【保存版】錦糸町でそばならここ！元日本橋在住者おすすめの15選【コスパ◎・老舗・カジュアルなお店など】

両国駅から徒歩5分の品のある店構えの「江戸蕎麦ほそ川」はミシュラン9年連続受賞で食べログ百名店というだけあって丁寧な仕事をし、店の雰囲気もいいです。蕎麦粉は四国産、北海道産などを石臼で挽く自家製麺で十割蕎麦を出します。

せいろのおかわりの時は産地の違う蕎麦がでますので風味の違いが楽しみです。店名の「ほそ川」は店主の名前で独学で蕎麦打ちを学びました。名物料理は「冷かきそば」や「穴子天ぷら」です。

都営地下鉄大江戸線の両国駅から徒歩2分の「蕎肆 穂乃香」は店内の雰囲気がよいことによって酒やつまみや蕎麦がおいしく感じると評判の大人の蕎麦屋です。ゆっくり蕎麦前を楽しんで〆に蕎麦をいただくという過ごし方が向いています。

名物メニューは具だくさんの鴨汁でいただく「北斉せいろ」です。「蕎肆 穂乃香」のある墨田区は葛飾北斎出身の地で近隣に北斎ゆかりの施設も多くあります。蕎麦は二八蕎麦です。

地下鉄の清澄白河と森下の間にある「ふかがわ翁」は店名にあるように蕎麦打ち名人高橋邦弘が率いる翁グループの蕎麦屋です。翁達磨一門から送られてくる玄蕎麦の丸ぬきを自家製紛して蕎麦を打っています。蕎麦は切りべら30ほどの細打ちの二八蕎麦です。

冷たいそば、温かいそば、一品料理が揃っていますが、翁らしい丁寧な仕事が際立っています。さまざまな産地から選りすぐりの蕎麦を取り寄せますので産地を聞いてみるのも楽しみです。

両国国技館の横にまるでテーマパークのような飲食店施設があります。両国江戸NORENです。1階のホールのまん中には土俵があり、その周りに飲食店がならんでいます。「日本橋 やぶ久 両国江戸NOREN店」もその一つです。

日本橋のやぶ久は、明治35年創業で、この地にあった江戸蕎麦御三家の「藪」の蕎麦屋を久太郎が引継ぎ、この名がつきました。外二蕎麦、カレー蕎麦、カレー南蛮が名物で、特にカレー南蛮が人気です。

総武線「両国」駅東口より南へ徒歩3分で、赤穂浪士の討ち入りで有名な吉良邸近くにある「元禄二八そば 玉屋」は大正8年創業の老舗です。この付近は空襲で壊滅していますので、現在の建物は再建されたものですが立派なたたずまいを感じます。

蕎麦は製麺機の二八蕎麦ですが100円追加で手打ちに変更できるという珍しい料金設定です。吉良邸近くとあって、「義士御膳」や「討ち入り定食」などという名物メニューがあります。

JR錦糸町駅から北に徒歩5分ほどの「へぎそば そば酒坊」は新潟が本場のへぎそばがいただける蕎麦屋です。へぎそばとはつなぎに布海苔を使いツルツルした食感にしたもので、食べやすい量でひねって「へぎ箱」という底の浅い木の箱に盛りつけます。

似た盛り方に戸隠蕎麦がありますが、一目見ただけで「へぎ蕎麦」と判別可能です。「へぎそば そば酒坊」のへぎそばは和からしを付けていただくのが特徴で稲荷とのセットに人気があります。

地下鉄森下駅から徒歩1分のところにある蕎麦屋「十七」は、かつてこの場所にあった森下の名店「京金」を引き継いだ蕎麦屋です。「京金」は同じビルの6階に移転し、ひっそりと営業しています。

「十七」と言えば浅草で老舗の並木藪蕎麦を抑えて人気ナンバーワンといわれる「浅草じゅうろく」を思い浮かべますが、事実「浅草じゅうろく」で修行した職人が営んでおり、名物は「すだちそば」です。

JR錦糸町駅から北に徒歩5分の「松月庵」はかつ丼を含む定番の蕎麦屋メニューからうどん、創作フレンチ、ワインまであるバラエテイー豊かな蕎麦屋です。壁には絵画がかかっていて販売もされています。

方向性の違う2人が共同で営んでいるようなイメージの奇妙な店です。蕎麦は蕎麦8割強の手打ち風とのことで、しっかりコシのある細麺になっています。よくでるメニューは鴨せいろですが、とにかく何でもありです。

かつて営業していた都営新宿線森下駅近くのビル1階を「十七」に譲り、みずからの住居である同じビル6階に移転したのが名店「京金」です。エレベータでビルの6階まで行き目の前の扉をあけるとまさにマンションの一室の玄関。スリッパに履き替えて入ります。

店は奥の和室でテーブルが4つです。お昼だけの営業で、夜だけ営業の「十七」とすみわけしています。おすすめはやさしい味のせいろそばセットです。