奈良のおでかけスポット30選！絶景・リフレッシュ・散策など旅行好きな筆者が紹介

近畿自然歩道にある葛城古道は豪族・葛城氏の故郷であり神話の舞台となった道で、現在は整備され田園風景が続いています。9月中旬を過ぎるといたるところの畦道で曼殊沙華を目にしますよ。

おすすめは九品寺裏手にある丘一面に咲く曼殊沙華の群生地。深紅の花越しに奈良盆地が広がり大和三山も望めますよ。

にわかに人気が高まっている奈良の朝を楽しむお出かけ。歩く人もまばらな早朝の奈良公園は賑やかな昼間とはまったく違った顔を見せてくれます。朝靄の中を降り注ぐ太陽のカーテン、緑のじゅうたんの上でのんびりと草を食む無数の鹿たち。

いにしえの時代から変わらない風景の中を歩いて美味しい朝ごはんを食べに行くのもおすすめです。静けさを澄んだ空気に身を包むと心が洗われるようですよ。

春日大社は1300年前ほど前の平城京遷都の頃、国の繁栄と国民の幸せを願って神々をお迎えしたのが始まりの神社です。のちに藤原氏が社殿を造営し、以降は20年ごとに社殿や調度品が修繕されてきました。

境内には本社と多数の神社があり神々が集まってお住まいになる聖地。全国にある春日神社の総本社・春日大社は奈良を代表するパワースポットでもあります。千古の緑と神秘のベールに包まれたお社に心静かに参りしましょう。

くるみの木はカフェという呼び名がまだ一般的ではなかった時代に草分けとしてオープンした全国から人々が訪れるカリスマ的なカフェ&ショップ。旬の野菜をふんだんに使った体にやさしいランチを目当てに地元や遠方から多くの人々が訪れます。

またセンスの良い雑貨や洋服を並べるショップもあり、グルメと買い物をゆったりと楽しむことができますよ。たっぷりの緑とこだわりのメニューやグッズでくつろぎの時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

平城宮跡では復元されたかつての建造物や、出土品の展示館などを通して宮跡全体を楽しむことができます。地形が平坦で見所が点々としている平城宮跡は広大な敷地のほとんどが草原で見晴らしも良く、サイクリング観光や散策、バードウォッチングに最適。

往時のように復元された建物や庭園をめぐって、いにしえの都に思いを馳せてみましょう。

金魚の養殖が有名な大和郡山には金魚に親しめるスポットがたくさんあります。通りを歩けばあちらこちらで水槽を泳ぐ金魚をモチーフにした店の飾りや看板などが目に飛び込んできますよ。郡山金魚資料館は近鉄郡山の南に金魚池が続くなかにある資料館。

江戸時代からの金魚養殖に関する資料やさまざまな金魚を展示しています。優雅に泳ぐ金魚を眺めながらゆっくりくつろぎの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

奈良ホテルは関西の迎賓館として誕生し各国の王族をはじめアインシュタインやオードリーヘップバーンなど世界中のVIPをもてなしてきた名門ホテル。

日本銀行や東京駅も手掛けた建築家が設計した本館は桃山御殿風檜造りの格調高い雰囲気が漂い、優雅と気品に満ちたクラシカルな空間で特別なステイを楽しむことができます。歴史の趣を感じながら心和むひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

奈良の郊外エリアには個性あふれる新しい宿が次々とオープンしているなか、御所市にある御所町でかつて営業していた銭湯・御所宝湯が2022年に復活し、2棟の宿と洋食レストランを併せた分散型ホテルとしてリニューアルオープン。

それぞれの施設は徒歩5～10分で行き来できるので、観光の立ち寄りや宿泊に利用してみてはいかがでしょうか。

ホテル奈良さくらいの郷は広がる里山の中で奈良の食と農業について体感できる宿兼情報発信施設です。施設全体に県産木材を使用した空間でほのぼのとした奈良の自然を感じながら宿泊できますよ。

また歴史ある町やのどかな里山の風景を楽しむのにぴったり。広々とした景色を眺めながら心和むひと時を過ごせますよ。

春日奥山月日亭は世界遺産の春日山原始林にたたずむ1日3組限定の宿です。明治36年に奈良県知事の迎賓館として建てられ数々の著名人にも愛されてきました。

世界遺産の大自然に囲まれた荘厳な雰囲気と、料理涼感ならではの本格会席料理にも定評がありますよ。古都の風情と味覚を堪能してみてはいかがでしょうか。