実に珍しい名前の「我無らん」(がむらん)は趣の異なる6室のバリ風の客室が評判のお宿です。全ての部屋に源泉かけ流しの温泉がひかれています。「天空」という名の露天風呂付きのお部屋では屋上にある露天風呂は一枚岩をくりぬいた珍しい湯船です。
「白夜」という部屋にはバリらしく天蓋付キングサイズベッドが備わっており、その他すべての部屋にテーマがあります。日帰りでも、これらの部屋を利用して食事と入浴が可能です。
岡山県津山の北に位置する奥津渓にほど近いところにある奥津温泉は津山藩主の湯治場から発展した温泉地です。泉質はアルカリ性単純温泉でいわゆる美人の湯と言われています。与謝野晶子、棟方志功などの文人墨客や犬養毅も愛した、由緒かる温泉です。
photo lisence by ikyu.com via valuecommerce
奥津温泉の老舗旅館「奥津荘」の木造2階建ての建物は昭和2年に建てられたものを2004年にリニューアルし、当時の趣をそのまま残しています。平成30年に国の有形文化財に認定されました。「奥津荘」の魅力は、この建物と「鍵湯」という名のお風呂です。
約400年前美作の国主森忠政が川から湧く温泉を気に入り、領民が入らないよう敷地に鍵をかけたのが始まり。川から湧く温泉の上に浴槽を作り、今も親しまれています。
店舗名 | 【登録有形文化財の宿 名泉鍵湯 奥津荘】 の空室状況を確認する |
エリア | 岡山県/奥津温泉 |
住所 | 〒708-0503岡山県苫田郡鏡野町奥津48 |
予約はこちら | 楽天トラベルで予約する 一休で予約する ※最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
「池田屋河鹿園」は昭和4年に「河鹿園」として創業した老舗旅館で、奥津荘と同様に与謝野晶子や棟方志功がよく訪れました。2018年にリニューアルして「池田屋河鹿園」に改称しています。
部屋からは吉井川のせせらぎを聞くことができ、春から夏にかけて旅館の名前にもなった河鹿の声を聞こえることも。4つの自家源泉を持ち、新鮮な美人の湯を楽しむことができます。洋食出身のシェフが腕を振るいますので、食後のデザートも楽しみです。
奥津温泉最大のホテルで大人の隠家と称される「米屋倶楽部 奥津」は奥津温泉の高台にあります。鶴の湯(西西の湯)という名の自家源泉を持ち、4つのお風呂があり、泉温が41.5度ですので、そのまま入浴可能です。
奥津温泉は意外ですが露天風呂のある旅館が少ないですが、「米屋倶楽部 奥津」には庭園を望む広々した露天風呂があります。またかけ流しの貸切ジェット風呂もあり、姉妹館の「池田屋河鹿園」のお風呂も利用可能です。
奥津温泉の「山人の宿 ことぶき荘」は愛想のいい女将さんが迎える7室の民宿のようなお宿です。規模は小さいですが季節ごとの山里料理でおもてなしします。
春はまわりの山々から採取された山菜、夏は鮎、秋はキノコ、冬は天然ジビエです。山菜はふきのとう、うど芽、こごみ、ワラビなど、天然ジビエでは猪、鹿、真鴨、キジなどがあります。いずれもなかなか家では料理できないものばかりです。山菜は天ぷら、ジビエは人気のお鍋でいただきましょう。
今回は過去に何度も岡山の温泉に行った筆者が、ここはおすすめ!と思う美作三湯の温泉旅館15選を紹介しました。気になる温泉旅館はありましたか?おどろきの天然混浴露天風呂「砂湯」はぜひ一度は訪れてみて下さい。日本中さがしても、こんな露天風呂はないでしょう。
歴史ある老舗温泉旅館は泉質自慢ですが内風呂だけのケースが多いです。立派な露天風呂は近年の傾向でしょう。皆様の好みで温泉旅館を選んでください。