【保存版】汐留でそばならここ！街の魅力を知り尽くしたグルメライターおすすめ15選【個室あり・コスパ◎・老舗・おしゃれなお店など】

そばはオリーブオイルとよく合うことをご存知ですか。こちらのそばはありがちなかきそばでは物足りないという方にもおすすめ。かきはオリーブオイルでカリッと炒め焼きしているので、かきの旨味がオイルとともにツユに溶け出し、そばを一段と旨くしていますよ。

レモンの酸味で全体を重くせず、爽やかにまとめているのがポイント。とろろ昆布がかきの旨味を引き出しつつ、そばとの仲を取り持ってくれます。ダシ汁の旨味とゴマの香ばしさも重なって、しみじみと味わえますよ。

そば粉は北海道産が中心で、小麦粉と卵白をつなぎにする二八。一番粉だけを使った真っ白なそばで、御膳打ちという細打ちが特徴です。そばの実の甘皮を混ぜているので香りがよく、歯ごたえも良い。つゆは薄口で、江戸時代から連綿と受け継がれている味だそう。

ダシは本枯節と宗田枯節からとり、上白糖を加え、さらに薄口と濃い口醤油をブレンドした返しと合わせた、やや甘みのある上品な味に仕上げてありますよ。

山かけそばは古くからありますが、とろろそばは、主人の祖父が遊び心で売り出したつけとろろそばの元祖。とろろは注文を受けてからすり鉢でおろし、もり汁でといて客に出します。とろろの中には生卵の黄身が入っているので、よくかき混ぜてから食べるのが良いですよ。

温かいそばのおすすめは、年間を通じて食べられるかしわ南蛮。鶏肉を炒め、焦げ目をつけてから煮込むので、つゆにその肉汁が溶け込んでコクのある味わいになっていますよ。

そばは石挽き粉を使った手打ちで、並そば、田舎そば、変わりそばの3種類を打ちます。この3種類のそばを同時に味わえるのが三色もり。3種類のうち2種類が選べる二色もりもありますよ。

そばの風味を邪魔することがあるからと、薬味はわさびやねぎは使わず、辛味大根だけ。柚子切りやしそ切りなど季節ごとの変わりそばもメニューに加えられていますよ。

そば粉は北海道と茨城産をブレンドして使い、国産ものの味が落ちる頃にはオーストラリア産のそばを打ちます。そばはやや太めで白く、コシがあり、のど越しも良い。名物の古式せいろそばは、昔のせいろを再現した三段重ねで、2枚は並、残り1枚に柚子やゴマなど季節ごとの変わりそばが盛られて出てきますよ。

また、花かつお、わけぎ、大根おろし、生卵が乗った花そばも、この店ならではのメニューです。