【保存版】輪島デート49選！ゆったりデートが好きな人におすすめの日本海が作った自然・歴史・伝統・グルメスポット

美しい海岸もいいのですが、ヤドカリやカニ等の小さな生き物がいる岩場の潮溜りを見るのも楽しいものです。こちらの海岸はそんな生き物たちがたくさんいる岩礁が広範囲に広がっている場所。「鴨ヶ浦散歩道」も整備されているので散策に最適ですね。

観光地化していないので混雑することもなく、海の癒し効果を十分に感じることができる穴場的なスポットです。人口的に岩礁を削り取って、海水が自然に流れ込むように細工された珍しい「海水プール」(登録有形文化財)もあるんですよ。岩礁の上は滑りやすいので、手を取り合って歩くといいですね。

「快水浴場百選」に選ばれているこちらの海水浴場。シーズンは7月中旬～8月中旬。遠浅で海も砂浜も美しい海岸です。シャワーや更衣室等の施設もあり、隣はキャンプ場と、海水浴場としては申し分ないですね。

しかし、こちらのおすすめはそれだけではありません。夏場、日本海に沈む夕陽が美しいのです。夕暮れ時に浮かび上がるとんがり岩と一本松のシルエットは特におすすめしたい風景。インスタ映えするスポットです。

輪島市と珠洲氏の境、八世乃洞門トンネルのすぐそばにある滝で、別名は「吹き上げの滝」。この滝は日本海に注ぎ込んでいます。

冬の日本海は季節風が吹き荒れますよね。この強い季節風に滝の水が吹き上げられ、水が流れ落ちないこともあるところから、この別名がつきました。水量が多くないので、滝のすぐ傍まで遊歩道を歩いて行くことができ、水を触ることもできるんですよ。また春にはこの上流で輪島市の花、雪割草が可憐に咲きます。

この地域ではニガタケという細い竹を組み合わせて柵をつくり、集落を囲っています。その柵の高さは約5m。この柵を「間垣」というんですね。間垣は海から集落を守るように設えられています。

この地域の目の前は日本海。直ぐ後ろには急峻な山が迫り、その間の平地に人々は暮らしているのですが冬には激しい季節風が容赦なく吹き付けます。その季節風から家々を守るために間垣は作られているのですね。海に向かって高い間垣が立ち並ぶ姿はこの地域独特の景観を形作っています。かつては広い地域で見られた間垣ですが、今日この景観を保っているのはこちらだけです。

国の重要伝統的建造物群保存地区「黒島地区」。ここに現存する代表的な廻船問屋住宅が「旧角海家住宅」。黒島地区はかつて廻船業で栄えた町で、北前船はその中心的な航路です。黒い瓦、黒い板壁そして格子戸を使った家々が並ぶ街並には独特な空気が漂います。

「旧角海家住宅」は中庭を帳場や座敷等でコの字で囲う「ミツボカコイ」という様式で建てられているんですよ。この建て方、この地区では一般的なんだそうです。ここには当時の暮らしぶりがわかる日用品も展示されています。歴史の教科書にでてくるような道具類や日用品は会話が弾むきっかけになるかもしれませんね。

平清盛の正室、時子の弟が平時忠。有名な「平家にあらずんは人にあらず」は時忠の言葉です。この時忠の五男、時国がこの時国家の初代当主で近世に「上」と「下」の二家に別れました。

江戸時代から庄屋を務め、豪農として名高かったこちらの屋敷は日本最大級の木造民家で国の重要文化財。庭園は国の名勝です。襖に描かれた「丸に揚羽蝶」は「平氏の末裔」であることを物語っています。

「上時国氏庭園」の川向にあるこちらの美術館は江戸時代にこの地で庄屋を務めた南家の当主たちのコレクションを展示したもの。建物は南家の前蔵です。初代当主が「惣右衛門」であったため、屋号が「南惣」とされました。

展示されているのは俵屋宗達、円山応挙、雪舟、松尾芭蕉他(以上絵画)、後鳥羽上皇、松尾芭蕉、千利休他(以上書)…絵画、書以外の分野でも教科書で見た名前がいっぱい！これらを集めたのが地方の庄屋の主たちだったという事に驚きますね。

こちらの神社は明治43年の輪島大火で焼失し、その後再建されたので、新しい神社のように思えますが、創建されたのは紀元前1世紀頃。歴史ある神社なんですね。お祀りされているのは天之冬衣命、大国主命。

境内には「稲荷神社」(商売繫盛)、「たぬき神社」(他・抜き…学問の神様)等もお祀りされています。また「なでうさぎ」という石で作られた丸っぽいうさぎをなでると「幸せになれる」といわれているんですよ。参拝者の方が熱心になでられるのでツルツル、ピカピカしています。

神社仏閣の屋根が中央から前方にせりだした部分のことを向拝といいます。そして、この向拝を支える柱は向拝柱。そして向拝柱を貫いて横木が飛び出ている部分を木鼻というのですが、こちらの木鼻には東南アジア風の象の彫刻が施されているんですよ。

それからこちらの鬼瓦もあまり見たことがないデザインです。

宝探しのように、こういう細かいところを探してみるのも面白いですね。

大本山總持寺祖院で見ていただきたいのが文化財の数々。

虎を描くことを得意とした岸駒作の「花鳥大額」、書家であり江戸無血開城に関わった剣術家山岡鉄舟の襖書、名工が開祖瑩山紹瑾禅師の生涯を描いた「瑩山紹瑾禅師透かし彫り欄間一代記」等、1321年に開創された曹洞宗祖院の価値ある芸術を鑑賞して下さい。