岩手のおでかけスポット30選！絶景スポット・歴史を感じるスポット・癒しスポットなど旅行好きな筆者が紹介！

黒谷内湿原は火山活動の噴火による噴出物で川がせき止められてできた湿原です。八幡平アスピーテラインのすぐ脇に広がっており気軽に散策が楽しめますよ。

また高山植物の名所としても知られており、春には水芭蕉が見頃を迎え7月から8月にはニッコウキスゲなどが咲き誇ります。湿原は歩きやすいように木道が整備されているので軽装でも問題ありません。

中尊寺は奥州藤原氏の初代清衡によって造営されました。創建当初の姿を今に伝える金色堂はもとより3000点以上の国宝・重要文化財を有します。秋になれば表参道の月見坂をはじめ境内各所を華麗なモミジが彩りますが、なかでも経蔵付近は一際異彩を放つ美しさ。見頃は10月下旬から11月上旬となっています。

南昌荘は明治期に建てられた邸宅で、原敬など数多くの著名人も訪れた歴史的建造物です。約2300平方メートルもの庭園を有しており、秋になればおよそ50本ものモミジが鮮やかに色づき、ガラス戸を通して室内の床にも映り込みますよ。庭に面して廊下からゆっくり観楓に浸りましょう。

柳田國男の遠野物語にも登場する奇岩、続石。2つ並んだ台石の上にもう1つ巨石が乗っていますが、よく見ると上の巨石は片側の石だけに乗り、もう片方はわずかに浮いている状態です。数々の妖怪譚が伝わる遠野でもひときわ謎めくスポットですよ。

南部片富士の名で知られる標高2038メートルの秀峰・岩手山。焼走り溶岩流は江戸期の噴火の際に流れ出たマグマが冷え固まったもので、国の天然記念物にも指定されています。

観光地として整備されているので遊歩道や展望台もありますよ。延長約4キロにも及ぶ溶岩流と雄大な山の景色に圧倒されること間違いなし。八幡平アスピーテラインにも近いので合わせてめぐりましょう。

慈覚大師円仁が開山し藤原氏二代・基衡から三代・秀衡の時代に隆盛した寺です。最盛期には堂塔が40、僧坊が500を数えるほどでしたが火災で焼失しました。現在は大泉が池を中心とした浄土庭園と平安時代の伽羅遺構などがあります。

最大の見所は往時の面影を今に伝える浄土庭園。自然を生かして理想の浄土を現した美しい庭を満喫しましょう。

北山崎には高さ200メートルもの断崖に太平洋の荒波で削り取られた奇岩が約8キロに渡って連なっています。ここは原始の地球の姿を思わせる無骨さとエネルギーに満ち溢れた生命感を併せ持った断崖絶壁の景勝地。その様子はさながら山脈のようで別名海のアルプスと言われています。

春から秋にかけての時期には濃霧が発生しやすく、雲のように厚い霧が海を覆いますよ。霧がかった海岸線は晴天時のダイナミックな風景からは一変し、ファンタジー映画のような雰囲気になります。日本とは思えないスケール感の眺望が見る者の心を捕えて離しません。

猊鼻渓は県で初めて国の名勝に指定された渓谷で、全長約2キロにわたって高さ50メートルを超える石灰岩の岸壁が続いています。その間の至るところに奇岩や滝などが点在しており、一歩踏み込むと水彩画のような景観が広がっていますよ。

新緑の春にはじまり藤、山百合などの花が咲き乱れ秋は紅葉で一面が赤く染まります。このように見所満載な猊鼻渓は昔の人が密かに守り続けてきた場所。わざわざ足を延ばす価値のある景色と出会えますよ。

鵜の巣断崖は三陸海岸を代表する景勝地であり、弓状にえぐられた高さ200メートルもの断崖が5列にわたって連なります。その様子はまるで5連の巨大な屏風を立てたようにも見え、眼下に広がるマリンブルーの海と野対比により勇壮華麗な眺めになりますよ。

生い茂った樹々と青い海とのコントラストが美しい夏の時期がおすすめ。秋には紅葉、冬に雪が降り積もった断崖の様子もまた一興です。

清冽な馬淵川がつくる峡谷美・馬仙峡の景観にインパクトを与えているのが左岸に聳え立つ男神岩・女神岩と呼ばれる夫婦岩。その付近には展望台が設置されており、切り立った岩肌と緑の山並み二戸市街の雄大な眺望が楽しめます。

特に山々や田畑の緑がまばゆい時期や常緑樹と色づいた木々のコントラストが美しい10月中旬からの紅葉時期がおすすめ。展望台は男神岩の上方にあり、川から180メートルの男神岩や160メートルの女神岩を間近に見踊ることが可能です。舗装はしてありますが道幅は狭いのでご注意ください。