この記事は、編集部で2024年03月11日にチェックし追加更新した最新情報を掲載しています!
気温差の激しかった冬も終わりふらっと外に出たくなる季節になりました。そこで今回はアートをきっかけにしたお出かけをご案内。博物館のオープン&リニューアルをはじめ地域を回遊して楽しむアートフェスティバルなど種類も楽しみ方もいろいろ。アートを通してさまざまな気付きがあったり心が動いたりしたら理解できなくてもそれだけで良いのです。またその土地ならではの食と文化にもふれて思い出をいっそう濃いものにしてくださいね。※本サイトは広告プログラムにより収益を得ています。
ライター/espressivo
旅行が好きなフリーライター。美しい夜景や人気の絶景スポットはもちろん、アクティブに過ごせる場所、歴史ある建造物など情報を惜しみなくお届けするとともに、ビギナーでも安心して出かけられるよう分かりやすく解説します。
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私たちはつい知っている世界にとどまりがちですし、よくわからないものは遠ざけたくなってしまいます。ですがいつでも世界はうんと広くあやふやで答えのないもの。
そこにはいろいろな見方があれば声にならない声もたくさんあります。アートを鑑賞した後は以前よりも自由な気持ちで世界が変わって見えるかもしれません。
アート作品に囲まれながら一人の作家の思考にじっくり触れてみるとアーティストとしての原点や、人間としての原点への問いが生まれてくるかもしれません。自然の生命力や人間の共存といったさまざまな視点から体ごと触れてみてください。
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江戸時代には呉服の里と呼ばれていた池田。同館コレクションの核はこの地ゆかりの呉春です。収蔵者は逸翁の名で茶人としても知られた阪急電車の創業者・小林氏。一都市一美術館という彼の理念を継ぎ元邸宅の雅俗山荘を改装して開館しました。
その後2009年に雅俗山荘は小林一三記念館として生まれ変わります。ゆったりと時間をとって美術館から記念館、庭園、茶室などを楽しみましょう。
スポット名 | 逸翁美術館 |
概要 | 日本の美術品と茶道具を展示している静かな美術館。伝統的な茶会を毎週開催している。 |
住所 | 〒563-0058 大阪府池田市栄本町12−27 |
営業時間 | 月曜日: 定休日、火曜日: 10時00分~17時00分、水曜日: 10時00分~17時00分、木曜日: 10時00分~17時00分、金曜日: 10時00分~17時00分、土曜日: 10時00分~17時00分、日曜日: 10時00分~17時00分、 |
電話番号 | 072-751-3865 |
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江戸時代に役者や美人、風景などが描かれた庶民のアート、浮世絵。その中でも江戸時代の後期の上方・関西で生み出され、浮世絵を集めた私設美術館が法善寺の門前にあります。上方浮世絵の題材はほぼ道頓堀の歌舞伎役者ですが、体格や人相などをしっかり捉えている点が特徴。
2~3階の展示室ではテーマを絞った企画展を、4階和室ルームでは浮世絵3~4色摺り体験などを開催しています。上方の芝居に縁深い土地柄らしさがあふれる美術館ですよ。
スポット名 | 上方浮世絵館 |
概要 | 歌舞伎役者を描いた伝統的な浮世絵作品を展示する、こじんまりとした美術館。 |
住所 | 〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波1丁目6−4 |
営業時間 | 月曜日: 定休日、火曜日: 11時00分~18時00分、水曜日: 11時00分~18時00分、木曜日: 11時00分~18時00分、金曜日: 11時00分~18時00分、土曜日: 11時00分~18時00分、日曜日: 11時00分~18時00分、 |
電話番号 | 06-6211-0303 |
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茶聖こと千利休を生んだ堺市に隣接する地に東洋古美術や茶道具などのコレクションを有する正木美術館があります。収蔵品は絵画・書跡・茶道具・水墨画・工芸品など多岐にわたり国宝3件、重要文化財13件を含む約1300点にのぼりますよ。
半数を占めるのが鎌倉・室町時代の水墨画と墨蹟で、特に長谷川等伯の筆とされる重要文化財は必見です。
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この施設は人が多く集い交わる駅のコンコースだからこそできる展覧会やダンスパフォーマンス、映像上映、講演会など多彩なプログラムが目白押し。特に鉄道とアートが競演する鉄道芸術祭はおすすめで鉄道の風景や音をアートに仕掛けた企画などが開催されています。
アートに興味のない人でもちょっと中をのぞいてみようかなという気にさせてくれ、鉄道や駅の新たな魅力を発見するきっかけを与えてくれますよ。
スポット名 | アートエリアB1 |
住所 | 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島1丁目1−1 京阪電車なにわ橋駅地下1階 |
営業時間 | 月曜日: 定休日、火曜日: 12時00分~19時00分、水曜日: 12時00分~19時00分、木曜日: 12時00分~19時00分、金曜日: 12時00分~19時00分、土曜日: 12時00分~19時00分、日曜日: 12時00分~19時00分、 |
電話番号 | 06-6226-4006 |
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大通り沿いにあるマンションの裏手にさりげなく佇む喫茶店があります。ここに展示されている油彩画は司馬遼太郎の挿絵を手掛けたことで知られる須田國太の作品。美術に造形の深い先代オーナーが当地在住で親交のあった司馬遼太郎から須田を紹介されたのがきっかけで作品収集を開始。
最終的には作品やスケッチ、研究ノート、関係資料など500点以上を譲り受けることになったそう。スピーカーからは心地よい音楽が流れいつまでもいたい空間になっていますよ。
スポット名 | 喫茶美術館 |
住所 | 〒577-0805 大阪府東大阪市宝持1丁目2−18 |
