東京の美術館30選！アート・歴史・陶磁など旅行好きな筆者が紹介

伝統芸能情報館は歌舞伎や日本舞踊、文楽、邦楽など日本の伝統芸能を上演する国立劇場に併設しており、伝統芸能に関する資料を収蔵・展示しています。1階の情報展示室では企画展示を開催。毎回テーマに沿った絵画や衣装、公園映像などを楽しむことができます。

伝統芸能や展示に関連した講座を年に数回実施。講座は事前申込制なので詳しくは公式サイトなどで確認しましょう。

長泉院付属現代彫刻美術館は浄土宗の寺・長泉院の住職が彫刻のすばらしさを伝えたいと開設した彫刻専門の美術館。現代彫刻家の作品を約260点ほど所蔵し4カ所の野外展示場と本館建物で企画展などを行いつつ展示しています。

また住宅街の中の開けた場所にある展示場に具像・抽象像の彫刻作品が並ぶさまは雑居な風景と芸術がコラボしており、広大な自然のなかでの野外展示とはひと味違った趣が楽しめますよ。

館名の香雪は実践女子学園の学祖、下田氏の号に由来します。展示施設は昭和55年に校舎の一室を改修して美術資料展示室が造られたことにさかのぼりますよ。本格的な史料館として立ち上げられたのは学園創立100周辺記念事業の一環。

館内には日本の女子教育の発展に尽力した下田氏の人生を語る資料や近世・近代の女性画家が描いた絵画などが展示されています。

駐日韓国大使館韓国文化院は韓国文化を気軽に体験できる施設として昭和54年にオープンし、2009年に現在地に移転しました。ユニークなフォルムのビル内には朝鮮時代の建築様式や生活文化を再現したサランバン、韓国関連の書籍や新聞を取りそろえた図書映像資料室などがあります。

ドラマの背景とともに記念写真が撮れる韓流エンタメショールームは韓流ファンには特におすすめの施設ですよ。

スパイラルガーデンはレストランや生活雑貨ショップが並ぶ複合文化施設・スパイラルの1階にあるギャラリースペース。生活とアートの融合をテーマに現代美術やデザイン、舞台など多彩なアートイベントを開催しています。

螺旋のスロープが美しいギャラリーはもちろん、アトリウムと隣接するカフェや青山通りに面したエスプラナードなど空間構成も大きな魅力。開放的な空間にさまざまな展示が催され作品や展示の仕方で雰囲気が変わりますよ。

聖徳記念絵画館は1926年に造営された明治神宮外苑のシンボルである絵画館。明治天皇のご生涯と主要な業績を一流画家らが描いた日本画40点と洋画40点で展示しています。外壁に花崗岩を使った左右対称の建物は2011年に国の重要文化財になりました。

建物中央には地上約32メートルの高さにドームがあり荘厳な雰囲気を醸し出していますよ。

NTTインターコミュニケーション・センターはNTT東日本が運営するメディア文化施設です。ヴァーチャル・リアリティやインタラクティブなどの最新技術を使ったメディア・アート作品の展示をはじめ、アーティスト・トークやシンポジウム、ワークショップなどのイベントも行っていますよ。

年度ごとに内容を替える展覧会やミニシアター、映像アーカイブが無料で楽しめるオープン・スペースのほか年に一度の企画展も開催しています。

日本の近・現代美術を中心にユニークかつ斬新な視点や切り口の企画展を開催している区立美術館として人気が高い練馬区立美術館。より多くの区民や美術ファンに愛される美術館となるため、企画などで独自性を追求しています。

大きなガラス窓からたっぷりの自然光が差し込む開放感ある2階のロビーがおすすめ。美術館をさまざまな角度から楽しめるギャラリートークやコンサート、ワークショップなどの教育普及事業も積極的に開催していますよ。

ちひろ美術館は愛らしい子どもを描き続けたちひろの原画や世界の絵本画家の作品を展示するほか子どもたちが人生で初めて訪れる美術館となるよう、木や布のおもちゃなどで遊べる子どもの部屋や、3000冊もの絵本が楽しめる図書室など親子で楽しめる設備が充実しています。

また敷地内にはちひろが愛した草花や樹木が植えられたちひろの庭もありますよ。子どもでも見やすいよう作品の高さを平均より低めにあわせてあり、親子で楽しめる美術館として人気が高いです。

エビスビール記念館は発祥の地であるビール工場の跡地・恵比寿ガーデンプレイスでエビスビールの誕生から現在までの歴史、さらに恵比寿の歴史まで学べる記念館。

恵比寿ギャラリーでは発売当時のラベルやポスターにグラス、パリ万国博覧会で金賞を受賞した際の記念の焼き印入りの木箱などを展示し、今見てもモダンに思えるデザインがたくさんあります。恵比寿様モチーフのレアなオリジナルグッズが販売されているショップにはぜひ立ち寄りましょう。