【保存版】虎ノ門でそばならここ！元日本橋在住者おすすめの15選【リーズナブル・老舗・立ち食いそばなど】

虎ノ門と言えば江戸の蕎麦御三家「砂場」の一つ「虎ノ門大坂屋砂場」があることで有名。「砂場」は大阪城築城時の資材置き場に店があったことが名前の由来で江戸に進出したときの店「南千住砂場」（現在名称）から「室町砂場」と「虎ノ門大坂屋砂場」が派生しています。

「虎ノ門大坂屋砂場」の店舗は大正12年の建物で登録有形文化財ですが、道路拡張に伴い一時的に移転しました。旧店舗は土台ごと移転しており再現される予定です。

地下鉄銀座線虎ノ門駅から徒歩2分の「虎ノ門　元禄」は具たくさんの汁につけて食べる蕎麦が主流の店です。そばは細打ちのせいろと太打ちの田舎蕎麦の二色そばに人気があります。

せいろとは更科系の白い蕎麦で、田舎蕎麦は黒っぽい蕎麦で「虎ノ門　元禄」は北海道と茨城産の蕎麦粉を使った手打ち二八蕎麦です。汁には鴨肉と焼きネギが入ったのものや冬は牡蠣がはいります。ご主人は200年の歴史をもつ荒木屋で修行したベテランです。

蕎麦と言えば信州や北海道が本場ですが、信州松本に本社を構える王滝グループが手掛ける蕎麦屋が「信州そばきりみよ田」です。もちろん松本に店舗がありますが、虎ノ門ヒルズにも店舗を構えました。

信州名物の信州サーモンや馬肉、鶏の山賊焼など松本にゆかりのある人にはたまらない料理と信州蕎麦の十割蕎麦を出します。東京では冷たいそばのことを「せいろ」といいますが信州では「ざるそば」です。

都営三田線　内幸町駅A3出口から徒歩2分の「能登美 新橋店」は能登七尾港から毎日空輸される新鮮魚介類を使った海鮮料理と能登の蕎麦粉で手打ちした十割蕎麦を出す店です。昼は「てうちそば能登美」の店名で蕎麦専門のランチ営業になります。

冬の時期の天然ぶりのぶりしゃぶコースは本来北陸でしか味わえない豪華コースを東京で楽しめてうれしいです。ぶりしゃぶコースは前菜や新鮮刺身や天ぷらもついて3980円とおどろきの安さ。

新橋駅と虎ノ門駅の間にある「天祥庵」は本陣房系の蕎麦屋です。「本陣房」は新橋が発祥。この界隈に系列の店があっても不思議ではありません。「本陣房」は多くの弟子に手を抜かない究極の料理で蕎麦前を充実することと、接客を含めた店の経営ノウハウを伝授しました。

「天祥庵」もこの精神を受け継いでいます。そして人気のメニューは「本陣房」名物蕎麦の3色もりです。季節の蕎麦は評判で、柚子切りに人気があります。

本当にメニューの表紙に「日本酒を二合以上飲まない方は入店はご遠慮願います」と書いてあるユニークな蕎麦屋が「蕎麦切り 酒 大愚」です。日本酒しかも燗酒が好きな人にはたまらない店で、こんな高圧的なメッセージにもかかわらず人気があります。

店内はL字型のカウンターのみで大将ひとりのワンオペレーションです。メニューは3800円からのコースのみできっちりした仕事を感じさせる酒の肴と〆に細打ちと太打ちの蕎麦がでます。

「肉そば」は山形県の郷土料理とのことですが、つけ汁にラー油を入れるなど独自のスタイルを生み出したのは虎ノ門の「港屋」と言われています。その後「港屋」はインスパイア系そば屋と言われ、都内や全国に「肉そば」の店が次々誕生しました。

「港屋」と同じ虎ノ門にあるのが「肉そばごん」で「港屋」が閉店してからは、この界隈の一人者になりました。「肉そばごん」はヤザワミートが手掛ける店なので肉の美味しさは確かです。

虎ノ門駅から徒歩4分の「匠味」は蕎麦居酒屋ですがランチでは唐揚げ食べ放題定食が圧倒的人気です。900円で最初食べられそうな個数を申請します。平均は12個とありますが、お客様は若いサラリーマンが多いので、高齢者は少なめがいいでしょう。

大きさは小ぶりですので、普通の大きめの唐揚げよりは食べられます。指定した戸数が食べられない場合は、一個につき100円の罰金で、完食すれば追加可能。蕎麦メニューには肉そばがあります。

新橋SL広場のすぐ西にある「寿毛平」はまず店名で話が盛り上がるように出来ています。「すけへい」と読むそうですが、誰でも「すけべい」と呼んでしまうので、その意図があるとしか思えません。

蕎麦の量が多いことで有名な浜松町の「五六八そば」の系列です。確かに蕎麦は普通の倍はあると思われます。名物は「つけ天」で海老又は穴子があり、前もって天ぷらがそばつゆにつけた状態で運ばれますが、天ざる発祥の室町砂場の天ざると同じです。