和歌山の日帰りスポット30選！絶景・散策・レジャーなど旅行好きな筆者が紹介

和歌山県紀の川市桃山町はあら川の桃で知られる全国でも有数の桃の生産地。町の中心を流れる紀の川の左岸一帯には桃山白鳳、日川白鳳、清水白桃、川中島白桃などの6種の桃の木が植えられる桃畑が広がっています。

3月下旬から4月上旬に桃の花がいっせいに開花し、まるでピンク色の絨毯を敷き詰めたような景色はひと目10万本と呼ばれるほどで圧巻。まるで別天地のような風景は桃源郷のようで、収穫時期になると桃畑はもちろん町全体が桃の甘い香りに包まれますよ。

延々と水平線が広がる太平洋の海景色を望める、この海岸が一年で最も美しいとされるのが12～1月の早朝。放射冷却によって田原川上流にたまった霧が川を下りながらその量を増し、暖かい海で一気にその濃さを増して広がります。その自然現象は田原の海霧と呼ばれ、串本に冬の訪れを告げる風物詩として知られていますよ。

海霧の中から昇る太陽など神々の国熊野の地を彷彿させる、神秘的な光景が目の前で繰り広げられます。霧の中にまるで浮かんでいるような奇岩とのコントラストも美しく多くの写真愛好家が訪れる田原海岸。特に海霧の中から昇る太陽が美しいので、日の出前に訪れて朝日の時間まで待つのがおすすめです。

沖合の大島に向かい岩柱が立つ橋杭岩は本州最南端の町を代表する絶景スポット。大小40余りの巨岩・岩が一直線に約850メートルの列を成す景観は国の史跡名勝天然記念物にも指定されています。

海の浸食により岩の硬い部分だけが残った奇岩群はあたかも大島へと伸びる橋のよう。干潮時には海に降りることもでき奇岩まで近づいて間近にその迫力を体感できます。また日本の朝日百選にも選定されており、岩の間から見せる日の出は橋杭岩ならではの幻想的な絶景ですよ。

沖ノ島、地ノ島、神島、虎島の紀淡海峡に浮かぶ4つの島からなる友ヶ島。中でも広さ約1.3㎢の沖ノ島は加太港から定期船も運航し、気軽に上陸できる無人島として人気があります。軍事要塞として使われていた島内には砲台跡や弾薬庫跡などの多くの遺跡が今も残っており、年月とともに豊かな自然と調和して独自の世界が広がっていますよ。

まるでアニメの世界にでも入り込んだような気分にさせます。島内には遺跡などを巡る散策コースも整備されており、途中にある展望台から望む紀淡海峡をはじめとする大パノラマな海景色は見もの。特に海の青さが映える日中に訪れるのがおすすめですよ。

三段壁は紺碧の海に高さ約50メートルの断崖絶壁が南北約24キロにわたって広がる景勝地。円月島や千畳敷と並び白浜を代表する絶景の1つで、その昔漁師たちが船や魚の群れを見張った場所にその名が由来されると言われています。

そそり立つ断崖に黒潮が激しくぶつかり飛び散る白波の光景はとてもダイナミックで大自然の迫力を感じることができますよ。また夕日の名所としても人気があり太平洋に沈む夕日は感動的な美しさ。晴れた日の日中はコバルトブルーの海が広がり、岩肌とのコントラストがとてもきれいに見えますよ。

白良浜は円月島や千畳敷、三段壁など美しい自然美が楽しめる白浜町の海岸です。中でも真っ白な砂浜と白浜温泉で知られる白良浜は夏場には多くの海水浴客が訪れる人気スポット。ハワイのワイキキビーチと友好姉妹提携を結ぶなど日本にいるとは思えないほど。

ヤシの木が植えられたビーチには夏場は地元のFM放送局のサテライトスタジオが登場し浜辺を盛り上げてくれますよ。

本州最南端の地・潮岬は潮岬灯台の少し東側にあり、望楼の芝散策がおすすめ。目の前に水平線が丸く広がる展望台からは北緯33度25分59秒、東経135度45分45秒にある最南端のクレ崎を眺めながら地球の丸さを感じられますよ。

海上のタンカーなどが点に見えるほどの雄大さに感動すること間違いなし。

なだらかな山の斜面に広がる梅林が毎年1月下旬から3月上旬にかけて小さな白い花を咲かせ、一帯に白くかすみがかったような花景色になる南部梅林。

期間中の週末には餅投げなどのイベントも開催されるので、辺りに漂う甘い香りと山並みを白く染める南高梅の花を眺めながら散策しましょう。

熊野那智大社の境内を覆うかのようにそびえる杉の巨木群が野中の一方杉です。現在8本ある杉は樹齢800年とも言われており、和歌山県の天然記念物にも指定されていますよ。最大のもので幹回りが8メートルにも及び、老木の空洞には20人ほどの大人が入れる広さがあります。

そのすべての杉が枝を南向きに伸ばしていることから野中の一方杉と呼ばれ、その様はまるで熊野那智大社を遥排しているかのよう。巨杉群からは神秘的な雰囲気が伝わってきます。参拝時間は決められていないので、木漏れ日がきれいな午前中に訪れるのがおすすめですよ。