【保存版】赤坂でそばならここ！元東京在住者おすすめの15選【老舗・リーズナブル・個性派そばなど】

東京メトロ千代田線赤坂駅前で赤坂TBSの近くの「室町砂場　赤坂店」は、徳川家康が江戸城を築城したころに大阪から江戸の糀町（現・麹町）に移転した「砂場」からのれん分けした「室町砂場」のさらに支店です。

「室町砂場」は明治2年、「室町砂場　赤坂店」は昭和39年に創業しました。「室町砂場」は天ざる、天もりの発祥の店です。といってもかき揚げをそばつゆにつけて提供されます。「ざる」と「もり」は蕎麦の種類の違いです。

江戸の老舗蕎麦屋の御三家といえば「藪蕎麦」「砂場」「更科」ですが、「東京赤坂 やぶそば」は「藪蕎麦」の本店である「かんだやぶそば」の正式なのれん分けの店です。

創業は2018年と新しいですが、藪蕎麦の技を引き継いでいます。赤坂Bizタワービルの高級レストラン街にありますが店構えは老舗感のない明るい雰囲気です。ランチ向きに蕎麦懐石が人気で、そばがき、蕎麦寿司、せいろそばの3種類の蕎麦の食べ方を体験できます。

東京メトロ赤坂駅から赤坂見附駅方面に徒歩4分の「観世水」は日本のそば百名店に選ばれている名店です。「観世水」の看板メニューは何といっても「三色もり」でしょう。

器の上に少しづつ3種盛ってあるわけではなく、順番に3種類でてきます。まず季節の変わり蕎麦です。例えば6月はゆずやしそを練りこんで星のように現れる柚子切り又はしそ切りが出ます。それから細打ちの二八蕎麦、最後に太打ちの田舎蕎麦です。

赤坂駅と赤坂見附駅の間に位置する「紗伽羅（さがら）」は柚子切りやしそ切りがあるので、まさかと思えば「観世水」の系列の店でした。「観世水」は水が渦巻く様のことで「紗伽羅」は水の守り神だそうです。

もちろん細打ちの二八蕎麦、太打ちの田舎蕎麦もあります。また地下にある「観世水」より広さを感じ、天井も高く明るい雰囲気です。「観世水」は蕎麦が主体ですが、「紗伽羅」は天ぷらが評判で、天丼などのご飯ものもあります。

地下鉄赤坂駅1番出口を出て一ツ木通りを1分ほど行ったところにあるのが、へぎそばを出す「一真」です。かつては「きなせや」という店名でしたが改名しています。

新潟名物のへぎそばは蕎麦のつなぎに小麦粉を使わず布海苔を使うという珍しい蕎麦で、普通の蕎麦と違って食感が独特です。「へぎ」とは蕎麦を盛る木の器のことで、蕎麦は戸隠そばのように少しの量の蕎麦をひねって並べていきます。女将が仕切る落ち着いた蕎麦屋です。

おしゃれな店が入る赤坂見附駅からすぐのプルデンシャルプラザに店舗を構える「Soba & BAR An」はかつてタレントのジローラモが出していた店ですが、その店を蕎麦屋にしました。

店の雰囲気は全体的にモダンですがメニューは和風です。名物は「包み沖縄豚しゃぶ」で、宴会コースもあります。かつ丼と蕎麦のセットも人気です。こだわりの蕎麦をいただくというよりおしゃれな雰囲気を味わう店になっています。

赤坂見附駅降りてすぐの東京ガーデンテラスに入っている「手打ちそば そばしき 紀尾井町店」は石臼挽の本格手打ち蕎麦をいただける比較的新しい店です。

店内は綺麗で落ち着ける雰囲気になっています。冷たい蕎麦、温かい蕎麦、それぞれの季節限定版、名物そば、焼き鳥、天ぷらなど何でもありますがお店の一押しは和牛つけ汁そばです。蕎麦の上にすき焼きのような和牛とネギが乗っていて、それらを絡めてつけ汁につけていただきます。

赤坂見附駅から青山通りを少し渋谷方面に行ったところにあるのが豊川稲荷東京別院です。ちなみに神社ではなく曹洞宗のお寺で、多くの著名な芸能人が奉納したことを示す提灯がぶら下がっています。

この境内にある土産物店であり休憩所なのが「菊家」でどちらかというと茶店で、お菓子がでますが、おでんもあり蕎麦もあるということです。お稲荷さんなのできつねそばがよく出るそうですが、関西風の出汁を使っています。

「一茶そば」は国会議事堂前の蕎麦屋です。お客様の大半は国会議員か国家公務員という異色な蕎麦屋。蕎麦のうんちくを語る以前に食べられればいいというほど忙しい店だとのこと。

国会見学の一般の人も利用できるそうですが、12時前に行くのがこつで、12時を過ぎると国会議員が押し寄せます。人気メニューは大盛そばで、なんと310円。かけそばにコロッケと玉子でも370円ですのでまるで社員食堂です。