東京の美術館30選！アート・歴史・陶磁など旅行好きな筆者が紹介

三菱一号館美術館は19世紀末西洋美術を中心にロートレック、ルドン、ヴァロットン作品などを収蔵。館内にはミュージアムカフェやバー、ショップ、丸の内の歴史体験スペース、三菱にゆかりのある美術館などが所有している貴重な名品をデジタル画像で閲覧できる三菱センターデジタルギャラリーなども併設しています。

美術館のオリジナルグッズや展覧会に関連したグッズはもちろん、国内では取り扱いの少ない貴重な商品も揃う、セレクトが光るミュージアムショップには鑑賞券がなくとも自由に入れますよ。

三井家の原点である越後屋のある日本橋に三井財閥の本拠地として1929年に竣工した三井本館。江戸時代以来収集された三井家の旧蔵品は約4000点にものぼり、国宝は6点、重要文化財も75点という膨大で貴重なコレクションは江戸時代中期から明治・大正時代に蒐集した茶道具が中心です。

絵画は円山応挙の代表作である国宝をはじめ円山派の作品も多く、洋風の空間に東洋の美術品を配置して作品固有の造形の美を表現しているのが特徴。質の高い文化財をじっくり鑑賞できる静かな空間も魅力ですよ。

相田みつを美術館は書家・詩人として独特の感性をもち自分の言葉や自分の書を探求し続けた相田みつをの作品を展示している美術館です。にんげんだものなどの代表作はもちろん独特の書体で力強く時に優しく語りかける言葉を求めて通うファンも多い。

館内はみつをが愛した自然を感じられる設計になっており、カフェの内装には暖かみを感じられる木材を使用しています。またショップも充実しており日めくりカレンダーやポストカードをはじめ多数の弘通を販売していますよ。

東京国立近代美術館は皇居にほど近い北の丸公園にある日本初の国立美術館。美術館のシンボルとして親しまれている外観は日本のモダニズム建築らしさを湛えています。また明治から現代までの日本美術の名作を海外作品も交えて収蔵・展示していますよ。

その所蔵点数は重要文化財の15点を含め、約1万3000点と国内最大規模を誇ります。会期ごとに選りすぐった約200点を展示する所蔵作品展は100年を超える日本美術の流れを一気に鑑賞できる贅沢な展覧会ですよ。

伝統芸能情報館は歌舞伎や日本舞踊、文楽、邦楽など日本の伝統芸能を上演する国立劇場に併設しており、伝統芸能に関する資料を収蔵・展示しています。1階の情報展示室では企画展示を開催。毎回テーマに沿った絵画や衣装、公園映像などを楽しむことができます。

伝統芸能や展示に関連した講座を年に数回実施。講座は事前申込制なので詳しくは公式サイトなどで確認しましょう。

長泉院付属現代彫刻美術館は浄土宗の寺・長泉院の住職が彫刻のすばらしさを伝えたいと開設した彫刻専門の美術館。現代彫刻家の作品を約260点ほど所蔵し4カ所の野外展示場と本館建物で企画展などを行いつつ展示しています。

また住宅街の中の開けた場所にある展示場に具像・抽象像の彫刻作品が並ぶさまは雑居な風景と芸術がコラボしており、広大な自然のなかでの野外展示とはひと味違った趣が楽しめますよ。

館名の香雪は実践女子学園の学祖、下田氏の号に由来します。展示施設は昭和55年に校舎の一室を改修して美術資料展示室が造られたことにさかのぼりますよ。本格的な史料館として立ち上げられたのは学園創立100周辺記念事業の一環。

館内には日本の女子教育の発展に尽力した下田氏の人生を語る資料や近世・近代の女性画家が描いた絵画などが展示されています。

駐日韓国大使館韓国文化院は韓国文化を気軽に体験できる施設として昭和54年にオープンし、2009年に現在地に移転しました。ユニークなフォルムのビル内には朝鮮時代の建築様式や生活文化を再現したサランバン、韓国関連の書籍や新聞を取りそろえた図書映像資料室などがあります。

ドラマの背景とともに記念写真が撮れる韓流エンタメショールームは韓流ファンには特におすすめの施設ですよ。

スパイラルガーデンはレストランや生活雑貨ショップが並ぶ複合文化施設・スパイラルの1階にあるギャラリースペース。生活とアートの融合をテーマに現代美術やデザイン、舞台など多彩なアートイベントを開催しています。

螺旋のスロープが美しいギャラリーはもちろん、アトリウムと隣接するカフェや青山通りに面したエスプラナードなど空間構成も大きな魅力。開放的な空間にさまざまな展示が催され作品や展示の仕方で雰囲気が変わりますよ。