営業時間 | 月曜日: 14時00分~18時00分、火曜日: 14時00分~18時00分、水曜日: 定休日、木曜日: 14時00分~18時00分、金曜日: 14時00分~18時00分、土曜日: 12時00分~18時00分、日曜日: 12時00分~18時00分、 |
電話番号 | 06-6725-0430 |
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芸術祭や話題の企画展だけでなく常設展や博物館そのものにこそアートの面白さはつまっています。知っているようで意外と知らない注目ポイントを押さえて巡ってみましょう。
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朝日新聞社の創業者で茶人としても活躍した村山龍平の収集した日本と東アジアの古美術を展示しています。その収集品は刀剣や武具、仏教美術や書籍中近世絵画に茶道具など多岐にわたりますよ。企画展や特別展はこうした分野の美術品を中心に年4~5回開催。
常設展示室には本館の敷地内にあり国の重要文化財に指定されている、茅葺屋根の茶室が一棟丸ごと原寸大で再現されています。建物だけでなく腰掛け待合や飛石、手水鉢や燈篭など周囲の露地も再現されどのような環境に茶室があるのか思いを巡らすことができますよ。
スポット名 | 中之島香雪美術館 |
住所 | 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島3丁目2−4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト 4階 |
営業時間 | 月曜日: 定休日、火曜日: 10時00分~17時00分、水曜日: 10時00分~17時00分、木曜日: 10時00分~17時00分、金曜日: 10時00分~17時00分、土曜日: 10時00分~17時00分、日曜日: 10時00分~17時00分、 |
電話番号 | 06-6210-3766 |
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クラブコスメチックス文化資料館はクラブ洗粉などで知られ大阪に拠点を奥化粧品メーカー、クラブコスメチックスが運営する資料室です。女性文化研究所や出版社を設立、文化活動にも力を入れていました。
資料室では同社の所有する商品ポスターや製品などを展示。化粧や化粧文化、宣伝戦略など多彩な切り口で毎年春に企画展を開催しています。
スポット名 | クラブコスメチックス文化資料室 |
住所 | 〒550-0005 大阪府大阪市西区西本町2丁目6−11 |
営業時間 | 月曜日: 9時00分~17時00分、火曜日: 9時00分~17時00分、水曜日: 9時00分~17時00分、木曜日: 9時00分~17時00分、金曜日: 9時00分~17時00分、土曜日: 定休日、日曜日: 定休日、 |
電話番号 | 06-6531-2997 |
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かつて東洋のベニスと謳われ豪商たちが自治を行う貿易都市として栄えた町、堺。堺伝統産業会館は刃物、線香、和晒、浴衣、昆布、敷物、和菓子など堺のものづくりの数々を紹介する施設です。
特に全国的にも名高いのが包丁作りで2階は堺刃物ミュージアムとして開設されていますよ。さらに刃物の行程見本やさまざまな種類の刃物を展示しており販売も行っています。
スポット名 | 堺伝匠館(堺伝統産業会館) |
住所 | 〒590-0941 大阪府堺市堺区材木町西1丁1−30 |
営業時間 | 月曜日: 10時00分~17時00分、火曜日: 10時00分~17時00分、水曜日: 10時00分~17時00分、木曜日: 10時00分~17時00分、金曜日: 10時00分~17時00分、土曜日: 10時00分~17時00分、日曜日: 10時00分~17時00分、 |
電話番号 | 072-227-1001 |
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造幣博物館は昭和44年に開館。明治時代に作られたレンガ造りの西洋風建物を外観に持ちます。また造幣事業を広く紹介するため保管していた貴重な貨幣などを公開。平成20年には人に優しい博物館、環境に配慮した博物館、魅せる博物館を目指し改装を行いリニューアルオープン。
貨幣をガラスにはめ込み発光ダイオードでテラスことで表からも裏からも美しく見られる立体展示を導入しました。さらに常設展では貨幣の変遷や製造に使う機械など約4000点を展示しており貨幣と造幣局について学べますよ。
スポット名 | 造幣博物館 |
概要 | 日本の造幣を紹介する博物館。桜の木がある静かな庭園がある。 |
住所 | 〒530-0043 大阪府大阪市北区天満1丁目1−79 造幣博物館 |
営業時間 | 月曜日: 9時00分~16時45分、火曜日: 9時00分~16時45分、水曜日: 9時00分~16時45分、木曜日: 9時00分~16時45分、金曜日: 9時00分~16時45分、土曜日: 9時00分~16時45分、日曜日: 9時00分~16時45分、 |
電話番号 | 06-6351-5361 |
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約300年の歴史を持つ岸和田だんじり祭。普段だんじり本体は町ごとのだんじり小屋にしまわれており、年に一度の祭りの際に旗や吹きながし、金縄などで華やかに飾られます。装飾や構造などだんじりの全てが伝わるように作られたのが岸和田だんじり会館。
1階イベント広場には旧紙屋町のだんじりと文化・文政年間に作られたとされる五軒屋町のだんじりを展示しています。大迫力の音響と大型マルチ映像のスクリーンからは祭りの熱気が感じられますよ。
スポット名 | 岸和田だんじり会館 |
住所 | 〒596-0074 大阪府岸和田市本町11−23 |
営業時間 | 月曜日: 定休日、火曜日: 10時00分~17時00分、水曜日: 10時00分~17時00分、木曜日: 10時00分~17時00分、金曜日: 10時00分~17時00分、土曜日: 10時00分~17時00分、日曜日: 10時00分~17時00分、 |
電話番号 | 072-436-0914 |
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