岐阜のおでかけスポット30選！絶景・ハイキング・レジャーなど旅行好きな筆者が紹介

豊かな緑茂らせて屹立する標高329メートルの金華山の山頂に存在感を放って白亜の天守。斎藤道三と若き日の織田信長が国盗りの野望を重ねた美濃の名城、岐阜城は眼下にはたおやかに蛇行する長良川、さらに天守からは恵那山や伊吹山などの山々、そして濃尾の太平野が一望できます。

壮大な眺めと豪壮だったとされる城の歴史を辿りましょう。

岐阜のグランドキャニオンとして人気を得ている標高272メートルの遠見山は岩肌が剥き出しになっており、人ひとりがいっぱいの狭いトンネルを潜ると登りが始まります。勾配は緩やかではありませんが、道中には壱の笑やがんばれなどの看板があり、道を整備した人たちの想いが背中を押してくれますよ。

切り立った岩場から望むU字型に蛇行した飛騨川と出島のような陸地はグランドキャニオン近くに景勝地さながら。見晴らし台から望む景色は絶景であることに間違いありません。

苗木城は標高432メートルの高森山に築かれた山城で自然の巨岩をそのまま活用した貴重な城郭遺構が残っています。巨岩の上に設置された天守展望台からの眺めも圧巻。

下山は苗木城跡を望む一番のビューポイントで、新緑の頃や11月上旬から中旬の紅葉がベストシーズン。苗木城跡は秋から冬の早朝に雲海が広がることもありますし、城跡は見所豊富なので順路を決めずに思い思いに歩きまわりましょう。

乗鞍高原や平湯温泉からシャトルバスで行く畳平は乗鞍岳登山の玄関口。高山植物の宝庫・お花畑が最大の見所で7～8月がベストシーズン。登山客だけでなく高山植物を目当てにお花畑の散策に訪れる人も多いですが、高地なので服装や体力に注意して登りましょう。

高山植物が咲き誇るお花畑をのんびり歩き、短時間で登れる富士見岳からの絶景を楽しめますよ。

標高1377メートルの伊吹山。おすすめは緩やかな道が続く西登山道を登り、帰りは中央登山道を利用するルートです。初夏から盛夏には一帯に高山植物が咲きまさに天空の花園。

眼下に琵琶湖、遠くに比良・比叡の山々や日本アルプス、伊勢湾まで望む眺望も素晴らしいですよ。夏期はドライブウェイが早朝営業をするので、ご来光登山もおすすめです。

恵那峡は湿原探勝路で初夏から秋にかけてさまざまな花が咲く天生高層湿原からスタートしましょう。初心者はブナ探勝路方面、中・上級者は樹齢300～500年ともいわれる5本のカツラの巨木が並ぶカツラ門を目指しましょう。

ミズバショウやニッコウキスゲ、ワタスゲなど秋頃まで季節折々の花に出会えますよ。

養老公園は自然豊かな養老山麓に広がる公園です。現代美術家によって作られた養老天命反転地や養老の滝、こどもの国、パターゴルフ場、キャンプ場などで構成されていますよ。日帰り利用も可能なBBQは本格グリルとシェード付きのデッキブースもあり、手ぶらでもOKの食材オプションも用意しています。

濃尾平野を見渡すテントエリアも好評。養老の特産品を使ったグルメやお土産がそろった楽市楽座にもぜひお立ち寄りください。

田辺温熱保養所は初代が治療を目的に薬草樽蒸しを考案し昭和21年に開業しました。巨大な樽の中には伊吹山麓で採れた薬草と自家栽培のハーブを煮立てた蒸気がむんむんと漂っています。床蒸しや女性限定のよもぎ蒸しといったオプションもおすすめ。

おばあちゃんの家のような懐かしい雰囲気にほっこりしますよ。薬草パワーでじんわりと心身ほぐれる体験をぜひお試しください。

長良川うかいミュージアムは世界初の絵巻物型スクリーンでの映像や参加型体験型展示などで岐阜の伝統文化を楽しく学べます。1階の展示室で目を引くのは大物サイズの大きな鵜の模型。その模型に仕込まれた映像で鵜の体の仕組みも学べますよ。

2階の景観ラウンジからは金華山と長良川のすばらしい眺望が望めますし、鵜の生態の秘密がわかる参加体験型の展示がとてもユニークです。

江戸時代に建てられ今なお現存して見学できる高屋陣屋は当時の建築技術や文化、生活様式などを知ることができる史跡です。

幕末までは全国に60数か所の幕府の陣屋がありましたが、主要な建物が現存している陣屋はここだけで国史跡に指定されています。のんびりと楽しみながら岐阜の文化を知ることができますよ。