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こちらには合掌造りの古民家25棟、寺院が一堂。こちらの建物は全て移築されたものです。移築されているのは岐阜と富山の県境にあった集落白川村加須良集落やその他の地域の合掌造りの古民家。加須良集落は全村民の離村に伴い、昭和42年、村ごとこちらに移築されました。
こちらは野外博物館。自然の地形を上手く利用し、1つの村として展示されている訳ですね。その特徴は茅葺合掌造りの古民家内を見学できること。養蚕に使われていた道具や農具も展示されています。
無料休憩場所として利用されている建物があり、機織り体験もすることができるんですよ!
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江戸中期頃に建てられたこの建物は国の重要文化財。白川郷では最大規模の茅葺合掌造りです。庭、生垣、周囲の環境も当時のままに保たれているんですよ。
公開されているのは1階と2階。1階の囲炉裏の火は今でも絶やされたことはありません。囲炉裏の煙が防虫剤や抗菌薬の役割を果たしているのです。中2階は仕事に使う道具を収納した道具部屋で2階は養蚕部屋。歴史を感じる、とても風格のある建物です。
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3棟の合掌造りが並ぶ「三つ子合掌造り」と呼ばれるスポットは何ともフォトジェニック!しかしこの場所に行き着くことはなかなか難しいのです。ここは見つけにくいんですよ。
このスポットがあるのは集落の南の端。集落の中心道路を南に直送すると、やがて点在していた合掌造りが途切れます。それらしい3棟がなかったので「道を間違えた」と思ってしまうかもしれませんが、大丈夫。集落が途切れた辺りで二人一緒に振り返って下さい。3棟が並んだ「三つ子合掌造り」を見ることができるでしょう。二人で協力して、見つけにくい「三つ子合掌造り」を見付けて下さいね。見つけた時はきっと盛り上がって、距離が近付きますよ。
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白川郷には庄川というキレイなエメラルドグリーンの川が流れています。この庄川にかかるのが「であい橋」。全長107mの吊橋で、そのデザインは木工学会デザイン賞の最優秀賞を受賞しています。
繋いでいるのは白川郷と駐車場。派手さはありませんが、その落ち着いた風合いが白川郷に溶け込んで、村の一部となっています。橋を渡る人数や天候によっては揺れることも。橋が揺れるドキドキ感も二人には良いスパイスになるでしょう!
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明善寺は真宗大谷派の寺院。本堂をはじめ、全ての建物が茅葺屋根の合掌造りです。
鐘楼門は梵鐘の上に茅葺屋根、下にはヒサシという珍しい構造。梵鐘は戦時供出されたため、戦後に鋳造されました。本堂は1806年、建築するために欅の伐採を始め、およそ20年後に完成したといわれています。境内にあるイチイの木は本堂建立の際に植樹されたもの。今日では根回り2.6m、高さ10.6mに成長しています。
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こちらの建物はかつて明光寺の庫裏として使用されていたもの。庫裏とは寺院で食事の用意をする建物、或いは住職やその家族が生活をする建物のことです。
郷土資料館として公開されているこちらの庫裏は白川郷で最大級の合掌造りで、茅葺の切妻屋根は急勾配。これは降り積もる雪を落とすためです。1階には囲炉裏。2階には養蚕のための道具や農具、生活用品を展示。冬場は雪に閉ざされる白川郷。室内で行うことができる養蚕業は重要産業だったといえますね。
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こちらの展望台は「城山展望」とも呼ばれています。萩町城は断崖絶壁の地形を利用した典型的な中世の山城ですが、今日ではここにかつて城があったことを知らせる碑がたてられているだけ。
こちらからは白川郷を見渡すことができ、眼下に広がる風景は昔話の挿絵のようです。1年を通して美しい姿を見せてくれる白川郷ですが冬季のライトアップは息をのむ美しさ。お出かけの際はライトアップが行われる日を必ずネットでご確認ください。尚、こちらへ向かう道路は狭い場所もあります。
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創建時は定かではありませんが西暦708年~714年の和銅年間頃といわれています。
「五穀豊穣」「家内安全」「白川郷の平穏」を願って行われる例祭「どぶろく祭」では境内で「白川村の獅子舞」が奉納され、参拝者に米、米麴、水を発酵させた御神酒が振る舞われます。これが「どぶろく祭」といわれる由縁ですが、このどぶろく、奉納するために地元の方々が仕込んだものでアルコール度数が結構強いそうですよ。
また、こちらはアニメ「ひぐらしのなく頃に」の舞台になっていて、声優やアニメーター志望の参拝者も多く訪れています。
飛騨高山には歴史ある神社仏閣が沢山あります。ユネスコに登録されていたり、重要文化財に指定されている建物や仏像も沢山ありますよね。そんな神社やお寺をこれからご紹介しましょう。
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こちらの起源は永治元年(1141年)と大変歴史のある神社です。地元の人々からは「山王さま」と呼ばれています。
毎年4月に行われるこちらの例祭「山王祭」は高山祭の1つで豪華絢爛な屋台12台が勢揃い。ユネスコ無形文化遺産にも登録されているんですよ。「三番叟」「石橋台」「龍神台」のからくり人形も披露されます。総勢数百人の大名行列も行われるんですよ。また、こちらは大ヒットしたアニメ「君の名は。」のモデルになった神社の1つといわれ、ファンの間では「聖地巡礼」の対象となっています。
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櫻山八幡宮は仁徳天皇の御代、天皇に背く凶族征伐の戦勝祈願をこの地で行ったことが起源とされています。
毎年10月に行われる例祭は「山王祭」と共に「高山祭」と呼ばれているんですよ。この例祭では参道に曳き出された11台の屋台(国の有形民俗文化財)に日の暮れと共に提灯に灯りが灯され、行われるのが曳き分れ。御神幸行列や布袋台のからくり奉納も行われます。
また、こちらの高山祭屋台会館には実際に高山祭で曳き回される屋台が唯一常設展示されているんですよ。
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こちらの神社がいつ創建されたのかははっきりしていません。平安時代の歴史書「三代実録」によると873年にこちらの神社と推定される記述があるそうです。
こちらで有名なのは4月に行われる例祭「古川祭」。ユネスコ無形文化遺産に登録されているこの例祭は「日本三大裸祭」の1つに数えられる奇祭。「国家安泰」「五穀豊穣」を願って、裸の若衆がぶつかり合う勇壮な祭です。
またこちらは「君の名は。」のモデルとなった神社といわれ、ファンの「聖地」となっています。「飛騨山王宮日枝神社」と共に「君の名は。」を観ていれば盛り上がるスポットですね。