長崎の穴場おでかけスポット30選！散策・リフレッシュ・レジャースポットなど旅行好きな筆者が紹介

瑠璃庵は地元出身の工芸作家でオーナーを中心に若手の芸術家たちが創作に励んでいる長崎ビロードやガラス工房です。ほかにも吹きガラスやステンドグラスなどのもの作り体験を行っていますよ。

独自に調合して生み出した瑠璃色のグラスは一際鮮やかで目を引きます。工房の一角で作品を展示・販売しているのでぜひ覗いてみてくださいね。

五島列島の上半分にあたる新上五島町は通称かみごとうと呼ばれ、中通島と若松島、その周辺の島々から構成されています。東西南北に陸地が延びる中通島は十字架のような形が特徴的。江戸時代後期に弾圧を逃れた潜伏キリシタンが移り住んだ歴史を持ち、島内には29もの教会が点在しています。

また透明度の高い海ではダイビングやシュノーケリング、SUPなどのアクティビティも充実。大自然のパノラマや雄大なサンセットを眺めながらリラックスしたり、島グルメを堪能したりとさまざまな楽しみ方ができますよ。

長崎や福岡との航空便が発着する福江島は五島観光の中心地。空港の近くには福江のシンボル標高315メートルの鬼岳がそびえています。市街地を離れると紺碧の海と緑の山々が織りなす絶景スポットも多く、江戸時代に五島伴の居城があった福江市街には隠居所だった五島邸や武家屋敷通りが残り、今も城下町のたたずまいが感じられますよ。

また名物五島うどんや新鮮な魚介、幻の牛ともいわれる五島牛など絶品グルメもおすすめ。五島を散策するなら観光アプリをダウンロードして使うと便利ですよ。

黒島は平戸藩の放牧地として開拓された自然が美しい島です。江戸時代後期には弾圧を逃れたキリシタンが多く移住しキリスト教文化が今も生き続けていますよ。島を一周するには自転車で2時間ほど。

観光の中心は世界遺産の黒島の集落のシンボルでもある黒島天主堂やカトリック共同墓地などです。自然も豊かなので港近くにある黒島ウェルカムハウスで情報を得て、大海原を眺められる展望所や名所を巡ってみましょう。

海栗島は約50キロ海を隔てた先に朝鮮半島がある国境の島です。島全体が航空自衛隊海栗島分屯基地で、24時間体制で周辺の警戒監視の任務にあたっているため、自衛官の官舎も置かれていますよ。

春には対馬市の木、ヒトツバタゴの美しい白い花が楽しめますし、島の姿は対馬本島の韓国展望所などから眺めることができますよ。

長崎港から西南の沖合約10キロにある伊王島は良質な温泉や海の幸のほか、最先端技術を駆使した幻想的なアトラクションも楽しめる注目のスポットです。

スペイン語で太陽の海岸を意味するビーチはきらめく太陽と白い砂浜を満喫できるスポット。青い海に囲まれたリゾートアイランドを丸ごと堪能しましょう。

人里離れた江上集落に40～50戸の信徒がきびなご漁で得た資金を出し合って建てた江上天主堂は、今では数少ない木造の教会で文化財としても価値が高い建物です。柱に櫛を使って描いた木目模様や窓ガラスを彩る黄色の花模様などに信徒たちの苦労の結晶を垣間見ることができますよ。

奈留島へは福江湾から奈留湾へフェリーで行く方法と高速船で行く方法がありますが、その他中通島、若松島、博多湾からの便もあります。

小さな入り江に面して建つ旧五輪教会堂。五島に現存する木造教会としては最古の部類に入りますよ。潜伏キリシタンの共同体を維持し、信仰を続けた集落が世界遺産に登録されています。

明治初期に建てられた旧五輪教会堂は当時の教会建築を伝える貴重なもの。また久賀島では五島崩れと呼ばれる厳しい弾圧が行われ、その跡地に牢屋や記念教会が建っています。

19世紀、神道の聖地だった野崎島に渡った潜伏キリシタンは神社の氏子として信仰をカモフラージュしながら共同代を維持しました。現在は宿泊施設の管理者以外はほぼ無人で、高台に建つ教会が島を見守っていますよ。

ちなみに野首・舟森集落跡とそれを結ぶ里道が世界遺産に登録されています。島へ行く際は必ず「おぢかアイランドツーリズム」に連絡をしてから訪れるようにしましょう。

約250年にわたる弾圧に耐えた潜伏キリシタンが自分たちがキリシタンであることを告白した信徒発見の舞台となった大浦天主堂。キリスト教史から見ても重要な存在であることから世界文化遺産の構成資産の1つに登録されています。

建物の側面にある円形のバラ窓も見所。敷地内には日本におけるキリスト教の歩みを紹介するキリシタン博物館がありますよ。