岐阜の桜・お花見・河津桜スポット15選！公園・川沿い・デート向けなど岐阜在住の筆者が紹介

先始めや満開は3月下旬、4月に入ると散り始めてしまう岐阜県としては早めの開花の「苗代桜（なわしろざくら）」。

国指定天然記念物で樹齢400年以上の古木です。桜井の開花を待って里人が苗代(稲の苗を作る田)の準備を始めたことから名づけられた桜。夜にライトアップもされているので、ゆっくり温泉に浸かった後のお散歩にもぴったりですよ。

岩太郎が植えた桜にちなんでつけられた「岩太郎のしだれ桜」。

樹齢は約120年と他の桜よりは若いですが、高さは約20m、幹回りは2.6mの巨木です。土手の中腹にたち、道行く人を覆いかぶさるように咲き誇る桜は圧巻。近くを歩くとまるでシャワーのよう。夜になるとライトアップもされ、昼間とは雰囲気も一遍。幻想的な雰囲気は必見です。

飛騨高山を訪れたら、必ず訪れてほしい橋。中橋。市内の中心部を流れる宮川にかかる高山市を代表する橋。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪化粧と四季折々の美しい景色が見ることが出来るのが魅力。

そして、中橋の袂にある桜の木は、この地域の桜開花宣言の基準木です。桜が満開になるとピンクの花と真っ赤な橋のコントラストが美しく、夜はライトアップされているのでデートスポットにもおすすめ。

1000年の時を超えて咲き続ける桜は、10世紀以上にもわたりこの地域の変化を見守り続けてきた桜。

その始まりは、500年ほど前にこの地のリーダーであった三木國綱三澤が戦いに敗れ、桜に葬られたことに始まっています。今でも根本には、五輪塔から咲く花は見もの。秋には飛騨一之宮水無神社の神主さん、大幢寺の和尚さん、と三木家にゆかりのある人たちが集まり、祖先を供養する三木祭りはこの地の歴史を後世に伝える大切な儀式。歴史と自然を感じるオススメスポットですよ。

映画「君の名は」の舞台になり有名となった飛騨古川。

開花時期4月中旬から4月下旬。桜が開花し始める毎年4月19日と20日は飛騨古川祭りは必見です。気多若宮神社のお祭りで重要無形民俗文化財に指定されている伝統神事。桜が咲いているとはいえ、温度は約2度と寒いので温かい恰好は忘れずに。それでも、ふんどし姿の男性陣が繰り広げる御神輿行列を中心に「動の起し太鼓」と「静の屋台行列」が繰り広げ、春の訪れを感じさせます。