【保存版】大森でそばならここ！元日本橋在住者おすすめの15選【コスパ◎・老舗・リーズナブル・リッチなお店など】

京急大森海岸またはJR大森駅から徒歩10分の「布垣更科」は、「藪」「砂場」とならぶ江戸老舗蕎麦御三家「更科」の一門です。「更科」を名乗る蕎麦屋は多く存在しますが、直系の「一門」と他人だが合意のもとに「更科」を名乗る「一門外」、そしてなぜ名乗っているか不明の店にわかれます。

「布垣更科」は4軒しかない「一門」の一つです。著名な老舗で御前更科という真っ白な更科蕎麦を出します。そばつゆも御三家特有の辛いつゆです。

京浜急行大森町駅から徒歩2分の「もりいろ」は4年連続ミシュランのビルグルマンに掲載されている名店です。店構えも店内もおしゃれで清潔感があり接客もそつがないと言えます。蕎麦は産地の違う蕎麦粉を使った二種盛りが名物です。

しかも日によっても産地が違います。蕎麦にこだわりがないとここまでできません。しかも二種の蕎麦は微細な細い蕎麦と太い田舎風の蕎麦です。いずれも香りが十分でそれぞれの良さがでています。

JR大森駅より南に徒歩6分の「そ 満蔵」は、カウンター席が8席だけの和風のこじんまりした蕎麦屋ですが、純粋に蕎麦が美味しいと評判。注文して待っていると奥で、蕎麦を切り音がするというのはオツなものです。

蕎麦は手打ちの細めの二八蕎麦で、もっちり感があってコシがあるというのは名店の証拠。大盛を頼んだら二枚に分けて出てきます。蕎麦は1回に多く茹でると鍋のなかでうまく泳がず、切れたり、茹でたりなかったりするからです。

京浜東北線大森駅から北東に徒歩5分の「いさ美庵」は、近くの江戸老舗蕎麦御三家「布垣更科」で修行をした店主が営んでいるとのことです。店構えも趣があり、リーズナブルなお値段で本格的な蕎麦や天ぷらがいただけます。

蕎麦は手打ちの田舎蕎麦で太めですが、流石にしっかり香りもあり喉越しもいいです。かき揚げも「布垣更科」に似てふんわりしています。サラリーマン向けの「布垣更科」と言ったところでしょうか。

京急の大森海岸駅の西100mと駅近の「松登久　本店」は明治創業の料亭「松浅」さんから大正11年（1922年）に独立した老舗蕎麦屋です。「松登久」も西馬込、池上や厚木などに暖簾分けしています。

外観は歴史を感じる趣のある店構えですが、店内は時代ととも変化したのか庶民的雰囲気です。壁にかかった値段表示のないくすんだ品書きが面影を残しています。現代風に蕎麦と丼のセットもありますが、蕎麦はこだわりの中太で更科系です。

JR大森駅から南に徒歩約9分の「山王 ひろそば」はお酒を飲むための蕎麦屋といってもいいでしょう。というのも隣は平林酒店で、店名からして何か関係ありそうだなと思えば酒店の息子が営業している蕎麦屋といううことです。

蕎麦は信州安曇野産の蕎麦で二八蕎麦と数量限定ですが十割蕎麦を出します。コシがあり細すぎない蕎麦です。酒屋直営ですので、お酒と酒の肴には自信があり、お客様は飲みながら和やかに語らっています。

JR大森駅から南に徒歩3分の大森銀座商店街の一角にある「柏庵」は店内も広く木の温もりがありメニュー豊富な本格蕎麦割烹です。特に日本酒の品揃えは豊富で、日本酒好きには重宝します。

蕎麦は長野県蓼科産の蕎麦粉を使った細切り、つゆは枕崎のかつお出汁とのことです。つゆは少し辛口になっています。ランチも豊富で、メニューがA4サイズで2枚におよんでおり、大半が1000円以下と店の雰囲気の高級感に反してリーズナブルです。

大森駅から北に約300mの「更科山王 一力」は、元は「更科」という直球の名前でした。近くに江戸老舗蕎麦御三家の「更科」の直系の「布垣更科」がありますが「更科山王 一力」は直系の4軒にはありません。

そばの実の中心を使う蕎麦粉としての普通名詞として採用しているかも知れませんが1935年（昭和10年）創業というのは驚きです。国産のヌキ実を石臼で挽く自家製紛の二八がいただけます。辛味大根おろし蕎麦が人気です。

JR大森駅から南に徒歩約7分の「入新井 愛知家」は創業昭和8年の老舗蕎麦屋です。「そば老舗」という看板もあります。日本庭園風のエントランスには京都によくある犬矢来もあり高級割烹のような雰囲気です。一見さんが入りにくそうですが、店内は庶民的。

メニューは単品が1000円以上でセットものが1000円以下という不思議な設定で、松竹梅の3種。梅は温かい蕎麦と冷たい蕎麦という珍しいセットです。細目の蕎麦は自家栽培とのこと。