熊本の遊び場・暇つぶしスポット30選！ハイキング・絶景・リフレッシュなど旅行好きな筆者が紹介

世界最大級の阿蘇カルデラに壮大な自然が展開する阿蘇。世界ジオパークに認定された阿蘇山周辺には阿蘇の自然を体感できるスポットが点在しています。

中岳火口では今なお噴煙を上げる火山の様子を見学できますし、河口は周囲4キロ、深さ130メートルにおよび溶岩の温度は1000度以上の高温で立ち上る噴煙からは大地のエネルギーを感じますよ。

全国の鯉のぼり祭りの発祥といわれる杖立温泉鯉のぼり祭り。約3500匹の鯉のぼりが泳ぐ光景は杖立温泉の春の風物詩と言えます。また杖立温泉街の橋の上からは鯉の川下りを一望できますし、杖立川の下流から上流を見上げると迫力満点の鯉群舞を見ることができますよ。

繊細な細工の竹灯籠が温泉街に灯る湯あかりは黒川温泉の風物詩。まるい鞠灯籠約500個と高さ約2メートルの筒灯籠が自然の景観に溶け込むように浮かび上がります。2020年より灯籠の設置個所が増えたので密集を避けて周遊を楽しみましょう。

点灯時間制限があるスポットもあるので、公式HPなどで入手できる湯あかり周遊マップで確認することをおすすめします。

菊池渓谷は九州を代表する絶景渓谷の夏。日差しを大幅にカットする鬱蒼とした広葉樹林、そして夏の平均水温13度という清流で渓谷内は20度以下になっています。

熱射を遮る巨大な日傘と化す清流の森、周囲の熱を奪うミストを放出する大滝など大小さまざまな瀬や淵に滝のほか鮮やかな苔の世界、朝霧や水煙に差す光の筋など夏ならではの渓谷美も楽しめますよ。巨大なクールゾーンと化す熊本が誇るスポットでパワーをチャージしましょう。

12か所の水源をもち名水が生まれる里として有名な南阿蘇。白川水源は水神を祀る吉見神社の境内に湧く水源です。毎分60トンの勢いで湧き出る水温14度の清冽な水は環境省の名水百選の1つ。

白川水源の周辺はすがすがしい空気に包まれ湧水を使った和紙すき体験や食事が楽しめますよ。

一心行公園といえば枝ぶり見事な大桜。夏になるとその西側が一面ひまわり畑になります。大小8枚の畑に高さの異なるひまわりが植えられているので立体的に楽しめるのがポイント。目線の先には緑に覆われた阿蘇の山並みが望めるので美しさが倍増しますよ。

竹林は夏目漱石の名作・草枕の舞台となった道を整備した草枕ハイキングコース。中でも石畳の道は漱石が歩いた当時の面影をほぼそのまま残していると言われています。

空へと高く伸びた竹林に苔むした石畳や趣ある細道は絶好の散策路ですよ。草枕ハイキングコースには小説の一説に登場する場所がいくつもあるので、案内板をチェックしながら散策しましょう。

熊本県庁前に約190メートル続くイチョウ並木を見上げると黄色の葉、道にも落ち葉が輝き一帯は黄金色に包まれます。イチョウは熊本市の市木に選定されており、肥後藩の領土54万石にちなんで54本が立ち並んでいますよ。

空気が澄んだ晴れた日は特に美しく、日中はもちろん木々が光で染まる夕暮れ時の景色も素晴らしいです。

遠見山公園は水仙公園とも呼ばれており、標高217メートルの遠見山の頂上にあります。12月中旬から2月中は約45万株の日本水仙が見頃になりますよ。

天草夕陽八景の1つでもあり、朝日や夕景も素晴らしく3月からは19種5万本の西洋種が開花します。展望所は牛深港を見下ろす海の眺望を望めるビュースポットですよ。

古関の滝は阿蘇外輪山の断崖にある夫婦滝で、真冬になると阿蘇谷から吹き付ける冷風によって凍りついてしまいます。ですが天に向かう氷の柱のような姿は圧巻の芸術作品。落差約80メートルの雄滝、落差約100メートルの雌滝がつらら状に凍り付き、滝全体が巨大な氷の柱になります。

晴れた日には滝つぼに虹がかかることもあり、圧巻の高さから勢いよく水が流れ落ちるさまはまさに壮観。期間中の土曜の夜間はライトアップされ幻想的な姿が浮かび上がりますよ。