【2024年版】北海道の雨の日観光スポット30選！穴場・ときめき・歴史など旅行好きな筆者が紹介

アイヌ工芸伝承館ウレシパはアイヌ工芸の伝統が息づく匠の道にある施設。平取の第一線で活躍する二風谷民芸組合の工芸家たちの手仕事を間近に見学でき、工芸家志望の若手が同組合の講師から技術を学ぶ育成の場でもあります。

ペンダント組み立てやレーザー加工機でアイヌ文様を刻むオリジナルタンブラー製作など体験プログラムも実施していますよ。若手の作業場としても活用されているので木彫や織物、染め物を製作する様子が見られることもあります。

沙流川流域の自然と共生してきたアイヌ民族の伝統や生活文化が色濃く残る二風谷。アイヌ文化博物館は現在まで連綿と受け継がれてきた二風谷ならではのアイヌ文化を次世代に継承し発信するため誕生した施設です。

館内は日常で使われた民具類を展示するアイヌ、儀礼具・祭事品から信仰に触れるカムイ、農耕や狩猟に用いる道具を展示するモシリ、そしてアイヌの造形や文様の美しさを紹介するモレウの4つのゾーンに分かれていますよ。人と神と自然が一体となり営まれるアイヌの人々の暮らしと伝統文化を多面的・専門的に伝えています。

萱野茂二風谷アイヌ資料館はアイヌ文化研究者の萱野茂氏の個人コレクションを展示している資料館です。約半世紀の年月をかけて収集した民具や復元製作したものが基礎となっており、1121点もの使用が重要有形民俗文化財の指定を受けました。

そのうち202点所蔵、いずれも出自が明確であるため歴史資料としても貴重なものばかり。民具、遊具、楽器など幅広く二風谷アイヌの伝統文化の宝庫と言えるでしょう。

雪が少なく暮らしやすい伊達には縄文時代から人々が定住していた痕跡が残っています。だて歴史文化ミュージアム2階の展示室では縄文文化からアイヌ文化、そして伊達文化まで太古の昔から現在まで連綿と続く伊達の大きな歴史の流れに触れることができますよ。

また貴重な資料が数多く展示されており見所が満載。学芸員によるガイドも実施しており詳しい話を聞きながら観察すると面白さも倍増しますよ。

二風谷ヤントは沙流川流域で独自の文化を育んできた二風谷アイヌを肌で感じられる場所としてオープンしたゲストハウス。異文化に触れられる場所として新たな交流が生まれるきっかけになることを願い宿泊と情報を得られる施設は萱野茂二風谷アイヌ資料館のすぐそばにあります。

男女別のドミトリーは4人収容の3部屋あり家族連れや友人同士にぴったり。2日前までの宿泊予約で朝食が無料になりますよ。

美しいブドウ畑を眺めワインを味わうだけでも魅力的ですが、もう一歩産地や作り手の思いを知ることができれば楽しさは倍増するはず。そんな要望に応えてスタートしたのが余市観光協会が主催するワインぶどう畑かんぱいツアーです。

栽培の歴史から品種、栽培方法など基礎知識はもちろん、裏エピソードまで盛り込まれ通り一遍ではない解説が面白いですよ。知れば知るほどぶどう畑の風景にもワインの味にも愛着がわき、ぐっと奥深く感じられるでしょう。

こんがり焼けて大きくて美味しそうなスコーンがずらりと並びますが、早い時は昼頃には売り切れてしまう人気ぶり。毎日焼き上げる約13種類の中には近隣の果物や野菜を使った一期一会の旬の味もあります。

ベリー類など果物を練り込んだバタークリームも評判で外はさっくり中は想像以上にしっとりやわらか。地元の子どもたちやお年寄りにも愛され開店前にできる列に並んで待ってくれることも多いそう。香り高い自家焙煎珈琲をお供に広々とした庭のベンチで頬張りましょう。

園内には初夏のサクランボを皮切りに桃、ブドウ、プルーン、梨、リンゴと12月下旬まで順に多種多様な果物がたわわに実ります。これから最盛期を迎えるブドウは無農栽培でポートランドなど10品種を手掛けていますよ。

直売店には収穫期ごとにもぎたてが並ぶほか当日受付OKのぶどう狩りも実施しています。直売所では看板娘が試食を勧めてくれるのが名物。そんな温かいもてなしにもほっこり癒されるでしょう。

チェリーハントイン&ブロイラーガーデンオオクボは初夏はサクランボ、秋にはプルーン狩りが楽しめる観光果樹園です。ここでは8月上旬から10月下旬にかけて13種類ものプルーンが次々と実をつけますよ。プルーンは完熟しないと酸味が強い黒系と食味は良いけど日持ちがしない赤系にわかれており、プルーン狩りに来たならば市場にあまり出回らない品種もある赤系のプルーンが狙い目。

特にパープルアイはリピーターが多く人気の高い品種。もう1つのお楽しみはブロイラーガーデンでの炭火焼でここでいただく炭火焼の味は格別です。8月の終わりからプルーンの糖度が増してくるというからこれからの季節に両方楽しみましょう。