福島の観光スポット30選！歴史を感じるスポット・ハイキング・ドライブなど旅行好きな筆者が紹介

鶴ヶ城の名で親しまれている地元のシンボル、会津若松城。例年2月第2金・土曜には伝統工芸品の絵ロウソクが灯るイベントも開催されます。10月下旬から11月中旬にかけ秋も深まりもみじや桜、銀杏が色づく頃になると会津若松のシンボルとも言えるこの鶴ヶ城公園では毎年ライトアップを行っていますよ。

城を照らすライトには植栽用の彩光色が用いられているため色鮮やかながらもどこか柔らかく感じられ、趣の深く幻想的な情景が夜空に浮かび上がります。日中の紅葉見物ももちろんですが、秋の夜長はやさしい光に包まれた鶴ヶ城と紅葉を堪能してみるのも良いでしょう。

伊佐須美神社は2000年を超える歴史を持つ会津総鎮守で、古くから人々の信仰を集めてきた東北を代表する名社です。200種以上が植えられたあやめ苑でも有名ですが、毎年8月の七夕祈願祭では平安時代に旧中などで行われた祭りを再現し、ライトアップされた楼門の祭殿で巫女舞が奉納されますよ。

土津神社は義を重んじた苦労人でもある、会津藩初代藩主の保科正之を祀った神社です。珍しい白の鳥居をくぐると凛とした空気に包まれますよ。

境内の自然も素晴らしく、春は桜、夏は青々と茂る緑、秋は紅葉、冬は幻想的な雪景色と四季折々の美しさを感じながら参拝することができます。

白水阿弥陀堂は平安末期に奥州藤原氏の娘、徳姫が夫を弔うために建立した寺です。ハスの花が美しく咲く大きな池に囲まれて阿弥陀堂が立つ、仏教の極楽浄土を表現した浄土庭園の造りとなっていますよ。

現存する平安時代の阿弥陀堂はとても貴重で、洞内には当時造られた阿弥陀三尊、多聞天王が安置されています。まるで絵に描いたようなシンボリックな日本の風景を楽しみましょう。

新宮熊野神社は紀州熊野から勧請創建したと伝わる古社です。拝殿として建てられた寝殿造りの長床は41本の円柱に支えられた吹き抜けの趣のある建物で、国の重要文化財に指定されていますよ。

樹齢800年を超えるご神木、大イチョウが色づき落葉が地面を黄金色に埋め尽くす晩秋は息をのむ美しさです。

猪苗代パラグライダースクールはさまざまスポーツ体験ができる猪苗代スキー場にほど近く、パラグライダーをはじめハイキングや登山、マウンテンボード、冬はスキーやスノーボードなどのレッスンが受けられますよ。

パラグライダー体験は経験豊富なインストラクターの指導が受けられるので初めての方でも安全に楽しめます。体験は半日コースから可能ですが、単独で高さ20メートル距離100メートル～200メートル程度までフライトできる1日コースがおすすめですよ。

磐梯山の北に広がる裏磐梯エリアは自然豊かな高原リゾート。磐梯山の噴火によって生まれた五色湖沼群があり自然探勝路が整備されています。天候などによって水の色がエメラルドグリーン、コバルトブルー、瑠璃色などさまざまな色に変化し吸い込まれるような美しさを見せる五色沼は必見。

ハートマークのある珍しい鯉もいるので探してみましょう。爽やかな空気のなか湖沼が織りなす景色を楽しむ散策に出かけましょう。

福島のほぼ中央に位置する三春町は桜の町や花の城下町として名高い町です。桜が1万本、そのうちしだれ桜が2000本、樹齢100年を超える古木も多くありますよ。そんな三春を代表するのが三春滝桜。

日本三大桜に数えられ、国の天然記念物にも指定されている名木で、四方に張り出した枝張りや地面に触れるほどに枝垂れた枝には紅色の濃い可憐な花が無数につきます。その姿はまさに滝が流れ落ちるかのよう。1000年以上の時を重ねているにも関わらず樹勢は盛んで花は妖艶な美しさを漂わせていますよ。

棚倉城では諸大名が転封を繰り返しその際、堀に住んでいる大亀が浮かび上がってくると城主が転封になるという言い伝えができ、それがもとで亀ヶ城とも呼ばれるようになりました。幕末、棚倉城は奥羽越後列藩同盟に加盟したため新政府軍の攻撃を受け、わずか1日で落城してしまいます。

現在では土塁や塀が当時の姿を残しており、その堀の内側・外側で11月中旬頃になるともみじや楓、欅などが美しく色づき、観光客の目を楽しませてくれますよ。また、追手門の跡付近にある樹齢約620年の大欅は棚倉町のシンボルともなっており、見事な紅葉を見せてくれるので棚倉城を訪れた際にはぜひ見ておきましょう。

夏はカヤックやシャワーウォーク、冬はスノーシューなど裏磐梯の大自然の中で遊べるアクティビティが充実しています。大人向けのアドベンチャーコースと子どもと家族向けのファミリーコースがあり、有資格者のガイドとともに川の中を歩いてさまざまな水遊び体験ができますよ。

激しいシャワーに打たれているような最高の水遊びは病みつきになること間違いなし。ぜひご家族で訪れてみてください。