【2024年版】京都市の絶景スポット30選！紅葉・重要文化財・桜絶景など旅行好きな筆者が紹介

平等院は平安時代に藤原頼道によって開かれた寺院です。10円硬貨の図柄にも採用された鳳凰堂が最も有名で、その緻密で壮麗な姿が藤原一族の栄華を今に伝えていますよ。

池の中島にありあたかも極楽の宝池に浮かぶ宮殿のように見える鳳凰堂が桜と共にその美しい姿を水面に映しています。宝物館としての役割も果たす近代的なミュージアムも必見ですよ。

宇治川にかかる日本最古の橋、宇治橋の上流エリアは両岸にソメイヨシノやボタンザクラ、シダレザクラなど約2000本の桜が咲く人気のお花見スポットです。

4月に開かれる宇治川さくらまつりにはお茶席や名産品販売の市、陶器まつりも開催されるので散歩をしたり、川沿いに座ってのんびり眺めたりと好みのスタイルで桜を観賞しましょう。

宇治市植物公園は2月下旬から開花する早咲きの河津桜から4月下旬に見頃を迎える八重桜まで約40品種の桜があり、2か月以上も花見が楽しめます。園内のシダレザクラはそのほとんどが円山公園の祇園枝垂桜とゆかりのある系統。

また園内で最も大きいシダレザクラは推定樹齢は70年。その見事な枝ぶりに感動すること必至ですよ。

明治時代に鳳凰堂の大棟解体で出た材で建てられた六角堂は少し離れて鳳凰堂を斜めから見られる場所です。桜とお堂と池に光をいっぱい浴びるお昼少し前は陰影も出やすく空とのバランスがとても美しい場所。

池沿いに立ち水面に向かって垂れる桜の枝は極楽浄土へ続く道のゲートのよう。桜観賞が終わったら街をのんびり散策し限定スイーツを味わうのもおすすめです。

平等院の塔頭で文化財である阿弥陀如来立像などを管理している浄土院。ここからは鳳凰堂の後ろ姿を拝むことができます。桜が咲く庭園と中島との距離が正面より近いためより迫力のある花見が楽しめますよ。

ちなみに午後から夕刻、初瀬という枝垂れから遠影に鳳凰堂、羅感動を入れて写真を撮るのがおすすめ。古刹を訪ねながら桜を愛でに行きましょう。

足利義満が造営した山荘・北山殿を禅寺に改めた相国寺の山外塔頭の金閣寺の正式名称は鹿苑寺。内外に金箔を貼った舎利殿から金閣の通称で知られており、広い池泉回遊式庭園や建物郡は極楽浄土を表現しています。

より美しくなった黄金色を目に焼き付けましょう。開門時間に合わせての拝観がベストですが境内や通路は拾いので長時間待たずに比較的スムーズに入場できます。午前中は金閣寺が鏡湖池に姿を映す絶景も見られますよ。

等持院は足利尊氏が夢窓国師を開山に迎え1341年に創建。足利家の菩提寺として知られており歴代将軍の木像が祀られています。方丈と書院の前には趣の異なる2つの庭園が広がりそれぞれ豊かな表情を見せていますよ。

また心字池は心の字をかたどって造られたといわれ池を囲む紅葉がしっとりと風情を漂わせています。東西の庭で深まる秋の風情や足利将軍ゆかりの静かな庭で風雅な紅葉をじっくり楽しみましょう。

龍安寺は室町時代、徳大寺家の別荘を譲り受けた管領・細川勝元が創建した寺院です。方丈から望む石庭は日本を代表する枯山水の名庭として知られていますよ。土塀越しに色鮮やかなカエデの葉が白砂の庭に降りかかる様を心静かに眺めたい石庭。

また大小15個の石と白砂が織りなす秋色の庭はどこから見ても美しいのでお気に入りの場所を探して観賞しましょう。開門は朝8時と早いので石庭の紅葉をじっくり観賞したいなら朝一番に訪問しましょう。

仁和寺は創建は888年、落飾した宇多天皇をはじめ皇室出身者が歴代門跡を務めた格式ある寺院。京都御所の紫宸殿を移築した国宝・金堂ほかかつのて宮廷建築を伝える堂宇が境内に点在しています。紅葉で染め上げられた金堂へ続く参道や重文の五重塔も必見。

春に比べると秋は比較的落ち着いて紅葉が楽しめますし、境内には自由に立ち入れるエリアもあるので気の向くままに散策するのも良いですよ。

退蔵院は妙心寺塔頭の1つで日本最古の水墨画で国宝の瓢鮎図を有することでも知られています。その摸本が見られるほか秋には赤と緑の対比が際立つ池泉回遊式庭園の散策が楽しめますし、紅葉を眺めながら抹茶と茶菓子も味わえますよ。

比較的落ち着いた日もありますが混雑を避けるなら平日の午前中がおすすめ。余香苑で甘味を食しつつのんびりと名庭の紅葉を楽しむのも良いですよ。