【保存版】吉祥寺でそばならここ！元東京在住者おすすめの15選【老舗・リーズナブル・定食・おしゃれなお店など】

吉祥寺駅北口から北東に徒歩3分、ヨドバシカメラ裏エリアにある「板蕎麦 ちどり」は山形発祥の板蕎麦にならった蕎麦を出します。山形の板蕎麦は長方形の深さ2cmほどの箱に蕎麦をのせるもので、板に直接のせる場合と、簾（すだれ）を置いて蕎麦をのせる場合があり、簾はマナーにそって横向きです。

箱には蕎麦だけをのせるだけでなく天ぷらなども添えます。蕎麦は二八で細麺と太麺が選べ、太麺は黒っぽいので田舎蕎麦のようです。

R吉祥寺駅から北に徒歩約2分のコピス吉祥寺にある「そば処 善左衛門 吉祥寺店」は手頃なメニューがそろうカジュアルな蕎麦屋です。目を引くのは三色そばで、二八そば、挽ぐるみそば、茶そばのセットになります。

よく出るメニューはミニ丼とせいろのセットと鴨せいろでしょう。かつ丼は蕎麦屋独特の出汁のきいたかつ丼です。「吉祥寺 砂場」や「神田まつや 吉祥寺店」ほどかしこまらずに気軽に食事した人に向いています。

京王井の頭線の井の頭公園駅から約1kmの「永らく」は店はリニューアルされてコンクリート打ちのおしゃれな感じになっていますが、昔ながらの町の蕎麦屋です。もり蕎麦が500円とリーズナブルですが、やはり丼物とそばのセットものに人気があります。

セットの丼にはかつ丼をはじめ天丼、親子丼、玉子丼、カレー丼などがあり、天丼は1000円を超えますが、その他は950円です。そば屋らしく懐かしい味付けの丼が提供されます。

JR吉祥寺駅から北に徒歩約12分の「更科」は創業40年の老舗ですが、蕎麦だけでなく、うどん、鍋物、中華、ご飯ものと各種セット物がある大衆食堂のような存在。蕎麦とうどんは自家製麺でいわゆる手打ちで提供しています。

「更科」は固有名詞の場合と普通名詞の場合があるようです。「藪」「砂場」とならぶ江戸老舗蕎麦屋御三家の「更科」は固有名詞と言えます。普通名詞の「更科」はそばの実の中心部を使う白い蕎麦のことです。

京王井の頭線の三鷹台駅から北東に約300mの「やぶ」は、なぜか、かつ丼セットが人気の街の蕎麦屋です。味がいいのか蕎麦というよりも丼物に人気があります。なぜ蕎麦屋にかつ丼がつきものか。

それはかつ丼のつゆにそばつゆを使って独特の風味があるからです。カレー丼も出汁が効いています。「やぶ」と言えば江戸の三大老舗蕎麦屋の「藪蕎麦」を思い浮かべますが、なんらかの関連があるかはは不明です。

JR吉祥寺駅から南東に徒歩約10分の「しなのや」は「何でもある」という表現がぴったりの定食屋的蕎麦屋です。ラーメンが人気という点からも蕎麦屋と言っていいか疑問になります。

ミックスフライ定食、しょうが焼定食、野菜炒め定食に至っては蕎麦屋ではまず見ないメニューです。何でもあるので出前の注文が多く、その注文から発展したメニューも多くあります。それでもカツ丼とそばのセットは人気のようです。