京都はこれまで独自の美術文化を作り上げてきました。日本で最初の美術品とされているのが縄文土器と土偶、鎌倉時代からは水墨画、桃山時代には絵画が発展します。京都の美術界も洋画や日本画をはじめ多様な芸術が花開いていますよ。
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樂焼は450年来の伝統をもつ京都を代表する焼物です。桃山時代に茶人の千利休に見出され侘茶のための茶碗を生み出したことが樂茶碗のはじまり。樂美術館は樂焼の歴史や樂歴代の作品を紹介するために14代覚入が設立。
長次郎の茶碗を基本としながらも各代は独自の作風を作り上げました。15代吉左衛門の前衛的な作品をはじめ各代の試みた表現やオリジナリティを同館で楽しかめることができますよ。
スポット名 | 樂美術館 |
概要 | 何世紀にもわたって受け継がれてきた楽焼を展示する楽焼の美術館。季節ごとの展覧会も開催。 |
住所 | 〒602-0923 京都府京都市上京区油橋詰町87−1 |
営業時間 | 月曜日: 定休日、火曜日: 10時00分~16時30分、水曜日: 10時00分~16時30分、木曜日: 10時00分~16時30分、金曜日: 10時00分~16時30分、土曜日: 10時00分~16時30分、日曜日: 10時00分~16時30分、 |
電話番号 | 075-414-0304 |
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京都御所近くの閑静な住宅街にイタリア製の鉄扉、淡い橙色の外壁をもつ上品な洋館が現れます。中信美術館は京都中央信用金庫や公益財団法人中信美術奨励基金の収蔵品などを展示する美術館。
館内に足を踏み入れると大理石の階段や地中海地方の遺跡のような中庭の列柱、イタリア漆喰の白い壁などが見られ落ち着いた雰囲気で穏やかな気持ちになりますよ。展示は京都や関西にゆかりのある作家を中心に年5回の企画展を開催しています。
スポット名 | 中信美術館 |
住所 | 〒602-8048 京都府京都市上京区下立売通油小路東入西大路町136−3 |
営業時間 | 月曜日: 定休日、火曜日: 10時00分~21時00分、水曜日: 10時00分~21時00分、木曜日: 10時00分~21時00分、金曜日: 10時00分~21時00分、土曜日: 10時00分~21時00分、日曜日: 10時00分~21時00分、 |
電話番号 | 075-417-2323 |
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相国寺承天閣美術館は将軍・足利義満によって開かれた臨済宗相国寺の大本山、相国寺の境内にある美術館です。創建600年の記念事業の一環として1984年に開館しました。相国寺だけでなく鹿苑寺や慈照寺など塔頭寺院の墨蹟や絵画、茶道具など国宝5点、重要文化財145点を収蔵保存・展示公開しています。
また館内には茶人の金森宗和造と伝えられ金閣境内に造られた数寄屋造りの茶室も再現されており、この茶室内にで茶会を呈した茶道具の展示は趣を感じさせてくれますよ。
スポット名 | 承天閣美術館 |
概要 | 水墨画、書道作品、茶道具を展示する美術館。仏教美術の特別展示もある。 |
住所 | 〒602-0898 京都府京都市上京区今出川通烏丸東入相国寺門前町701 相国寺承天閣美術館 相国寺内 |
営業時間 | 月曜日: 10時00分~17時00分、火曜日: 10時00分~17時00分、水曜日: 10時00分~17時00分、木曜日: 10時00分~17時00分、金曜日: 10時00分~17時00分、土曜日: 10時00分~17時00分、日曜日: 10時00分~17時00分、 |
電話番号 | 075-241-0423 |
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虎屋京都ギャラリーは羊羹で有名な和菓子の老舗・虎屋が発祥の地である京都に開館させたギャラリー。京都で活躍した文人画家の富岡鉄斎の作品や千家十職による茶道具・工芸品、和菓子に関連する道具類など5世紀にわたる歴史を物語るコレクションを随時展示しています。
また日本文化や和菓子にかかわる企画展やイベントを開催していますよ。さらに四季折々の表情を見せる庭を眺めたり菓子にまつわる本を読んだりしながら季節の和菓子や抹茶を楽しめます。
スポット名 | 虎屋京都ギャラリー |
住所 | 〒602-0911 京都府京都市上京区烏丸西入広橋殿町400 |
営業時間 | 要お問い合わせ |
電話番号 | 075-431-4736 |
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茶道資料館は茶の湯に関する企画展を開催し掛物や茶碗、花入れなどの茶道具や関連の美術工芸品、文献飼料などを中心に展示している美術館です。2階陳列室には裏千家を代表する茶室の1つ又隠の写しが設けられており茶室内を見学することができますよ。
