石川のドライブおでかけスポット33選！レジャー・絶景・ショッピングなど旅行好きな筆者が紹介

能登半島の北端から48キロほど北に位置する舳倉島は昔ながらの漁村風景が魅力の島です。かつては6～10月の漁の季節のみ本土から人々が集団で移住していました。今もアワビやサザエを採るための素潜り漁が行われ、漁解禁となる7月には海女が続々と島に渡ります。

また島は360種もの渡り鳥がやってくるバードウォッチングのメッカで野鳥目当てに訪れる人が絶えません。のんびり気ままにそぞろ歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

岡山の後楽園、茨城県の偕楽園と並び日本三名園の1つと称される兼六園。加賀藩5代藩主が金沢城の外庭として造営した蓮池庭を起源としています。園内には約160種類82本の植物が植えられており四季折々の草花や野鳥に出会えますよ。そんな兼六園が1年で最も華やぐのが桜の開花時期。

日本の桜の名所百選にも選ばれておりソメイヨシノをはじめ珍しい兼六園菊桜や兼六園熊谷、旭桜など約40種類400本以上の桜を楽しめます。また、例年1週間ほど観桜期が設けられ期間中は無料開園されるほかライトアップなども行われますよ。園内の茶店では花見だんごなどの春限定スイーツも登場するので、多彩な桜とともに春の訪れを感じさせるスイーツを堪能しましょう。

日本海に面した棚田の稲はすべての人の手で植えられたもの。能登の豊かさは厳しい自然とともに生きる人々の営みの結晶と言えるでしょう。海へとなだれ込むような急斜面に棚田が築かれており紺碧の海と鮮やかな緑の稲のコントラストがなんとも見事。

田の数は1004枚ありなかには面積が60センチ四方という極小サイズのものもあります。潮風に揺られる緑の稲を眺めながらのんびり散策するのも良いでしょう。

金沢市の北東に位置する卯辰山は標高141メートルの小さな山で、公園に整備された自然豊かな市民憩いの場で市内随一の展望スポットとして人気があります。桜やツツジ、花菖蒲などに彩られる花の名所でもあり、浅野川に架かる天神橋から帰厚坂、花菖蒲園を経由して山頂の展望台へ向かう遊歩道がおすすめ。

山頂付近には市街や日本海を一望する展望台をはじめ古い自社などの見どころが点在しています。眺望抜群のカフェや食事処も至る所にあるので心ゆくまで絶景を堪能しましょう。

卯辰山花菖蒲園にはおよそ7000㎡の敷地に約100種20万本の花菖蒲が植栽されています。見頃は6月中旬から下旬で満開時には一面が紫色のグラデーションとなり見ごたえ十分。色鮮やかな花菖蒲を楽しめるのも卯辰山公園の魅力の1つと言えるでしょう。

また周囲に咲く約2900本のあじさいも華やかで、春から初夏にはツツジと花菖蒲が満開の季節を迎えますよ。

輪島の朝のお楽しみは約360メートルにわたって200軒ほどの露天が軒を連ねる朝市巡り。平安時代に始まったとされる歴史ある朝市は日本三大朝市の1つにも数えられています。地元のおばちゃんたちが切り盛りする露天には新鮮魚介から干物、菓子に民芸品まで多彩な品が並びあちらこちらから輪島弁で声がかかりますよ。

食べ歩きを満喫しながらあれやこれやと品定めする時間はとても楽しいです。旅の思い出に運命の出会いを求めてお土産探しに出かけましょう。

輪島を訪れたならぜひ手にしたいのが輪島塗。蔵を改装したギャラリーにシンプルで使い勝手の良い輪島塗の器が多彩に揃うのがギャラリー蔦屋です。輪島塗は美しさと実用性を兼ね備え漆器の最高峰と称される伝統工芸品。

修理しながら何十年も使えると言われており使う程に味わいが増す逸品です。現代の暮らしになじむモダンなデザインも多くお気に入りの器との出会いに期待が高まるはず。じっくりとお気に入りを見つけてみましょう。

能登の夏は祭りの季節。各地でキリコと呼ばれる御神灯が担ぎ出され街中がむせかるような熱気に包まれます。館内には大小さまざまな約30基の能登各地の夏祭りで神輿の先を照らすキリコが展示され、なかには高さ15メートル、重さ2.5トン、150人で担ぐ巨大なものもありますよ。

シアターでは祭りの様子が臨場感たっぷりに上演されているので、キリコを展示するスポットでその雰囲気を体験するのも良いでしょう。

江戸時代に開設され地元ではおみちょの呼び名で親しまれる市場が近江町市場。鮮魚、青果、惣菜など約170店がアーケードに連なり、売り子と掛け合いができる対面販売が特徴です。買い物する人々が行き交う活気あふれる市場にはあっちにもこっちにも思わず手を伸ばしたくなるお手軽グルメがいっぱい。

海鮮丼をはじめ寿司や和食などの飲食処が揃い、夏から秋には地元の加賀野菜が豊富に並び秋から冬にはカニやノドグロ、寒ブリなどの近海魚が旬を迎えますよ。

金沢21世紀美術館はアートの街・金沢を代表するスポットとして国内だけではなく海外からの観光客も多く訪れる人気ミュージアムです。ガラスで囲まれた円形美術館の建築コンセプトは「まちに開かれた公園のような美術館」。感性を刺激する現代武術館としてますます国内外から熱い注目を集めています。

正面がなく四方にある入口のどこからでも入れる開放的な空間が特長。館内は無料の交流ゾーンと有料の展覧会ゾーンに分かれており、多彩な現代アート作品を楽しむことができます。体験型の現代アートは難しく考えずに自由な発想で思い思いに楽しみましょう。