【2024年版】名古屋の穴場おでかけスポット30選！レジャー・ミュージアム・リフレッシュなど旅行好きな筆者が紹介

カーテンを開けトンネル型の空間に足を踏み入れると暗闇の中にきらめきが芽生え、360度の万華鏡によって生命や深海、宇宙をイメージしたストーリーが繰り広げられます。2分弱のドラマのクライマックスはビッグバン。

暗から明へ色鮮やかな模様が目くるめく変化し覚醒へと導かれますよ。これが話題を集めた巨大万華鏡のスフィア。来館者の写真撮影を解禁するとSNSブームで再び火が付き写真映えスポットとして一躍人気になり、一目見ようと国内外から多くの人が訪れていますよ。

市民憩いの場である豊橋公園内に散策の拠点となる豊橋市美術博物館はあります。まず迎えてくれるのは昭和期の美術館建築で流行したというレンガ調の建物。内部からは木々が美しい北庭や彫刻作品も展示された中庭を眺めることができ、建物が醸す重厚な雰囲気を程よく和らげてくれます。

展示されているのは豊橋市に縁の深い芸術家の作品が中心。公園内に鉄櫓が残る吉田城関連の資料をはじめ東海道や近世郷土画人の絵画なども展示していますよ。

どのテーマも見ごたえがありますが特に注目したいのはエコール・ド・パリ。エコール・ド・パリとは1920年代を中心にパリに集い活動していた画家たちの総称で、シャガール、ユトリロ、モディリアーニ、藤田嗣治など著名な作家が活躍していました。

モディリアーニの代表作であるおさげ髪の少女は同館のオリジナルグッズのモチーフとなるなどおなじみの作品で、静かにこちらを見つめる少女の表情が印象的に描かれていますよ。

かつては海外へ輸出する陶磁器生産の一大拠点だった名古屋。ここでは明治から大正時代に製作され輸出された陶磁器の里帰り品を中心に展示しています。華やかさで装飾性の高い名古屋絵付けや日本初の洋風の陶磁器を作ったオールドノリタケなど貴重な陶磁器作品は約3000点にも及びますよ。

また定期的に企画展も行われ講演会などのトークイベントや陶磁器のワークショップも人気があります。

徳川美術館は徳川家伝来の大名道具を中心に収蔵。収蔵数は源氏物語絵巻をはじめとする国宝9件と家康の愛刀・脇指名物物吉貞宗などの重要文化財59件を含め、約1万件にものぼります。本館は1935年に完成し帝冠様式の建築は昭和えお代表する建物として国の有形文化財にも登録されていますよ。

大名家伝来のコレクションとしては日本最大の規模。大名道具や甲冑などの名品をじっくり鑑賞しましょう。

愛知県美術館は都市型の複合文化施設である愛知芸術文化センターの中の美術館として1992年に開館しました。2019年に全館リニューアルしあいちトリエンナーレのメイン会場にもなっています。またグスタフ・クリムト、バブロ・ピカソなど国内外の有名作家による20世紀美術作品を中心に約8000点を収蔵していますよ。

大浮世絵展など魅力的な企画展にも注目。デザイン性あふれる館内は白と黒を基調としておりグッドデザイン賞を受賞していますよ。

メナード美術館はメナード化粧品の創業者が設立した美術館。ピカソやゴッホ、シャガールといった西洋の有名な画家から横山大観など日本の画家まで約1500点の作品を収蔵しています。

ミュージアムショップには画家・田渕俊夫や島田章三とのコラボレーションしたオリジナルの香水などの個性的なグッズがあり興味をそそられますよ。

名古屋市博物館は旧石器時代から現代までの歴史資料や美術、工芸品などが見られる博物館です。展示物は名古屋を中心とする尾張地方の資料を収集しており、実物を通して尾張の歴史を感じることができますよ。また企画展と国内外の文化遺産を紹介する特別展と年に5回ほど開催しています。

屋外には日本庭園があり四季折々の情景を楽しむことができますよ。