岐阜の観光スポット30選！リフレッシュ・絶景・歴史を感じるスポットなど旅行好きな筆者が紹介

郡上八幡城は昭和8年に大垣城を参考に再建された城で、木造再建天守としては日本最古。日本一美しい山城とも言われており、司馬遼太郎もその美しさに感動を記しています。積翠城の別称が示す通り夏は青々と茂る緑の中に白亜の天守が輝きますよ。国道256号の堀越峠付近が撮影スポットですが、周辺は駐車禁止のため車を停めての撮影はできないのでご注意ください。黄葉が見頃を迎える毎年11月中旬頃にはもみじ祭りが開催され、城下にあるもみじ庭園および天守がライトアップされます。

天守からはこのもみじ庭園や城下町が一望でき美しい夜景を見られるほか、もみじ公園から天守を見上げるとまるでもみじの紅が火のように見え、天守が焔に包まれているような幻想的な光景を目にすることができますよ。紅葉以外にも朝霧に浮かび上がるその様子は奥美濃の天空の城と評されるほど神秘的であり、春夏秋冬すべての季節にわたって日本で最も美しい城と評されたその美しい表情を堪能することができるでしょう。

1567年織田信長が攻略し天下統一の足がかりとした岐阜城は標高329メートルの金華山山頂にあります。月との共演が評判で、岐阜城に昇る月が日本百名月にも認定されていますよ。天守と月が重なって見えるポイントは月の軌道によって変わります。岐阜城は岐阜市の中央に位置する金華山の山頂にありますが、その金華山は11月中旬から下旬にかけて真っ赤に色づき山頂の岐阜城を深紅に彩りますよ。

山頂への道となる大手道を歩き紅葉をゆっくりと堪能するのもいいですが、山麓の岐阜公園から山頂までは片道約3分の金華山ロープウェイもあり、ロープウェイに乗りながら紅く萌えた金華山と長良川の絶景を眼下に見るというのもまた一興です。

中国廬山の虎渓を彷彿させる景観から虎渓山という山号がつけられました。永保寺は臥竜池と呼ばれる池を配しており、自然の地形を巧みに利用して造られた庭園は夢窓国師の代表作の1つとされ国の名勝に指定されています。

池畔や屋形のある無際橋の上などいずれからも素晴らしい景観が望めますよ。

山門を入ると左手に鐘楼と本堂、右手には白壁の庫裏があります。そして受付を済ませ書院に入ると目の前に庭園が広がりますが、岩山を背景に池に流れ落ちる滝や多数のモミジを配したこの庭は初代・半山禅師の作庭です。

すがすがしい空気の中、滝の流音と四季折々の風情をゆっくりと堪能しましょう。

桂昌寺の境内には桜、ボタン、紫陽花、モミジ、梅、水仙、サルスベリ、萩など1年を通して花が絶えません。特に有名なのがボタンで、本堂の裏に広がるボタン園には約2000株150余種のボタンが咲き誇りますよ。

ボタンの見ごろである4月下旬から5月上旬にかけてボタン祭りが行われるのでぜひ訪れてみてください。

光ミュージアムは美術展示室のクオリティがすごいと評判で、国宝を含む約2000点もの日本美術コレクションが加わり見ごたえ満点。回廊型の美術館外壁にはマヤ建築の最高峰と呼び声高いウシュマル遺跡をモチーフにしたレリーフが埋め込まれ、中庭にはメキシコの謎大木古代都市にあったピラミッドをモチーフにしたホールがありますし、人類史展示室では中南米の考古資料を数多く展示しているので古代の文明や文化に触れることができます。

版画220点、肉筆420点を数える浮世絵は世界有数のコレクションと評され、国内外のアートファンを魅了し続けていますよ。

モザイクタイル生産量が全国一の多治見市。その中心地で異彩を放つユニークな外観の多治見市モザイクタイルミュージアムはすり鉢状の地に建つため、入口に立つとその見上げるほどの大きさに驚くでしょう。

館内ではモザイクタイルの歴史や魅力を紹介しており、レトロなものから最新のものまで日本各地から集めた色も形もさまざまなタイルのコレクションは圧巻。また雑貨工作ができる体験工房やアクセサリーなど作家作品が購入できるショップも併設しており、生活に取り入れたくなるようなモザイクタイルに出会えますよ。

養老天命反転地は全国的にも珍しい体験型のアートスポットであり、回遊しながら作品を鑑賞できるのが最大の特徴です。芸術家のマドリン・ギンズの構想を実現した固定概念を覆す作品の数々は、大人も大いに好奇心を掻き立てられること間違いなし。

広大なフィールドには傾斜も多く平衡感覚や遠近感を揺さぶる仕掛けもあるため鑑賞の際は運動靴の着用を忘れないようにしましょう。時間を忘れて楽しめる不思議な空間を全身で体感してみてはいかがでしょうか。

名和昆虫博物館は岐阜公園内にある100年の歴史を持つ昆虫博物館です。白いタイル張りの壮麗な洋館に足を踏み入れると初代館長である名和靖が発見したギフ蝶をはじめ、色鮮やかな蝶の標本がずらりと並びますよ。

美しくも不思議な昆虫の世界のカブトムシやクワガタなどおよそ1000種3500頭の昆虫標本を展示しており、毎年春には羽化したばかりのギフ蝶の生態展示も見られます。

岐阜県美術館は岐阜県出身のアーティスト・日比野克彦が館長を務める美術館です。リニューアルを機に作品を展示するだけでなく地域性や館のオリジナリティを発信し、人々の交流を通してものを生み出す美術館として進化していますよ。

またナンヤローネワークショップなど多彩な形でアートを体感できるプロジェクトを展開しているので参加してみてはいかがでしょうか。