【2024年版】札幌のお金のかからない遊び場・暇つぶしスポット30選！リフレッシュ・御朱印行脚・レジャーなど旅行好きな筆者が紹介

豊平館は明治政府が北海道の開拓を進めるため開拓使が建てた洋風のホテルであり、明治天皇北海道行幸の行在所にもなりました。正面中央部の棟飾り、左右の翼部の破風飾りには開拓使の建物であることを示す五稜星があしらわれています。

木部はペンキ塗りで下見板は白、柱や窓枠などはウルトラマリンブルーを使用した鮮やかな外観が特徴。館内には左官技術の粋といえる漆喰の装飾が見られ、デザインも部屋ごとに異なるので注目してみてください。

市民のオアシス円山公園。その歴史は長く札幌を北海道の要と決めた島義勇はアイヌ民族から当時モイワと呼ばれていたこの丘陵から街づくりの構想を練っていたと言われています。円山公園に現在も珍しい樹木が集まっているのは明治時代に農地林としての可能性を探るげく多様な樹木の苗木が植えられ試作された名残だそう。

登山道には88観音の創建が図られ現在ではその数200体にものぼります。札幌の人に大切にされ市とともに歩んできた地を散策してみましょう。

さまざまな体験イベントでは普段はなかなかできない動物たちに大接近することもできる札幌市円山動物園。人気企画のみんなのドキドキ体験では食事風景の公開や飼育員の解説で動物の生態を楽しく学べます。

また猿山では毛づくろいや鳴きかわしている群れの様子が観察できますよ。ほかにも園内の所々をよく見てみるとユニークなモニュメントがあり愛嬌たっぷりのゆるい雰囲気がたまりません。趣向を凝らした展示で動物たちを観察してみましょう。

札幌芸術の森は緑豊かな広大な敷地に屋内外の美術館や工芸・版がなどの製作体験ができる各種工房や野外ステージなどが点在しています。野外美術室は起伏に富んだ緑豊かな自然の中に広がる美術館。

現代を代表する彫刻家の作品74点を森の中を散策しながら鑑賞できます。イスラエルの彫刻家であるダニ・カラヴァンの隠された庭への道は必見。四季を通して鑑賞が楽しめるおすすめのスポットです。

サッポロガーデンパークにはサッポロビール博物館やサッポロビール園などがあり、博物館では明治時代の建物で北海道ビールの歴史が学べます。

明治19年に開拓使麦酒醸造所として開業したのが始まりで、翌年にはドイツで修行した中川清兵衛を中心に仕込んだ冷製・サッポロビールを販売し日本のビール会社の先駆けとなりました。現在にいたる140年余りの歴史と成長の軌跡について詳しく学ぶことができますよ。

20世紀を代表する札幌市出身の彫刻家・本郷新。そのアトリエ兼自宅を改装して記念館とし、本館を増築し建てられたのが本郷新記念館札幌彫刻美術館です。本郷の作品の特徴はダイナミックで力強い作風。

閑静な住宅地に佇む美術館は作品の精神性に打たれ小学生が一人で来館することも多いそう。スケールも大きく中には3メートルを超える作品も。札幌市民なら必ず目にしたことがある泉に像の石膏原型も鑑賞できますよ。

明治9年設立の札幌農学校を前身とした北海道大学。広大な敷地には銀杏並木やポプラ並木など自然あふれるスポットや歴史的建造物が建立されていたりと見どころがたくさんあります。

札幌農学校の初代教頭であるウィリアム・スミス・クラークの名言「少年よ大志を抱け」の精神は今も北大の学生に受け継がれていますよ。散策スポットがたくさんあるので休みの日は学生気分に戻って緑ゆたかな北大構内を散策してみてはいかがでしょうか。

札幌羊ヶ丘展望台は札幌市街や牧草地を見渡す丘の上にある展望台です。クラーク博士像をはじめ資料館や記念碑などの施設が充実していますよ。北海道の夏を彩るラベンダー畑はオーストラリア館裏に広がっておりおかむらさきという品種を栽培しているのが特徴。

ラベンダーの開花時期には豊かな香りが広がります。また奥に広がる牧草地には羊たちが草を食むのどかな風景を楽しめますよ。

北海道大学正門の向かって右側には幕末の志士、新選組隊士である永倉新八来訪の地の跡が残されています。土方歳三や沖田総司とならぶ新選組屈指の険の使い手である永倉新八。

晩年、永倉新八が小樽で暮らしていた時この地にあった道場で農科大学の学生に剣術指南をしたと言われています。現在は歩道に新選組の旗と険が描かれた埋め込みのパネルと説明が書かれた立て看板が残されているので、歴史を思い出しながら訪ねてみましょう。