南千住駅のおいしい居酒屋15選！大衆酒場・和食・中華など飲み会にもおすすめのお店を居酒屋グルメライターが厳選

南千住で大衆酒場といえば「大坪屋（おおつぼや）」でしょう。創業は大正12年という老舗で、吉野通り（都道464号線）のガード下に店名暖簾がかかります。店内は典型的な下町大衆酒場のコの字カウンター。壁の短冊メニューも雰囲気たっぷりです。名物のひとつが「牛にこみ」。柔らかいもつに甘い玉ネギがお酒にもよく合います。そしてこれも居酒屋の定番「まぐりぶつ切り」。赤身の旨さを楽しみましょう！

なお、常連度合いの高い独特の雰囲気は承知の上で。それもまたこの店の魅力です。

「鴬酒場（うぐいすさかば）」は西口駅前ロータリーにあるビルの半地下にあります。周囲とは雰囲気が異なる年季の入った暖簾に、店内のコの字カウンターはまさに大衆酒場。看板には“ホイスの店”の文字。「ホイス」とは“ハイボールの元祖”を謳う薬膳系の材料がブレンドされたチューハイ系の割り物で、この店では「ホイスハイボール」として定番酒となっています。

おつまみは「煮込み」に「まぐろぶつ」など下町大衆酒場らしいメニューがベストマッチです！

南千住エリアでは「丸千葉（まるちば）」も紹介しないわけにはいきません。場所は周辺に格安のホテルが点在する「山谷」地区。徒歩約15分の南千住が最寄り駅になります（隣の三ノ輪駅もほぼ同距離）。この店、都内の居酒屋ファンがこぞって訪れる名店で、14時の開店には昼時にもかかわらずあっという間に席が埋まってしまうほどの人気です。おすすめは「さしみ盛り合わせ」で旬のものを味わってください。

さらに揚げ物も評判で「ちくわいそべあげ」は名物クラスの人気ですよ！

山谷地区の一角、清川2丁目には「山酔（さんすい）」があります。この地で60年営業する老舗の居酒屋です。に店内はカウンターに小上がり、メニューは黒板（料理）と短冊（飲み物）と典型的な大衆酒場。料理は定番の「ポテトサラダ」をはじめ「ハムエッグ・焼きあげ」などが並びます。中でもおすすめは「銀だらしょうゆ漬」。旨みたっぷりに焼かれた銀だらはお酒にぴったりです。

和装の女将との会話も楽しい下町らしい雰囲気もこの店の魅力でしょう。

「山谷」地区の北端エリア南千住の3丁目の酒販店「淀屋酒店（よどやさけてん）」。その店舗左側には角打ちスペースがあります。テーブル・椅子もあるので、まさに大衆酒場の雰囲気です。乾杯のビールは冷蔵庫から選んでカウンターで支払い。カウンターには駄菓子系のおつまみ、後ろの棚には缶詰類も並びます。

開店は朝の9時。中休み（13:00～15:30）以外なら、閉店の20時まで好きな時間に飲めますよ！

南千住のグルメで最も有名な店といえば「尾花（おばな）」でしょう。南千住駅からは常磐線の線路沿いを南にすぐの場所。都内屈指の鰻専門店として知られ、予約ができないため開店前には長い行列ができるほどの人気です。本格的な鰻料理店の蒲焼は3～40分待つのが普通なので、それまでは自然とお酒の時間になります。おつまみには鰻の酢の物「うざく」や玉子焼き「う巻」が定番。素材の良さが楽しめる「白焼」も日本酒にピッタリ！

そしてメインの「うな重」は名店ならではのふっくら焼かれた見事な鰻です。

「いわさわ」はJR南千住駅西口ロータリーの一角にある海鮮自慢の居酒屋です。店のイチ押しメニューは「刺身盛り合わせ」で、旬の魚をたっぷり味わえます。なかでも「まぐろ」が自慢で“名物！”を掲げる「まぐろ切り落とし」に「ぶつ切り」はトロ入り。さらに地元ブランド葱とコラボの「千寿ねぎとまぐろの串カツ」や「まぐろステーキ」などおすすめです！。

千寿ねぎは「一本フライ」などいろいろな料理でも味わえますよ。

前項「いわさわ」の並びには「次郎長（じろちょう）」があります。看板に“魚河岸料理”とあるこの店も海鮮が自慢の居酒屋です。店内のホワイトボードにはその日仕入れた魚がズラリと並び、定番のまぐろは希少な「脳天」なども。さらに「しめ鯖」も店主の仕事がキラリと光ります。そのほか揚げ物も人気で「アジフライ」は海鮮居酒屋ならではの一品といえるでしょう！

お酒は下町居酒屋に良く似合う「ホッピー」が飲めますよ。

「次郎長」さらに奥の並びには「一条（いちじょう）」もあります。看板には“すし居酒屋”の文字。そのとおり敷居の高さを感じる寿司屋ではなく、気軽な居酒屋で寿司も味わえるという店です。まずは居酒屋メニューの「ポテトサラダ」から。いぶりがっこ入りで芳ばしさと食感も楽しめます。さらに冬季なら「自家製牛もつ煮込」が大人気。もちろん「刺身盛り合わせ」も外せません。

そして「握り」をつまんで「巻き物」で仕上げれば満足なコースになるでしょう！