【2024年版】京都市の絶景スポット30選！紅葉・重要文化財・桜絶景など旅行好きな筆者が紹介

仁和寺は880年に創建された真言宗御室派の総本山。世界遺産に登録された古刹で境内には約500本もの桜が咲き、その中の約200本が遅咲きと背丈の低さで有名な御室桜。緑色の花を付ける御衣黄など珍しい桜も探してみましょう。

名勝に指定されている御室桜の林は桜と共に仁和寺のシンボルになっている五重塔を借景に淡いピンクの海が広がっていますよ。

嵐電北野線鳴滝駅から宇多野駅の間は見事な桜並木が続き桜のトンネルと呼ばれる名物スポット。約200メートルの桜並木にはソメイヨシノが咲き誇り周辺にある桜の名所へ行く途中も社内からお花見が楽しめます。また桜のエリアになると車内アナウンスがあるので窓から桜をチェックしてみましょう。

堀の向こうからのぞくシダレザクラが美しい石庭が名高い龍安寺。池のほとりの桜が水面に映り込む風流な鏡容池や緑の苔と桜の共演が鮮やかな桜苑も必見です。

観音堂の桜と御室桜が作り出す桜のトンネルはぜひ体験してみてください。ちなみに鏡容池は平安時代末期に作られた池泉回遊式庭園で3月下旬から4月上旬が見頃になりますよ。

平野神社は794年に平安遷都と同時に天皇により創建された由緒ある神社です。平安時代に数千本の桜が植えられ今では約60品種が咲く名所になっていますよ。平安神社発祥の魁桜など珍種も多く早咲きから遅咲きまで長期間楽しめます。

また鐘楼の周りにも桜があり花びらの淡いピンク色が朱塗りの赤に映えてとても美しいので写真撮影にもおすすめですよ。

江戸時代の建てられた五重塔は重要文化財で各層に差が見られないのが特徴。御室桜と共に仁和寺のシンボルで五重塔と桜の組み合わせは人気の写真スポットでもあります。

まずは五重塔を間近で観賞しその後御室桜の菱側から塔を眺めてみましょう。またここは手前に桜、奥に塔が見える絶景スポット。五重塔と御室桜の絶景は見る度に京都らしい景色だと感動させられますよ。

光明寺は西山浄土宗の総本山で法然上人が初めて本願念仏のみ教えを説いた場所として知られています。寺の起源は源平の合戦で有名な武将・熊谷次郎直実が法然上人のもと出家して建てた草案・念仏三昧院。約500本のもみじが広大な境内を朱色に染め上げ、荘厳な雰囲気に魅了されるでしょう。

紅葉のピーク時は若干混雑することもありますが午前中はあまり混みあわないうえ、総門や周辺のもみじに美しい光が差すのでおすすめです。

善峯寺は1029年に源算上人によって開かれた天台宗の寺院で、本尊として千手観音が祀られています。西山の中腹に広がる約3万つぼの境内には大小約20の堂塔が点在し、薬師堂からは京都市内が一望できるので西山に広がる紅葉と一緒に楽しみましょう。

また週末はやや人でが多いこともありますが全般的に大きく混みあうことはないので快適に拝観できます。少し混みあっても境内は広く混雑を感じにくいでしょう。

大原野神社は長岡京遷都の際に藤原氏の氏神として奈良・春日大社の分霊を歓請し創建。政治や知恵、良縁の神としても崇敬されてきました。秋には参道を深紅に彩るもみじのトンネルや鯉沢の池に映える紅葉が訪れる者を魅了。

狛犬ならぬ神鹿像も愛らしい。紅葉シーズン中も大混雑することはあまりなく特に午前中は参拝者も少ないです。駅から遠くバスの本数も少ないですがタクシーを利用しても訪れる価値はありますよ。

寺の歴史は古く679年に天武天皇の勅命を受けた役行者が創建し後に最澄が再建しました。出家した西行法師が植えた西行桜が有名で別名花の寺としても知られています。紅葉も負けず劣らず美しく、特に瑠璃光殿前の赤々と輝くもみじは必見。

桜が有名な寺院なので秋の大混雑は見られませんが、薬師如来像などを収蔵する瑠璃光殿、鐘楼堂近くの紅葉など見どころは多いので時間には余裕を持って出かけるようにしましょう。

金蔵寺は今昔物語に登場する天台宗の古刹。718年、元正天皇の勅命により開創。小塩山の中腹、標高360メートルに寺院を構えており、眼下に広がる京都盆地と紅葉の景色は折り紙付きです。

三門から本堂へと続く参道や護摩堂を彩るもみじも見事で、特に護摩堂前に枝を張り出した木々のグラデーションが美しく風に揺れる枝葉も趣があります。平日の朝などは見事に色づく紅葉を独り占めできますよ。