北海道のお金かからない観光スポット30選！ドライブ・絶景・癒しなど旅行好きな筆者が紹介

ここは北海道を代表する紅葉の名所で、自然の美しい衣替えを一目見ようと毎年多くの人がつめかけます。また気温や天気など一定の気象条件などが整えば、眼下を舞う雲海が見られることもありますよ。

雲海が発生するのは早朝に限りますが地平線から昇ってくる太陽が赤や黄色、緑のマーブル模様を成した山肌を少しずつ照らしていく様子はまるで映画のワンシーン。季節、天候、タイミングなどあらゆる条件がそろった時にのみ出会える奇跡と呼ぶにふさわしい絶景が目にできますよ。

世界遺産に登録されている知床半島のほぼ中央に位置する硫黄山。この硫黄山は活火山でその中腹からは温泉が湧き出ています。ここから湧き出た温泉が流れ込むカムイワッカ川は流れ全体が温かい温泉水という一風変わった川なのですが、さらに珍しいことに下流では温泉が流れ落ちる滝が形成。

硫黄山から流れるカムイワッカ川を源流としオホーツク海へと流れ出る知床八景の一角を担う温泉滝は珍しくあり癒しスポットでもあります。

霧多布岬はその名の通り霧の名所として知られておりスッキリと晴れ渡る日は決して多くはありません。そのためここから眺める海は見る者にとても過酷な印象を与え、雄大さの陰に潜む自然の厳しさを改めて感じさせてくれます。

岬の手前にある丘の上の草原には展望台があり、ここからは目の前に果てしなく広がる太平洋を望めるほか、キャンプ場も併設されているので準備さえ整っていれば宿泊することも可能。視覚的には厳しさばかりが目についた海も目を閉じて耳を澄ませてみれば、少し違った印象を受けるかもしれません。

敷地の一部が国の天然記念物に指定された釧路湿原ではその後、指定範囲をどんどんと広げて今では全体の約三分の一が保護の対象区域となっています。かつてはこの広大な湿原を農地化する試みも行われていましたが、豊かな生態系が破壊されるなどの危惧があり方向を転換。

現在は開発ではなく保全に目が向けられており、釧路湿原自然再生プロジェクトなどの自然再生事業が進められています。このような四季折々でさまざまな表情を見せる釧路湿原ではネイチャーカヌー体験がおすすめ。朝靄に煙る静寂の中、大自然に抱かれてゆったりと流れる特別な時間を体感してみませんか。

岬には北方領土返還を記念する四島の架け橋と題された巨大なシンボル像が建てられており、その下には祈りの火が灯されています。本土最東端という立地上、日の出の時間が非常に早く6月だと午前3時半過ぎには日が昇りますよ。

そのため毎年元旦には日本一早い日の出を見ようと大勢の人がつめかけ賑わいを見せます。また夏の盛りの8月の平均気温は16.5度と全国で最も低く、同月の平均最高気温は20.2度と本州の方にとっては涼しいを通り越して肌寒く感じるほどなので薄着を避けてお出かけください。

大沼は三保の松原や耶馬渓の競秀峰とともに新日本三景にも選ばれており、年間通して多くの観光客が訪れています。また大沼は乗馬やボートなどのアクティビティが充実しているほか、運が良ければエゾリスやキタキツネなど北海道ならではの野生動物と出会えることもありますよ。

標高1131メートルの駒ヶ岳は眺めるだけでなくもちろん登山も可能。冬には厚い氷が張り氷上でワカサギ釣りを楽しむこともできます。頂上からは太陽の光にきらめく大沼国定公園を一望することができますよ。

北海道稚内市内にある宗谷岬は言わずと知れた日本最北の地ですが、日本政府が領有権を主張している範囲における最北の地は北方領土の択捉島にあるカモイワッカ岬となります。また岬の突端には北緯45度31分22秒を表す日本最北端の地の碑が建てられており、このモニュメントは中央には北を示すN、円形の台座には平和と強調を表していますよ。

突端のモニュメントを見下ろすような小高い丘となっている宗谷岬公園には日露戦争当時の歴史的建造物の旧海軍望楼や慰霊碑の祈りの塔など、平和を願う建造物が数あるので忘れずに見学しておきましょう。

岩尾内ダムは天塩川本流上流部に建設されたダムにつくられた赤い色の取水塔が印象的な人造湖。湖を横切る岩尾内大橋が湖面に映え自然と人工物の調和の美が体感できます。

道道61号沿いの湖中央にある展望台からの眺めがベストで、湖畔ではカヌーやボードなどを楽しめるのも魅力。夏は湖の青と緑、秋は紅葉とのコントラストが楽しめますよ。

国内最大のカルデラ湖である屈斜路湖には冬になるとシベリアからたくさんの白鳥たちが集ってきます。オオハクチョウやコハクチョウなどが湖上で羽を休めている姿は美しいだけでなく愛くるしさに癒されるでしょう。

また屈斜路湖の湖畔の砂場には温度が40度近くの足湯があるので、足元から温まりながらのんびりと白鳥たちを眺められますよ。

優駿さくらロードは優駿の里公園の入り口から約3キロにわたり1000本を超えるエゾヤマザクラが両端に咲き誇り桜のトンネルとなる並木道。道内最大のエゾヤマザクラ・うらかわオバケ桜や百年桜、長寿桜といった一本桜も素晴らしいですよ。

5月上旬から中旬が見頃で終盤の桜のトンネルの桜吹雪も圧巻の美しさ。開花期間中はライトアップも行われ夜桜見物も楽しめますよ。