【保存版】立川でそばならここ！元東京在住者おすすめの15選【リーズナブル・老舗・個性派メニューのお店など】

JR中央線、青梅線、南武線「立川駅」北口から北西に徒歩6分の「蕎麦懐石無庵」は一つの芸術品です。古民家風の建物、黒い柱と白い壁に区切られた店内と選び抜かれた調度品、そして蕎麦懐石すべてがコーディネートされています。

メニューまで古民家風のアレンジです。「蕎麦懐石無庵」のご主人はは一茶庵で修行し、自らも多くの弟子を輩出し有名店になっています。「蕎麦懐石無庵」は立川で一番の蕎麦屋と言っていいでしょう。

JR立川駅北の伊勢丹 8Fにある「更科堀川 立川店」は麻布十番にある1789年（寛政元年）創業の超老舗蕎麦屋の支店です。更科は江戸の老舗蕎麦屋御三家の一つで「更科堀川」が総本家。

「神田錦町更科」のような本家の子どもが出店している「分店」と、血のつながりがないが弟子が出す「布垣更科」のような「支店」があります。「更科堀川 立川店」は別の場所で営業しているだけで総本家そのものです。さすが使っている蕎麦が日替わり。

多摩モノレールの泉体育館駅から東に約1kmの住宅街にある「田堀」は立川駅から遠く、立地はいいとは言えないのに、常にお客様でいっぱいの人気蕎麦屋です。店の外観は武家屋敷のようで、店内は古民家風で大人の雰囲気がただよっています。

蕎麦は自家製紛の挽きたて、打ち立て、茹でたての信州蕎麦で細く綺麗に切られた蕎麦は、香りもよく、コシがあり、喉越しがいい本格手打ち蕎麦です。天ぷらも美味しく天ざるがよく出ます。

青梅線西立川駅南口から南東に徒歩3分ほどの「手打ち蕎麦 萱草庵」は蕎麦というものに精通した蕎麦屋です。蕎麦の良さにはいくつかの表現があります。

蕎麦ブランド、配合率、挽きたて打ち立て茹でたて、コシ、エッジあり、喉越し、舌触り、香り、星あり、氷〆水切りよし、切りむらなし、端切れなしなどです。そして麺の太さには好みがありますがおおむね細い方が好まれます。「手打ち蕎麦 萱草庵」はこのあたりをよくご存じです。

JR立川駅から南に徒歩15分の「そば処 高尾亭 本店」は昭和3年創業の老舗蕎麦屋です。近くにはかつて「高尾亭」と名乗っていた「立川熟成寝かせ蕎麦たかや」があります。

「立川熟成寝かせ蕎麦たかや」はかつ丼が人気ですが、こちら本店もかつ丼は人気です。しかも看板には「元立川警察署取調室御用達」と書いてあります。よくドラマに出てくるあれです。本店にはかつ丼以外にバラエティーに富んだメニューがあります。

JR中央線立川駅南口より南に徒歩3分の「ボンサイ」はワイルドな味付けのつけ蕎麦の店です。カタカナの店名にふさわしいお蕎麦でしょう。蕎麦は田舎蕎麦風で太麺で、通常より硬く茹でられワイルドにかぶりつくのに適しています。

つけ汁は化学調味料は使わず、カツオ、サバ、昆布で取ったダシに鶏油と山椒を加えた香り豊かなつけ汁です。人気メニューの「ごまだれ鶏つけ蕎麦」750円はたっぷりの白ごまと豆乳を加えています。

JR立川駅から北東に徒歩5分の「招福そば奈美喜庵」は昭和14年創業の老舗蕎麦屋です。気軽に吞むこともでき、食事することもできます。呑むほうで注目のメニューは「おつかれ様セット」です。ビールに3つのおつまみがついて1390円で刺身もついています。

お蕎麦でのユニークメニューは「花巻」です。蕎麦屋にはつきもののメニューらしいですがご存じでしょうか。温かい蕎麦の上一面に素焼きの海苔、三つ葉、梅干しが乗ります。

西武立川駅から西に徒歩20分の「手打ちうどんそば砂川庵甚五郎」はメニュー豊富なそばもあるうどん屋です。多摩地区にはいくつか「甚五郎」がありますが、それぞれが自由に個性を発揮しています。

共通しているのは落ち着いた和風の点でしょうか。メニュー名はもり、かけ以外に「山頭火」「雷電」「広林坊」「淡雪」「極楽」「きこり」「砂川」など名前だけでは中身が想像できないものばかりです。ほぼいずれもうどんとそばが選べます。

JR中央線立川駅北口から北東に徒歩5分の「しぇもと」は元はフランス料理店だったのが、蕎麦を始めたのがきっかけで蕎麦に夢中になり蕎麦屋になりました。蕎麦屋では珍しく自家栽培です。

黒姫高原で自家栽培し、長野県信州新町と福島県奥会津で契約栽培した蕎麦で自家製紛し二八で打っているとのこと。毎朝製粉し、無くなればその日は終わりにしています。当然蕎麦の香りはよく感じられ、細打ちで、コシ、喉越しのある蕎麦です。