兵庫のおでかけスポット30選！歴史を感じるスポット・散策・絶景など旅行好きな筆者が紹介

山陰海岸ジオパークに認定されている山陰海岸国立公園に属する日和山海岸の沖合に浮かぶ小さな無人島・後ヶ島には昔話の浦島太郎に出てくる竜宮城のような建物が立ち並んでいます。

地元の言い伝えでは浦島太郎が玉手箱を開けた場所として知られており、このあずまやは1950年に伝説の伝承のために建てられたもので、当時はここで茶会などが開かれていたそう。オレンジ色の背景にシルエットが浮かぶ日の出や太陽が空と海を紺碧に輝かせる夏、朝霧に包まれる晩秋など季節や時間で変化する絶景を眺めてみましょう。

600年余前の建立当時から周辺の山里には野花菖蒲が自生していたと伝えられている永沢寺。そんな名残のある地に昭和50年に開園した花菖蒲園は広大な敷地に全国から集められた有料種を育成した花菖蒲650品種300万本が咲き乱れます。

園内は四阿や水車などが配された本格的な回遊式庭園。昔懐かしい里山の風景が再現されており見ているだけで心が和む絵巻物のような優雅な雰囲気を味わえますよ。あでやかな花菖蒲の中をのんびりと散策してみてはいかがでしょうか。

兵庫県北部に広がる但馬エリアは世界ジオパークにも認定されており、海岸線の絶景が楽しめるスポットが点在しています。中でも余部鉄橋は雄大な日本海の風景と橋脚を走る列車を同時に楽しめるスポットとして人気が高い。明治45年に建設され当時は東洋随一の鋼トレッスル橋として親しまれてきました。

その後コンクリート製の余部鉄橋として生まれ変わり、その歴史を後世に継承するため鉄橋の一部を残して展望しせつ「空の駅」がオープン。橋脚と同じ高さにあるのでまるで空中から眺めているかのような感覚を楽しめますよ。

緑豊かな田園地帯を緩やかに流れる美嚢川に突如現れる畏敬の滝が黒滝。水量はそれほど多くはありませんが、川幅いっぱいに鎮座する巨大な一枚岩から簾のように水が流れ落ちるその景観はナイアガラの滝をイメージさせる雄大なもの。

巨大な黒い一枚岩と流れ落ちる白い水とのコントラストを堪能しましょう。駐車場からは約1.4キロの道のりですが、のどかな田んぼの風景を眺めながらのんびり歩くのも楽しいですよ。

赤穂浪士の故郷として知られる瀬戸内海の町・播州赤穂は温泉地としても人気があります。瀬戸内海の多島美が広がる赤穂御崎には温泉宿が並び、絶景とよみがえりの湯と呼ばれる名湯を楽しめますよ。こちらはそんな赤穂温泉の中でも特に人気の温泉宿。

海上3メートルの高さにせり出す露天風呂を備えた天海の湯と岩海の湯は日帰りでの利用も可能です。目の前に広がる海景色はまさにダイナミックの一言。11～2月頃に見える夕焼けに染まる瀬戸内海の多島美と海面に現れる夕日の橋は瀬戸内海随一と誉れ高い絶景露天をさらに美しく彩ってくれますよ。

兵庫県の北部、鳥取県境の扇ノ山の山麓に広がる上山高原。手つかずの自然が今も残っており、森では絶滅が危惧されている天然記念物のイヌワシをはじめ、ツキノワグマなど多種多様な野生動物が暮らしています。

シワガラの滝は小又川渓谷にある洞窟に水をたたえる滝で滝の起点は洞窟の外にありますが、水は中に流れ落ちるため滝の起点はどうしても洞窟の中からしか見ることができません。天気の日は山の木々や苔が鮮やかな緑いろに輝く絶景が見られますよ。

福井県の越前海岸、千葉県の房総半島と並び水仙の日本3大群生地となっている淡路島。島内に数カ所ある群生地の中でも灘黒岩水仙郷は寒さが厳しくなる1月頃から標高約608メートルの諭鶴羽山の急斜面に約500万本の野生の水仙が花を咲かせる、島内一番の絶景スポットとして人気があります。

香りが強い品種なので斜面一帯を包み込む甘くてや優しい香りも存分に楽しみましょう。

瀬戸内海最大の島で本州と四国に橋でつながっていることからアクセスにも優れている淡路島。その西側海岸線を走る県道31号が淡路島サンセットラインです。その名の通り晴れた日の夕刻には瀬戸内海に沈む美しい夕日を眺めながらシーサイドを快走できますよ。

ルートは北東から南西に通っているので運転しながら夕陽を眺めるのなら島の北側から進むのがおすすめ。ですが反対向きに進むとより近くに海を感じられるでしょう。

6エリア合計約22ヘクタールの畑で栽培さえっるひまわりはなんと合計約110万本と国内有数の規模を誇ります。ひまわりが花を咲かせる期間は約1週間のためエリアごとに種をまく時期をずらし、7月上旬から8月上旬と1か月ものあいだ町中いずれかで数十万本規模のひまわりを存分に楽しむことができますよ。

無農薬・有機肥料栽培で丹精込めて栽培されたひまわりは大きく色も鮮やか。日差しが強いほど黄色の花が鮮やかに見られるので太陽が高い位置にある時間帯に訪れるのがおすすめです。

氷の山は日本の秘境百選にも選ばれており、多くの原生林やブナの自然林が保全されています。氷の山山頂へ向かう途中にある大段々平の北西には氷の山が立ちはだかりますが、北東は景色が開けて鉢伏山や妙見山などの山々が連なる様子が一望できますよ。

変わらぬ悠久の絶景に思わず感嘆のため息がもれるでしょう。