【保存版】馬車道でそばならここ！街の魅力を知り尽くしたグルメライターおすすめ15選【老舗・リーズナブル・リッチなお店など】

均一で美しい二八のそばは喉に心地いい食感です。おすすめは鴨南蛮。火入れにこだわる鴨肉はしっとりと柔らかく、香ばしい焼き目を付けた太めのネギは甘くて中がとろっとろ。

そのうま味が溶け込んだツユの奥ゆかしさもさることながら、質と量といい満足感があるそばです。また、こちらでは安定した品質を提供するため、その時々で産地をブレンドしているそうですよ。

こちらのそばは二八、十割そばも打ちますが、一日15～18食の限定。噛むと甘皮が舌で感じられる独特の風味があり、歯ごたえものど越しも良いです。このそばを大根おろしのしぼり汁と生醬油で食べるのが名物の古式もり。

つゆは焼きカ鰹の本節でダシをとった中辛ですよ。細めのそばとよく絡み、のど越しも良い。ユニークなのは乙女そば。リボンはゆば、おでこは卵焼きで表現するなど、おかめそばをもじったオリジナルです。

そばの実は北海道産を使用した十割。ですが、夏の一時期はのど越しとつなぎのために1割ほどの小麦粉を加えるそう。つゆはきりりとした濃い口。そばの味を邪魔しないバランスの良いつゆです。玄そばの挽きぐるみを使う田舎変わりそばは一番粉に旬の素材を練りこみます。口当たりは細くたおやか。

また、フライパンで脂身の側をよく焼いた鴨は奥深いコクに、滋味に満ちた芳しさ。せいろ、田舎、そして一風変わった季節の変わりそばまで、ハートを打ち抜く味が揃いますよ。

特徴となるツユは北海道産の昆布を水に一晩つけ、翌朝煮だしたものに、カツオやサバなど節類を加えて淡口醤油で調えたもの。辛口のそばつゆでいただく、もりそばやざるそばと食べ比べるのも、この店でそばを味わう、ひとつの方法です。舌で受け止めれば丸みのある旨さがじわりと伝わってきます。

クセのない国産鴨との相性も抜群です！のどを滑り落ちる二八そばの香り、ツユに移る九条ネギの甘みまで計算されつくした渾身の一杯ですよ。

こちらのそばは細打ちで見た目は華奢な印象ですが、手繰ればその力強い甘みと香りに舌を巻くはず。本枯節と昆布の旨味、そしてかえしの風味がじんわり口の中に広がります。ひと箸手繰れば、軽やかなすすり心地からはじけるような香りが鼻先を駆け抜けていきますよ。ツユも素材も妥協せず、保存にも心を砕いている証拠。

ダシを引く直線に削った本枯節と天然の利尻昆布の分厚い旨みで、このそばが持つ甘みを鮮やかに際立たせている一枚です。

蕎麦は状態を見て挽き方を変えたり、ブレンドしたりしているそう。出されたそばは実にみずみずしく、そのまま口に含んでも香りたつ旨さです。ダシはかつお節一本というキリッとしつつ濃すぎないツユも良い。

またサイドメニューも充実しており、自家製にしんの旨煮は4日間手間暇かけて仕上げるというこだわりで、必食の旨さですし、たこの酒粕和えは酒粕がしっかり効いて食感も抜群です！