嵐山エリアの中でも奥の方に位置する「化野念仏寺」周辺は、昔から「化野」と呼ばれ葬送の地になっていました。お寺には無縁仏や石仏などが無数に祀られています。
「化野念仏寺」を訪れるなら「千灯供養」が行われる夏がおすすめ。何千本ものろうそくが揺らめく風景は、ちょっと怖くてとても幻想的な雰囲気です。
「愛宕念仏寺」を訪れたら「阿羅漢」に注目!また本尊の「厄除け千手観音」は国の重要文化財ですし、「ふれ愛観音堂・絵馬堂」や「三宝の鐘」も趣がありますよ。
賑わいを見せる嵐山中心部から少し離れた「愛宕念仏寺」は、観光客も少なく紅葉の穴場としても知られているので、秋デートにもぴったりです。
「落柿舎」は松尾芭蕉の高弟で江戸時代の俳人だった向井去来の草庵跡となっています。嵐によって柿の実が一晩で落ちたことから、「落柿舎」と呼ばれるようになったのだとか。
「落柿舎」の入口には、庵主がいるかを示す蓑と笠が象徴的に掛けてあります。向井去来と松尾芭蕉の句碑もあるので、文学好きカップルも見逃せませんね。
「大覚寺門跡」を訪れたらぜひ注目してほしいのが「大沢池」です。
こちらは日本最古の人工池であるとともに、「日本三大名月観賞地」のひとつにもなっていて、絶好のお月見スポットと言えるんですよ。もちろん秋の紅葉もすばらしく、遠くに山々の風景、手前に紅葉が見事に映えます。
普段忙しい毎日を送っていてちょっとお疲れのカップルなら、デートの日は2人でのんびり静かなひと時を過ごすのもGOOD。にぎやかなスポットが多い嵐山ですが、そんなときにおすすめしたいのが「直指庵」です。
1646年に結ばれた草庵は田園風景の先にあり、葦葺の山門が趣深い雰囲気。「想い出草ノート」からは参拝者の人生や想いが伝わってきますし、縁結びのご利益で人気の「愛逢い地蔵」は見逃せません。
「二尊院」は「発遣の釈迦如来像」「来迎の阿弥陀如来像」の2つを本尊としているため、この名で呼ばれるようになりました。
境内へ向かう道には少し急な石段があるのですが、紅葉の季節ともなると赤いじゅうたんが敷かれたような絶景が素敵なんです。
たくさんの寺社仏閣が建つ日本には、ちょっと珍しいご利益を持つところもありますが、嵐山にある「御髪神社」はなんと髪にまつわる神社!日本唯一のスポットです。
美容業界の方はもちろん、髪に悩みを抱える方が多くお参りに訪れています。お守りもハサミや櫛のようなモチーフとなっていてユニークなので、近くまで来た際はぜひ一度お参りしてみましょう。
せっかくのデートなら、美しくて映える写真を撮りたいですよね。
そんなあなたにはこちらのスポットがおすすめですよ。
電車で嵐山を訪れたら、デートのスタートは嵐山駅から。まず目に飛び込んでくるのが「キモノフォレスト」でしょう。ずらっと並んだ色とりどりのポールには京友禅が使われていて、絶好の写真映えスポット!ポールをバックに写真を撮っているカップルも多いんですよ。
また、嵐山駅にはなんと足湯もあるので、帰りに嵐山散策で疲れた足を癒すことも可能。日が暮れると「キモノフォレスト」もライトアップされていて…とっても幻想的な空間が広がります。
名称 | キモノフォレスト |
住所 | 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町35-28 京福電鉄嵐山線 嵐山駅構内 |
営業時間・開場時間 | 【ライトアップ】日没~21:00(一部エリアは23:00まで点灯、冬季期間は変更あり) |
利用料金や入場料 | 無料 |
保津川沿いの絶景を車窓から楽しむのなら、「嵯峨野トロッコ列車」がおすすめ。嵐山~亀岡間を結ぶ小さなトロッコ列車で、特に人気なのが亀山行きの列車です。約25分の短い区間ですが、風を感じながら眺める四季折々の絶景は最高!
5号車は「ザ・リッチ号」というオープンタイプの座席になっていて、窓も屋根もない景色を堪能。絶景スポットでは速度を落として走ってくれるので、思い出の写真も残しやすいですよ。
名称 | 嵯峨野トロッコ列車 |
住所 | 【嵯峨嵐山駅】京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町11-1 |
営業時間・開場時間 | 時刻表を確認のこと |
利用料金や入場料 | 乗車区間に関わらず均一630円 |
冬の嵐山デートなら、ぜひ訪れて欲しいイベントなのが「京都・嵐山花灯路」です。嵐山の各所が、花灯路の優しい灯りに包まれるとっても幻想的なイベントとなっていて、2人の距離を近づけてくれるデートが楽しめますよ。
灯りに照らされた「渡月橋」を眺めたり、幻想的な「竹林の小径」を歩いたり。「京都・嵐山花灯路」の期間だけ、特別夜間拝観を行っている寺社仏閣も多いので、普段見られない夜の嵐山を存分に満喫しちゃいましょう。
名称 | 京都・嵐山花灯路 |
住所 | 京都市中京区烏丸通三条上ル メディナ烏丸御池4F(京都・花灯路推進協議会事務局) |
営業時間・開場時間 | 【開催期間】12月13日~22日【点灯時間】17:30~20:30(2019年のデータ) |
利用料金や入場料 | 無料(寺社の夜間参拝料金は無料~600円、2019年のデータによる) |
嵐山デートはあちこち徒歩で散策することが多いと思います。ちょっと歩き疲れたというときは、「嵐湯」に立ち寄って足湯でほっこり癒されてみませんか。
一口に足湯と言ってもバリエーションが豊か。特に人気なのは愛らしいお花が浮かんだ足湯で、写真映えもばっちりです。
「はんなり・ほっこりスクエア」は嵐山駅直結のおしゃれな施設となっていて、まさに嵐山の玄関口ともいえるスポットでしょう。
駅に降り立った瞬間から、竹明かりや着物生地を使ったライトアップがお出迎え。ランチにスイーツ、お土産にぴったりの雑貨まで揃います。
何度も嵐山デートを重ねているカップルなら、人気のスポットはもう行き尽くしたはず。
そんな時は観光客も少なめで2人らしい時間が過ごしやすい、嵐山通カップルにおすすめしたいスポットへ行ってみてくださいね。
「鳥居本八幡宮」は時代劇のロケ地としてよく使われているので、実は目にしたことがあるかもしれませんね。京都の夏の風物詩「五山の送り火」の鳥居形にまつわる神社ともなっているんです。
嵐山にある他の寺社仏閣のようにきらびやかな感じはありませんが、ひっそりと佇む侘び寂の雰囲気が素敵。
素晴らしい月の望める名所として知られる「広沢池」。平安時代には多くの俳句にも詠まれた景勝地なんですよ。
「広沢池」の辺りは豊かな自然がしっかり守られています。時期によっては風光明媚な景色の中に水鳥が訪れる、絶好のコラボレーションが楽しめるかもしれません。