北海道の癒しスポット30選！絶景・ドライブ・散策など旅行好きな筆者が紹介

9月中旬、北海道の短い夏が終わると大雪山・赤岳では日本で一番早い紅葉が始まります。赤岳には数多くのナナカマドが生えており、紅葉シーズンになるとその名が示す通り全体が真っ赤に染まりますよ。

登山口にある銀泉台からは緑を残したままの針葉樹の中で、赤や黄色の広葉樹が存在感を強めていく様子が見てとれます。機会があれば一生に一度は訪れたい絶景スポット。きっと忘れられない感動の風景に出会えますよ。

緩やかな傾斜を刻む滝川の丘陵地は初夏になると見渡す限りの黄色の絨毯のような菜の花畑が広がります。中でも江部乙地区に点在し残雪が残る暑寒別連山をバックに満開の菜の花が鮮やかに咲き乱れる様子はまさに絶景。

花の見ごろは5月下旬から6月上旬にかけてですが畑の場所は毎年変わるので、自分だけのベストポイントを探すのもおすすめですよ。

恵庭岳の西山麓に佇む周囲6.5キロ、最大深度7メートルの神秘の湖、オコタンぺ湖は支笏洞爺国立公園の特別保護地区のため湖岸一帯は立ち入り禁止となっています。そのため道道78号側のオコタンぺ湖展望台から眺めてみましょう。

恵庭岳の原生林に抱かれた湖は天候や見る角度、時間などによって湖面がエメラルド色に見えることもありますよ。ちなみに通行止めの可能性もあるので事前に確認しておくことをおすすめします。

神の子池は神からの贈り物と呼ばれる摩周湖の伏流水が湧き出すと言われる湧水池。底までくっきり見えるほど澄んだ水をたたえた周囲220メートル、水深5メートルの小さな池は阿寒摩周国立公園に編入され国立公園に指定されています。

ベストシーズンは6～8月の晴天時。また池の周囲には木道が整備されておりゆったりと散策ができますよ。

ピョウタンの滝は日高山脈襟裳国定公園の山裾に広がる札内川園地にある滝。札内川の清流を集め落差10メートルを豪快に流れ落ちる様子はすぐ下流にかかる橋から見学が可能です。ほか園内にはテニスコートやキャンプ場なども整えられていますよ。

札内園地の入り口、札内川に架かる虹大橋は滝を一望できる絶好のビューポイント。四季折々のダイナミックな美しさを体感しましょう。

小樽市内に流れる勝納川の源流部の岩穴に流れ落ちる滝なので穴滝と呼ばれています。穴滝までの約3キロは車の立ち入りはできないので徒歩となりますが、片道2時間の道中小さな沢やぬかるみがある上に案内看板もほとんどないためトレッキングの装備や地図の用意が必須。

不定期でトレッキングツアーなども開催しているのでチェックしてみましょう。

北海道の最高峰、標高2291メートルの山、旭岳。四季折々のさまざまな姿が楽しめるのが魅力で季節によっては多様な高山植物が見られますよ。登山シーズンは6月下旬から10月初旬と短いながらも短期間で変化する大自然は見ごたえ十分。

人気の撮影スポットはロープウェイで姿見駅まで行き30～40分歩いた姿見の池となっています。

雄阿寒岳は阿寒湖東側に位置する標高1371メートルの山で、アイヌ語でピンネシリ（男性の山）と言われています。山頂に立つと森と湖と火山に代表される阿寒摩周国立公園の雄大さを感じることができますよ。

山頂からはペンケトーやパンケトーなどの美しい湖を眼下に見られますし、天気の良い日は遠く知床連山まで見渡すことができます。

大函は柱状節理の巨大な岸壁が石狩川を挟むように屏風状に並び層雲峡一の峡谷美とされる景勝スポット。1万年以上かけて石狩川が侵食したことで誕生した大迫力の岸壁は紅葉シーズンには葉が鮮やかに色づいた華やかな景色が見られます。

北海道屈指のスケールを誇る絶壁をすぐ間近で見られる大函、自然の雄大さに心を打たれますよ。

天人峡は大雪山国定公園の南東山麓に位置しており、忠別川を囲むようにそびえ立つ柱状節理の岸壁群です。3万年前の巨大噴火が元になり形成された絶景で巨大な岩から水が流れる様子が鳴いているように見える涙岩や、7本の柱状節理が等間隔で美しく並ぶ七福岩など特徴的な岩も点在していますよ。

10月初旬からは岩間から覗く赤や黄色の紅葉と岩場のコントラストが楽しめます。