【保存版】自由が丘でとんかつならここ！街の魅力を知り尽くしたグルメライターおすすめの15選【ボリューム◎・老舗・アレンジ・高級店など】

理想の食材を生かすべく、肉の下ごしらえから、パン粉の配合、揚げ油の種類や温度、揚げ時間、余熱の通し方まで、すべての作業に一切の妥協を許さない店。店主のポリシーが凝縮された特上ロースかつは驚くほどやわらかく、うま味の波がこれでもかと押し寄せます。

たんぱくな脂はさわやかな余韻を残しつつ、舌と一体化するがごとく消えていきますよ。低温と高温の2つの揚げ油を使い分け、旨味を閉じ込め、サクッとした食感に仕上げてあるとんかつは最高。

お客が口に運ぶ時が最高の状態になるよう揚げ時間はもちろん、余熱の入れ方までも逆算してくれています。特選厚切りロースかつの分厚さには思わず笑みがこぼれますよ。また、食べる前から値段以上の価値があることに気づくでしょう。

揚げ油は温度上昇が杯早いラードと、コクと香りが高いラードの2種類をブレンドしています。一切れ持ち上げると肉汁がしたたり、噛むほどに旨味と甘みが口の中でほどけますよ。

胃もたれしないと評判のとんかつはロースとヒレの2種類。特や上といったランクを付けない潔さに素材に対する絶対の自信がうかがえます。使用する肉は厳選した国産の豚肉。国産小麦100％のパン粉は4日寝かせて自家挽きしています。

キャベツは手切り、綿実油はこまめに取り替えるなど、こだわりは尽きません。軽やかな味わいを生み出しているこちらには特製ウスターソースも合いますが、藻塩でさっぱりと味わうのもおすすめ。

断面に肉汁が光るロースカツは特、上、ともに期待どおりの厚み。剣立ちの良い衣は強めのきつね色に仕上がるよう糖分を多く含んだパン粉を特注しているそう。衣の軽快な歯ごたえの後を、歯に吸い付くようなしっとりとした食感が追いかけます。

脂は多めですが、重さはまったく感じません。また、卓上には国内外から厳選した塩が4種類。実際に食べ比べてみると、塩によって肉の旨味や味わいが変化して実に面白いですよ。

ロースカツ定食は、茨城県産豚を中温のラードで揚げた後、オーブンで油を焼き落とす独自の調理法で供されます。パン粉が細かく、ラードのほのかな香りが漂う薄い衣が特徴。その衣が旨味を含んだ肉にぴったりと寄り添い、昭和のとんかつを彷彿とさせます。

脂身が上質で、箸で切れるくらいにやわらかいのに、噛み応えがしっかりありますよ。また、とんかつ屋には珍しく、酒のアテにぴったりな一品料理もお品書きに並びます。

揚げムラのない白い衣をまとったとんかつは、他店とは一線を画す仕上がり。口に含むと小気味いい音ともに感じされるサクッとした食感。ところが衣はすぐさま淡雪のように溶けてなくなり、肉の旨味に変わりますよ。この店のとんかつの魅力は、このとろけるような軽さにあります。

揚げ油には豚の腸間膜からとった希少なラードを使用。揚げ方にもこだわりがあり、ロースの場合は、徐々に温度を上げ、油切れの良いタイミングを見計らって取り出すそう。並んででも食べたい極上とんかつをぜひご賞味ください。

赤身を贅沢に味わってもらうことにこだわっている店。赤身と脂身では火の通る時間が違うので、ロース肉の脂身を取り除き、芯の赤身だけを使い、低温からじっくり揚げています。豚本来の豊かな香りに誘われカツを一口かじれば、衣の軽快な食感に続き、うま味と肉汁があふれ出しますよ。

どれをとっても非の打ちどころのない、まさにご馳走。創業時と変わらず、揚げ油の味も大切との考えから炊き加減の難しいラードを手作りしていますよ。

とんかつに使用するのは、肉質がやわらかいメキシカンポークと、うま味の強い沖縄県産の2種類。個体ごとに異なる肉質を見極めながら、一枚一枚丁寧に手切りしています。パン粉は肉の味を邪魔せず、美しいきつね色に仕上がるよう、塩分と糖分が少な目のものを特注していますよ。

140度の低温で10分揚げた後、160度まで徐々に温度を上げていくことで、表面はカラッと中はジューシーに仕上げています。

まず高温の油で2分ほど揚げ、肉汁をギュッと閉じ込め、その後、低温の油に移してじわじわと火を通すそう。風味豊かなカツに仕上げるため、揚げ油はラードとヘットを独自にブレンドしています。

あふれ出る肉汁もさることながら、濃い褐色の衣の食感と香ばしさが脇をしっかりと固め、さらにヒレカツのおいしさを盛り上げていますよ。マスタードをつけて頬張れば、グラスに注ぐビールのペースもおのずと早くなります。