金沢片町のおいしい居酒屋15選！和食・海鮮・おでんなど飲み会にもおすすめのお店を居酒屋グルメライターが厳選

金沢片町の海鮮居酒屋、最後はユニークな一軒をご紹介しましょう。その名は「鰯組（いわしぐみ）」。犀川大橋近くに店を構え“鰯ひとすじ”を掲げる鰯料理の専門店です。北陸の鰯は一般に春が旬とされますが、焼くなら夏、生なら冬など年間を通してその味を楽しめます。定番の「刺身」はその脂の乗りに驚くことでしょう。さらに「たたき・塩焼き・南蛮漬」などもおすすめ。そして鰯の「明太焼き」はお酒にピッタリ！

お酒は中能登・鳥屋酒造の「池月」がおすすめですよ。

金沢おでんで最古の歴史を誇る老舗が「菊一（きくいち）」。創業は昭和9年（1934年）で、以来伝統の味を守り続けています。場所は金沢片町でも香林坊に近い北エリア、カラフルな看板が目印です。この店のおでんは金沢大野の醤油をベースに鰹・昆布で取った出汁が特徴。金沢おでんの名物といえば香箱ガニの身・内子・外子などを甲羅に詰めた「かに面」ですが、その発祥がここ「菊一」とされています。さらに「どて焼き」も大人気ですよ！

締めには伝統の出汁で炊いた「茶めし」をぜひどうぞ。

金沢おでんの中でもトップクラス人気を誇る店が「おでん居酒屋 三幸（みゆき）」。創業は昭和42年（1967年）、店の前は常に行列があるほどです。おでんは定番の「車麩・ふかし・赤巻き・梅貝」などから。飲み会なら「盛り合わせ」もよいでしょう。おつまみには自家製のさつま揚げである「みゆき揚げ」が大人気。締めには「ゆずみそ焼きおにぎり」がおすすめです！

なお、予約は4名～になるのでご注意を。

「おでん 高砂（たかさご）」も昭和11年（1936年）創業という老舗で、前出「菊一」とは国道157号を挟んで向かいの一角に店を構えています。この店のおでんは関東風の濃口出汁を使い、秘伝の「生姜味噌ダレ」で味わうもの。車麩などの定番以外に「金沢ひろず」や「ネギマ」なども人気です。そして「カレーおでん」も名物のひとつ。そうめんを追加して締めにもどうぞ！

「味噌カツ」もこの店ならではの一品。自慢の味噌ダレとソースのハーフ＆ハーフがおすすめです。

「赤玉（あかだま）本店」は片町スクランブル交差点、前出の居酒屋「長八 金沢片町店」の真向かいにあるおでん専門店です。この店も歴史は古く、創業は昭和2年（1927年）。ただし当初は洋食系の店でおでんの扱いは戦後になってから。この店では醤油の有無2種類の出汁を使い分け、独特の味わいを出しています。さらに「牛すじ煮込み」もう一方の名物として大人気です！

そして締めには、茶飯に熱々の出汁をかけていただく「赤玉茶漬け」をおすすめします。

「金沢おでん老舗50年会」の5店目は「あまつぼ」をご紹介しましょう。実はこの店だけは住所が片町ではなく隣町の柿木畠ですが、前出の「高砂」からも200m程度というほぼ片町エリアにあります。この店の出汁は能登の塩と酒のみを使う澄んだもの。関西系のおでんが好きな方には特におすすめです。さらに居酒屋的メニューが多いことも売りで、「白海老・がす海老」などの唐揚げや「加賀野菜天ぷら」なども味わえますよ。

もちろん日本酒のそろえにもこだわり、「天狗舞」をはじめ錚々たるラインアップです！