然石を組んだ湯舟に濁り湯を贅沢にかけ流す渓谷沿いの露天風呂。

川のせせらぎや小鳥のさえずりに耳を傾けながら豊富ないで湯でゆっくりと体を温めましょう。

深山荘高見屋は創業300年を数える蔵王きっての老舗宿です。木造の重厚な構えに伝統美が漂いますよ。趣の異なる風呂はにごり湯、露天風呂など9つあり、いずれも源泉かけ流しの湯で温泉三昧を楽しめますし、半露天風呂のせせらぎの湯はしっとり落ち着いた風情で人気があります。

日本の宿古窯は美人の湯として知られる泉質が評判の大型旅館です。おすすめはリニューアルされた6階展望温泉付き和洋室。

温泉を利用した風呂が全室に設けられており、眺めを楽しみながら上山の湯を感じることができます。蔵王の山並みを見渡す展望露天風呂が自慢で眼下に広がる温泉街の夜景も見事ですよ。

名月荘は雄大な蔵王連峰を見晴らす高台にたたずんでおり、洗練された装飾や調度品が施されエレガントな雰囲気に包まれた高級旅館です。客室は全室が離れ風の造りで心地よく過ごせると評判。

20客室はすべて内装が異なるモダンな造りで青森ヒバを使った大浴場には緑豊かな庭園を望む露天風呂が付いています。大きな窓から望む庭園は1枚の絵画のようですよ。

葉山館はプライベート空間を大切にし多くの作家に愛されてきた旅館です。100％源泉かけ流しの湯を24時間楽しめる贅沢さが魅力。山海の幸をふんだんに使った料理は地酒や地元ワイナリーのヴィンテージワインなど豊富にそろうお酒とともに味わいましょう。

客室は蔵王連峰を望む翠葉亭、ゆとりのある華葉亭、スタンダードな四季亭からなります。客室の内風呂もすべて源泉かけ流しの湯なので好きなだけ温泉に浸かれますよ。