長野の遊び場・暇つぶしスポット30選！レジャー・リフレッシュ・ドライブなど旅行好きな筆者が紹介

田立の滝は大滝川の渓谷にかかる幾つもの瀑布の総称です。大滝川沿いに整備されたコースを歩けば天河滝を筆頭に螺旋滝や霧ヶ滝、不動滝などさまざまな滝と出会うことができますよ。緑の木々に覆われたコースは木漏れ日が差しなだらかなでトレッキング気分で歩けます。

途中にはモミの木のもみたろうや樹齢350年以上のサワラ大師、ひのきのイチローなどユニークな名前を冠した樹木も見所で、中でも田立の滝の主瀑である天河滝は圧巻。切り立った高さ40メートルの花崗岩のてっぺんから滝が一気に流れ落ちます。巨大な不動岩の上に立てば木曽の町と山並みが一望できますよ。

江戸時代には尾張藩の留山、明治以降は皇室の御料林として管理されましたが、昭和44年に全国初の自然休養林に指定されました。赤沢自然休養林には7つの森林浴コースが設定されているので、ふれあいの道から中立コース、向山コースを歩いてみましょう。

根っこに人が入れるほどの巨木やヒノキの根が絡み合う走り根などが見られ、森の自然を堪能できますよ。

岐阜と長野の県境、標高1739メートルの富士見台高原。山の大部分がクマザサに覆われており、山頂付近からは北・南・中央アルプスの360度の大展望が広がっています。複数のアプローチがありますが歩きやすいのは神坂神社からの古代東山道ルート。

自然林や放牧場跡などを通過し、富士見台高原入り繰りにある山小屋や萬岳荘まで約2時間半です。緩やかな高原ハイキングをのんびり満喫しましょう。

志賀草津道路は極めて多彩な表情を見える山岳道路です。日本三名湯に数えられる群馬県草津温泉と外国人観光客に人気の長野県渋温泉を結びますよ。約50キロのルートは信号もなく快適そのもの。草津川からスタートすると深い林の中を抜け活火山の白根山がつくる荒涼とした風景が広がります。

4月下旬の冬季閉鎖解除の直後は雪の回廊も出現。新緑の夏も美しいですが秋の紅葉もとても素晴らしい眺めとなりますよ。

ビーナスラインは日本を代表する観光山岳道路の1つで、標高1400～2000メートル級の山々を巡る約76キロの爽快な道は長野の茅野市街と美ヶ原高原をつないでいます。大きく視界が開け天気が良ければ富士山まで遠望できますよ。

霧ヶ峰のドライブインから先は鷲ヶ峰や茶臼岳などの横をすり抜けて落合大橋まで約22キロのワインディングロードを楽しみましょう。

江戸と京都を結んだ街道、中山道。特に木曽十一は当時の趣を色濃く残しており、信濃路自然遊歩道として整備されています。尾根を沿って石畳の道と街並みが続く妻籠宿から妻籠ふるさと広場や峠の集落などを経て標高790メートルの妻籠峠へ向かいましょう。

ここから緩やかな下りで大妻籠の集落、そして国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されている妻籠宿へ石畳の中山道を往時の旅人気分で歩いてみましょう。

同じエリアに壮大なスケールとバラエティ豊かな景観を誇るビーナスラインがあることからその存在は隠れがちですが、この美ヶ原高原道路は訪れた者を必ず感動させてくれる絶景の道です。

名称通りに高原らしい緑の大地が視界いっぱいに広がり、さらに松本市街のパノラマや北アルプスが連なる雄大な自然の景色も遠望できますよ。道は場所によって道幅が狭くなったり中央線がない区間もありますが、タイトカーブやきついアップダウンはなく見通しが良い区間も多いため走りやすいです。

長野県の南端付近に位置する遠山郷は日本の秘境百選にも数えられ、山深い谷間の地域です。東傾斜面に家屋や耕地が点在し、その姿がオーストリアのチロル地方と似ていることから日本のチロルと呼ばれていますよ。

この場所は日本三アルプスの主要山岳が眺められる屈指のアルプス展望地となっていますよ。

乗鞍スカイラインは標高1684メートルの平湯峠から標高2702メートルの畳平まで岐阜県最東部を乗鞍岳に向かって走る道です。山々の頂点を避けながら弧を描く道や遠くにそびえる穂高連峰も美しく通行する車は皆無に等しい。

自転車ヒルクライマーもいますが、折り畳み自転車を持って頂上までバスで行けばほぼダウンヒルオンリーで贅沢なサイクリングが可能ですよ。

岐阜県と長野県にまたがる御岳山は標高3067メートルの複合成層火山。その南東麓にある標高約900メートルの御岳湖付近から7合目となる標高2180メートルの田ノ原天然公園まで一気に駆け上がるのが御岳スカイラインです。

前半は深い森の中を走る舗装林道といった雰囲気ですが、ルート中間となる御岳高原付近から視界が開け後半は雰囲気が一変しますよ。ガードレールのない道が緑の大地を這う姿を遠くまで見渡せるような最高の眺望となります。