また展覧会の入館者には無料の呈茶があり抹茶と和菓子を楽しめます。椅子に腰かける立礼形式で希望があれば点前や作法の説明も受けられますし、閲覧室は手続きをとれば誰でも閲覧
スポット名 | 今日庵文庫 |
住所 | 〒602-0073 京都府京都市上京区寺之内竪町 上る寺之内竪町682番地裏千家センター2階 堀川通 |
営業時間 | 月曜日: 定休日、火曜日: 10時00分~16時30分、水曜日: 10時00分~16時30分、木曜日: 10時00分~16時30分、金曜日: 10時00分~16時30分、土曜日: 定休日、日曜日: 定休日、 |
電話番号 | 075-431-3434 |
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衣服を綴るつづれ織りや工芸品、建築物などさまざまな美術品に囲まれた美術館。表情豊かに描かれている人物表現や美しい植物紋様など素晴らしいアート作品が鑑賞できますよ。
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白沙村荘橋本関雪記念館は日本画家の橋本関雪の邸宅内にある美術館。橋本関雪作品を常設展示する1階と企画展やイベントなどを行う2階、コレクションなどの展示を行う別棟で構成されています。橋本関雪は明治から昭和にかけて京都画壇で活躍。
画風は四条派の流れを汲みつつ狩野派や土佐派また大陸の北画、南画など諸派の古典絵画を網羅した新南画です。2階のテラスからは桜や大文字、東山の山並みが広がり橋本関雪も愛でたであろう絶景を堪能できますよ。
スポット名 | 白沙村荘・橋本関雪記念館 |
住所 | 〒606-8406 京都府京都市左京区浄土寺石橋町37 |
営業時間 | 月曜日: 10時00分~17時00分、火曜日: 10時00分~17時00分、水曜日: 10時00分~17時00分、木曜日: 10時00分~17時00分、金曜日: 10時00分~17時00分、土曜日: 10時00分~17時00分、日曜日: 10時00分~17時00分、 |
電話番号 | 075-751-0446 |
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東山の山裾に広がる風光明媚で静かな南禅寺畔。この地に野村証券や旧大和銀行などの一大財閥を築いた野村徳七が集めた珠玉のコレクションを鑑賞できる美術館があります。南禅寺に別邸を構えて趣味を極め茶道具や能面、能装束など多数の美術品を収集。
開館後は収蔵品をもとに春・秋の年2回テーマを変えて公開されています。さらに館内には2つの展示室と立札茶席があり京菓子の季節の上生菓子と宇治の抹茶を堪能できるので美術鑑賞の合間にぜひお立ち寄りください。
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大学や植物園などの立ち並ぶ閑静な住宅街、北山。この街の小道を入った先にさりげなく現れるヨーロッパ風の看板と洋館は古代ギリシア・ローマ美術を公開している私設の美術館。館長夫妻が40年以上にわたって集めたセンスあふれるコレクションが展示されています。
また入ってすぐ目に飛び込んでくる古代ローマの大理石彫刻トルソーやローマ初代皇帝の胸像などの彫刻群に圧倒されますよ。展示は彫刻から陶器、装身具、モザイク、壺絵、民族衣装など90点。誰かに教えたくなるとっておきの美術館ですよ。
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美術工芸資料館は大学構内にある博物館で約2万点に及ぶポスターコレクションが秀逸。アールヌーボーやアールデコなど近現代の貴重な作品に出会えますよ。絵画や彫刻、金工・漆工、陶磁器、染織、考古品など多彩な美術工芸資料は同大学の前身・京都高等工芸学校が教育用の資料として集めたものが基盤となっています。
創設時の教授であった画家らの作品やティファニーのガラスなども必見ですよ。
スポット名 | 京都工芸繊維大学 美術工芸資料館 |
住所 | 〒606-0962 京都府京都市左京区松ケ崎橋上町1 |
営業時間 | 月曜日: 10時00分~17時00分、火曜日: 10時00分~17時00分、水曜日: 10時00分~17時00分、木曜日: 10時00分~17時00分、金曜日: 10時00分~17時00分、土曜日: 10時00分~17時00分、日曜日: 定休日、 |
電話番号 | 075-724-7924 |
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昭和を代表する庭園家・森重三玲の旧宅の一部を予約制で一般公開しています。重森は力強い石組とモダンな苔で構成された枯山水庭園を得意としますが、ここの庭園は江戸期の建築と調和させた暮らしやすさを考慮した佇まい。
それは茶を中心にした日々の生活に沿ったものだそう。実際に歩いて鑑賞するのも良いですが部屋の内部や縁側から鑑賞するのもおすすめですよ。