小樽のおいしい居酒屋15選！銘酒・小樽グルメ・蕎麦前など飲み会にもおすすめのお店を北海道のグルメライターが厳選

意外に知られていない小樽グルメが「焼き鳥」で、小樽には独特の味わいが楽しめる焼き鳥があります。それを体験するなら「焼鳥 伊志井（いしい）」に行ってみましょう。場所は小樽の歴史的繁華街「花園」の1丁目、老舗の風格を感じさせる店です。

名物は「腸ガツ」、豚の腸でいわゆるホルモンの一種で、北海道ならではの「豚」の焼き鳥になります。味はタレがおすすめ（塩も可）で、これが90年続いているまさに“秘伝”のもの。味噌っぽい口当たりですが味わいは醤油？（企業秘密）このタレと肉の組み合わせこそが、小樽グルメの焼き鳥なのです！

小樽で最も風情のある蕎麦屋といえば「小樽・蕎麦屋・藪半（やぶはん）」でしょう。石蔵や囲炉裏のある歴史的建造物で営業を続ける70年近い歴史を持つ老舗です。

この店では小樽ならではの“蕎麦前”が楽しめます。「たちかま」（スケトウダラの白子で作る蒲鉾風の料理）や小樽名産の「焼き蝦蛄」など、他の地域では食べられない酒肴がいろいろと。飲み会には、石蔵の部屋でのコース料理（要予約）もおすすめです！

“小樽の夜は早い”とよく言われます。確かに小樽は商店街も遅くまで営業する店は皆無で、2次会・3次会で悩むことも少なくありません。その中で「そば処 こびやま」は深夜（24時）まで店を開けている便利な蕎麦屋です。

気の利いた酒肴に手打ちのそばを小樽ビールや厳選の日本酒で味わえます。夕方からの飲み会はもちろん、締めの一杯とそばを楽しむ！この店の上手な使い方といえるでしょう。

小樽駅からほど近い路地の一角に店を構える「小樽・蕎麦や 荒又」。店に入ると、いかにも旨い蕎麦と酒肴を楽しめる雰囲気が漂います。それもそのはず、ご主人は小樽の名店「藪半」の出身で、その技をしっかり受け継いでいるからです。小樽名物「鰊そば」の具材を使った「にしん煮」などの酒肴類に期間限定の銘酒も用意され、小粋な飲み会もできます。

そば職人のご主人と奥様の夫婦で営む、丁寧な接客が印象的な贔屓にしたいと思わせる蕎麦屋です。

JR小樽の隣駅「南小樽」から徒歩で7～8分、住吉神社のすぐ横に店を構える「そば・酒処 くるみや」は蕎麦通の間でも評判の店です。その理由は手間をかけた“かえし”を使った味わい深い「そばつゆ」にあります。材料を厳選し、特に節類は3～5種類を組み合わせその味を追求するというこだわりぶり！

店の入口には大きな「酒」の看板を掲げるように“蕎麦前”も売りのひとつ。「板わさ」や「鰊の甘露煮」などの酒肴と厳選の銘酒を味わえます。

小樽の複合商業施設「ウイングベイ小樽」にある蕎麦屋が「板そば 真兵衛（しんべい）」。店名に掲げる「板そば」は、山形の郷土料理とされ板皿に盛られて提供されるお蕎麦です。

この店で人気の一品が「牛タンセット」。蕎麦屋ながらメニューに“絶品！”と表示するほどの自信作で、食べてみれば確かに蕎麦にもお酒にもよく合います。

蕎麦屋の代表的な種物である「天ぷら」も自慢です。各種単品でも注文できるので、「そば焼酎のそば湯割り」を合わせれば、“蕎麦屋ならでは”の飲み会を楽しめるでしょう！