京都のお金かからない観光スポット30選！レジャー・リフレッシュ・ときめきなど旅行好きな筆者が紹介

藤原定家が百人一首をまとめ上げた小倉山の中腹にたたずむ常寂光寺。茅葺の仁王門から続く末吉坂は散りもみじのビューポイント。天を覆うダイナミックな紅葉のトンネルに深紅の石段、参道脇の苔に舞う茜の葉は嵯峨野を代表する美景スポットです。

ちなみに苔や石段のあるスポットは落ち葉が映えるので、大地が黄金に染まる散りイチョウも見られますよ。

和の風情で大人なイメージがある祇園ですが、気持ちが華やぐカフェやスイーツも充実しており女子におすすめのエリアです。ぎおん徳屋は国産のものを使って丁寧に作るわらび餅やかき氷が人気のお店。

極薄に削り出したくちどけの良い氷は別添えの濃厚ないちごミルクと自家製練乳で好みの甘さにしていただけますよ。大人な街で心くすぐられるスイーツを発見したり隠れたときめきを探したり寄り道しながら歩いてみませんか。

詫び寂びの精神が息づく銀閣寺周辺には和の美意識を感じられるカフェがたくさんあります。大通りの近くでありながら少し入っただけで自然が豊かな哲学の道にはじまり新緑、紅葉とどのシーズンも魅力的。

GREENTERRACEは銀閣寺と南禅寺を結ぶ哲学の道のおだやかな疏水沿いにたたずむカフェ。訪れる人が緑の中でくつろいで過ごせる空間が広がっています。木漏れ日を浴びて爽やかティータイム。時間を忘れのんびりお茶の時間を楽しみましょう。

東山エリアは清水寺をはじめにぎやかな参道、庭園の美しい高台寺、さらに祇園も徒歩圏内と京都屈指の観光スポットです。メイン通りからそれると意外と落ち着けるカフェや静かな通りもありますよ。

そんな東山にある夢二カフェ五龍閣は大正時代に建てられた邸宅を改装したカフェ。店内には美人画で知られる竹久夢二の絵が飾られておりステンドグラスや細やかな装飾も華やか。大正浪漫あふれる空間で優雅な気分に浸ってみませんか。

The Unir Coffee Sensesは京都発のスペシャリティコーヒーブランドの新店舗です。オーナーが世界各地から珈琲豆を買い付け焙煎や抽出にもこだわったスペシャリティコーヒーはフルーティーで多彩な味わい。

重箱に入ったフルーツサンドやアフォガートなどスイーツ系も充実していますよ。3歩あるけばカフェにあたるともコーヒーの消費量が日本一ともいわれる京都はコーヒーとともに過ごす時間が暮らしに溶け込んでいます。一息入れに行きませんか。

喫茶ソワレは淡いブルーの照明が幻想的に店内を照らす老舗喫茶。一歩踏み込めば異世界へ迷い込んだような気分になります。東郷青児の美人画が飾られるノスタルジックな雰囲気のなか色とりどりにきらめく宝石のようなゼリーポンチにうっとり。

つかの間の非日常へとエスコートしてくれる魅力的な空間でクラシカルなひと時を過ごしてみませんか。

三三屋は京都生まれのデザインスタジオが路地奥の長屋をリノベーションしたセレクトショップ。京都の老舗とのコラボ商品からオリジナルまで物を通じて京都を再発見できるような独自のセンスが光る生活道具が並びます。

いつもと違う自分になりたい気分の日にはこんな発想力を刺激される路地や空間で過ごしてみてはいかがでしょうか。

ここ数年で個性派店が集まってきている紫竹は普段着の京都の姿が感じられる住宅街で、新旧のお店が混ざり合いのんびりお散歩するのに最適です。CircusCoffeeはCircusという言葉の意味にあるように老若男女いろんな人々が集うお店。

焙煎のスペシャリストが選んだ季節ごとに味も香りも異なる十数種類の豆が揃いますよ。雨の日でも足を運びたいこだわりショップです。

有次は刀鍛冶の技術を継承しかつて京都御所の御用達を務めた老舗。現在では包丁をはじめ鍋やれんげなど京料理を支える料理道具を取り扱っています。

くらしに寄り添う老舗の逸品への名入れは目の前でスタッフが仕上げてくれるので安心。愛着がわくのでぜひお願いしてみてください。

清課堂は江戸後期に錫師として創業し神仏具を手掛けたのが始まり。現在では錫製をはじめとした金属工芸品を取り扱っており、店内にはぐい呑みや茶器、カトラリーなどが並びます。

またお店の奥には工房があるのでコンコンコンと金属を打つ心地よい音が迎えてくれますよ。代々受け継がれてきた伝統の技で生み出される老舗の逸品を手に入れてみてはいかがでしょうか。